第112話 天才哲学者マルクス・ガブリエルの「論理資本主義」とはなんなのか
この動画を見てびっくりしました。
「天才哲学者マルクス・ガブリエルが語るコロナ後の未来と倫理【報ステ×未来を人から 完全版】【未来をここから】【Markus Gabriel】」
この方は天才哲学者だそうで、ドイツ人(しかも近郊のBonnの教授)なのですが、この方の話の一つ一つが大変腑に落ちるものだったからです。
この中から、名言と思ったことを書き出します。
「富とは単に稼ぐということではなく、善いことをする可能性と考えるべきです。そして富とは富を共有する可能性、そして他者のために善いことことをする可能性です」
「数十年生き残る会社にしたいなら論理的に善い行いをするかどうかにかかっている、そしてそれが結果的に利益を生みだすのです」
「そのために倫理アドバイザーが企業には必要で、倫理アドバイザーは利益を上げることが目的です」
「例えばオリンピックでも政府も国民も説明義務を果たすことが民主主義の根幹であり、片方だけが得をする結果を支持したというのであれば、それは民主的リーダーシップが著しく欠如しているということです」
「普遍的な倫理に基づいて行動するために、人類はもっと連携するべきですが、残念ながら現在人類は提携が不十分で、多くの分断が生まれています」
「今はワクチンに関して全ての知識を共有できるか否かにかかっています。なぜならワクチン接種はロックダウンより民主主義的制作だと思うからです」
「そして民主主義はそれほど悪いものではありません、世界で最善なワクチンはドイツとアメリカで開発されたと思います。誰が開発したのか、(共産党の)中国ではありません。そう考えると共産党の独裁主義が民主主義の国よりコロナに上手く対処したとは言えません。(なので中国がコロナに上手に対応したと言っているのは)単に中国のプロパガンダです」
「他者が何を必要ということを理解できる感受性が育てば、近代社会で健康に生きる私達が、恵まれていない人々を助けることができることに感謝できるようになるでしょう」
「彼らは(貧困で苦しんでいる人達)単に悪いことが起こり貧困に苦しんでいる人達で、制度的な貧困層です。彼らは怠けているわけではなく、原因は制度にあります。私達はただ単にラッキーだっただけです。私は20世紀にドイツ人家庭に生まれ、それはただ単にラッキーなことだった。だから私達はラッキーじゃなかった人達に貸しがあると理解すべきなのです。そして彼らがラッキーだと思える、幸せになるための環境を私達は提供するべきなのです」
「若い世代には会社や家族、民主的なリーダーに善いことをするように頼んでほしい。若者は未来のために戦わないと、未来の多くが失われるでしょう」
「そして世代を超えた平和を実現するためには、若者が声をあげて大人たちに善い行いをするよう訴えなければなりません。そして権力者に若者の善行、関心事、そして洞察力を抑制させてはいけません」
この方の指針は
「富の分配を論理的価値の判断で行うということでより良い社会を作る」
ということでベストセラ-になった本も是非読んでみたいと思いますが、世界でくだらない覇権争いをし続けるのなら、地球は本当にいつか崩壊してしまうのは間違いないでしょう。
そしてそれは国だけではなくて、個々の個人が、自分の事だけを考えたとしても、やはり世界崩壊の兆しは一層強まるということなのでしょう。
今回本当に、脳天にガーンと強く衝撃を受け、また最初から最後まで非常に腑に落ちたお話の内容でした。Youtubeで見られますので、ご興味ある方は是非一度御覧ください。
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