第67話 ジョ-ク - 世界のHamsterkäufe買いだめ傾向
今日は先週ドイツの Whats App (LINEのようなもの)で流れてきた、少しクスっとできる(かもしれない?)ドイツのジョークをご紹介したい。
世界の Hamsterkäufe 買いだめ傾向
USA : Medikamente und Waffe アメリカ : 薬 と 銃
Italien : Zigaretten und Grappa イタリア : タバコ と グラッパ(食後酒)
Frankreich: Kondome und Rotwein フランス : 避妊具 と 赤ワイン
Holland: Haschishi und Käse オランダ : ハシシ(大麻)と チ-ズ
Schottland: Whisky スコットランド : ウィスキー
Deuschland: Klopapier und Mehl ドイツ : トイレットペーパー と 小麦粉
最後に Ich bin im falschen Land! と書かれているのでドイツ人が書いたもののようである。
この意味は「私、間違った国にいるわ」という意味なのだが、こんな非常事態に、どこでも同じ 「トイレットペ-パ- と 小麦粉」だなんてなんてつまらない国なんでしょう、と、いった意味である。
それにしても面白いのはオランダの"大麻"である。
2週間くらい前、買いだめに走るオランダ人の様子をTVで見たのだけれど、本当にコ-ヒ-ショップ (Coffeeshop) に行列ができていてびっくりしたのを覚えている。
皆さんも御存知のように、オランダではドラッグの一定の量の販売と所持が許可されていて、Coffeeshopというのは皆そこで合法的に麻薬を買うことができるという小売店なのである。
"チ-ズ"というのも頷ける。
ドイツにもチ-ズはあるのだが、オランダ産のチーズというのは本当に特にすごく美味しいので、オランダ産チ-ズはドイツでも人気が高いくらいだ。
あとはフランスの"避妊具"だろうか。
これはフランスで働いていたアルゼンチン人の女性に聞いたのだが、彼女はフランスで働くのは本当に大変と言っていた。
なんでも上司や同僚などからセクシャルな関係を求められることが多く、それをかわしながら職を続けるなければならなくて、実はそれがとても面倒だということだった。
フランスも思いの外セクハラが多いので「女性の人権!」など、よく運動しているのだろうか?
あるいはその彼女が特に魅力的な女性だっただけなのか、フランスに住んだことがないのでその点は全くよくわからない。
でもこの中で一番頷けるのはやはりアメリカの"銃"だろう。
これは言わずもがな。
"薬"も安い中国製に頼っていたのだろうから、本当にアメリカも心配だと思う。
このジョークはドイツ人はじめ、私の色々な国から来た友達に転送すると概ね好評で、皆、笑いマークをたくさんつけて返してくれている。
それで先日もここで出てきた、イギリス人、ロシア人、ドイツ人と私の四人のグル-プチャットに送り、送りついでに聞いてみることにした。
「あなた達の国はどうなの?」 と。
イギリス人の友人曰く、イギリスでは
「紅茶とクッキー」とのこと。
ロシアは「ウォッカ?」と3人で勝手に盛り上がっていたら、その可愛らしいロシア人のダンスの先生は少し気を悪くしつつも
「ううん、トイレットペーパーと蕎麦(カーシャというロシアの名物)よ」と生真面目に反論していた。
彼女以外は私達はみんなおばさんなのだが、彼女だけはまだ20代中旬なので、大変初々しいのである。
なんでもロシアは蕎麦消費量が世界一なんだそうで、知らなかったのでびっくりした。
ついでにハンガリ-人の友人に聞くと
「小麦粉とイ-スト菌」(彼女も生真面目さん)
友人のル-マニア人のご主人は
「ツイカ(プラムの発酵と蒸溜によって造られたルーマニアの伝統的なアルコール飲料)」
ポ-ランド人の友人は
「人生のもう半分以上ドイツに住んでいるからもうわからない」
トルコ人
「ラク(「獅子の乳」と呼ばれるアルコール度数は45パーセントから50パーセントで、前菜と一緒に飲まれる食前酒)」
と、皆それぞれだったが、私が聞いたルーマニア人とトルコ人は男性だったので、お酒が出てきたのだろう。
女性に聞いたらまた違った答えだったろうし、逆にイギリス人、ロシア人、ハンガリ-人も男性なら違う答えになったかもしれない。
さて私達日本人はやはり「日本のお米とお醤油」になるだろうか。
皆さんどう思われます?
でもこれも本当は優等生的な答えでつまらない。
ドイツも最後のオチがドイツではなく、外国人が自分の国を最後のオチに使う場合の答えなら、ドイツの買いだめは本当は「ビールと黒パン」になっただろう。
なので、もし日本を一番最後の持ってきて、このジョークのオチにする場合は
「日本 : 周りの人が買うものを見て自分も同じものを買う(周りに合わせるのが一番大事な社会だから)」とした方が、少しひねりが効いて面白くなるかもしれない。
暗いニュースが続く中、笑ってもいけないかもしれないが、ドイツではどんな時もよくこんなジョ-クが必ず誰かから、まわってくる。
コロナウィルスの悲しい話はよく聞く最近なので、今日は少し違うタイプの話にさせてもらった。
少しはクスッとしてもらえたら嬉しい限りです。
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