第58話 コロナ騒動 ドイツもついに学校閉鎖

今日、お昼過ぎにドイツも来週から学校は休校になるとわかり、とてもびっくりした。

…というのも今朝フランスで来週から学校が閉鎖になると聞いて、

「フランスも大変だなぁ、でもドイツはなりそうにないなぁ」と思っていたばかりだったからだ。


なぜそんな風に思っていたかと言えば、うちの次男の行っている隣町のD町の学校がわずか2日前に、学校閉鎖はしないと決定したばかりだったので、まさかわずか2日の間に事態が急変するとは思ってもいなかったからなのだ。

死亡者が出たH市の学校はすでに2週間以上の閉鎖でも、うちの町は未だにまだ0名、うちの隣のD町もわずか6名ということで、うちの町と隣の町は学校閉鎖はなさそうと考えていたのである。


それがいきなりの今日のお昼過ぎに、NRW州全体での学校閉鎖になり、なんとイ-スタ-休暇明けの4月19日まで1ヶ月以上の休みになってしまい驚いた。

ただ来週の月曜日と火曜日まではまだ子供は学校へ行くことができるということだが、うちは一番下の三男が13歳なのでなんの問題もないけれど、子供が小さい家で共働きの家(ドイツは共働きの家が圧倒的に多い)誰が子供の面倒を見るのか考える時間が必要になるのだが、今日ラジオのニュ-スではおじんさんやおばあさんはコロナのリスクが高いので、孫の面倒は見ないほうが望ましいと言っていた。

でもそうしたら誰に子供の面倒をお願いすれば良いのだろうか?

この突然のニュ-スに途方にくれている家庭がかなり多いに違いない。


また学校だけではなくて、当然のことながら市民学校(ドイツにはVHSという市民が安く勉強できる色々な講座あり、色々な語学なんかもそこで勉強できる)、三男の通っている空手クラブも閉鎖になってしまった。


ドイツ国内はNRW州だけではなくて、友達が住んでいるドレスデンでもそうなったらしく、Mecklenburg Vorpommern州のみが学校閉鎖をしない以外はドイツ国内ではどの州も閉鎖になったのだとか。

ドレスデンはそれほど感染者が多い地域ではないということだが、おとといくらいのニュ-スではメルケル首相が、ドイツ国民の60%から70%が感染する可能性があると言い、今日現在の感染者はついに3000人を超えたとのこと。

さすがのドイツも本当に危機感を感じているということなんだと思われる。


来週の中旬からはベルリンではすべてのクラブ、バー、パブは閉鎖され、多くの都市が文化的なイベントをキャンセルし、 多くのプロスポーツリーグでのプレーが停止になり、隣の国ベルギ-でも今夜から4月3日までカフェやレストランもクロ-ズするとのこと。

フランス、ドイツ、ベルギ-、ルクセンブルグでも学校は閉鎖になってしまった。


イタリアでは今日1日で250名の方が亡くなられ、このコロナ騒動は学校閉鎖で本当にいくらかは治まるのか心配である。

でも専門家からのなんの進言もなしにこういうことにはならないと思うので、今はとにかく嵐が過ぎ去るのを待つしかない時期なのだろう、色々と不安ではあるが。。


長男の友人は今日トルコ旅行から帰国しようとしたら飛行機がもうドイツへ飛ばなくなってしまい、今はいつドイツへ帰ることができるかわからない状態に。

まさに明日のことは全く予想もできない状況になってきた最近のヨ-ロッパ事情なのである。

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