第111話 歴史的な大災害ードイツ西部の洪水

一昨日主人とダンス教室へ行こうとしたら、うちの息子達に

「21時には帰宅した方が良いよ」と言われました。

夏休みだというのに、ダンス教室は水曜日と土曜日以外は毎日レッスンがあって、木曜日は通常は18時から22時までなんです。


それでよく聞けば、うちの町は何箇所か昨夜避難勧告指示が出て…というのは大雨で川の氾濫を防ぐために放流がされることになり、水がマルクト広場まで来るだろうということだったのでした。

息子達は情報量が多いので21時から放流が始まると知っていたようでした。


ダンス教室へ行き、先生に話すと

「いや大丈夫じゃないか」と最初は言っていましたが、レッスン中に先生の奥さんのお母さんやお兄さんからも電話が入り、お母さんの家の地下は浸水し、避難勧告の受けた地域に住んでいるといことで家を退去しなければならない状態になったというようなこともわかり、その上浸水被害があると予報されていいるマルクト広場からそのダンス教室も500mくらいしか離れていないですし、ダンス教室は地下にあるし、と言うことで、先生も顔色が変わってきて、結局ダンスは21時で切り上げ、全員帰宅となりました。


ドイツの家というのは地下がある家が多いのですが、、家に帰宅して長男と話していると、避難勧告を受けた家というのは地下のみならず、1階部分の浸水の可能性もある家ということで、避難しなければならなかったようです。


我が家も心配ではありましたが、ネットで公表された浸水予想地域を見ると、浸水の可能性のある場所からは3kmくらい離れていて、またその間には国道と広大な草原もあり、そもそもうちの村までたどり着くこともなさそうだということで、一応ほっと胸をなでおろしました。


昨日朝起きて家と村は被害がないとわかり、用があって町まで行きましたが、町のほとんどの部分も通常と全く変わりありませんでしたが、ルアー川に近い西側の地域は一部閉鎖され、地下に浸水した家から水の撤去作業でホースで組み上げている家を何軒かは見かけました。また町に直結しているアウトバーンも現在閉鎖になっています。


ですが、昨日午後には市長さんからうちの町の回避されたと宣言がでました。

一応これ以上の被害はでないということらしく、本当に良かったです。


それにしてもドイツでは100名以上の方が亡くなったそうで、通常このような自然災害は少ないドイツにおいて、本当に歴史的な大災害でした。


亡くなられた方のご冥福と、被害に遭われた方はもちろん、救助作業をしている方達の安全を祈ります。

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