Chapter 24 初めての愛撫
アナスタシアのいない隙にルキナを部屋に連れ込んで裸にしたのはいいんだがなんだかルキナが騒いでいる。面倒くさいな。そんな事をしていたらアナスタシアが帰ってきてしまうだろう。俺はこのヴァンパイアガールの胸を揉みしだきたいんだ。それどころかアナスタシアと違って合法的に女の花園まで手を伸ばしてもいいというお墨付きまでもらっているのだ。多分指を入れてもオッケーなはず。汚れを取らなきゃいけないんだから中までしっかり洗わないとな。決していやらしい気持ちなどないぞ。よし、さっさとルキナの話を終わらせよう。ルキナは結構卑屈だからな。さっきから妙にネガティヴだし。それにキレカワフォームの俺もウザい。御主人様って呼ばせればいいものを名前で呼べとか阿保な事をいいやがったし。やっぱ一日でも早く竜神様と会って俺を男に戻してもらわないと。
「どうしたのルキナ?そんなに驚いて。」
「だ、だって…!?奴隷の首輪取っちゃったんですよ…!?」
「うん、取っちゃったね。」
「と、取っちゃったねって…!!それじゃ私の事を奴隷にしておけませんよ…!?」
「いや元からルキナを奴隷にするつもりなんかないし。」
「えっ…?それはどういう…?」
「とりあえずさ、お風呂場行こうよ。ルキナも身体気持ち悪いでしょ?」
「いや…今はそんな場合じゃ…」
「ほら、行こ。」
俺はルキナの手を掴み風呂場へと無理矢理連れて行く。マジでモタモタしてるとアナスタシアが帰ってきかねん。いや別にアナスタシアにバレたからどうって事はないんだが、なんか気まずいしな。
「それじゃそこの椅子に座って。髪から洗うよ。」
「……。」
なんな黙っちゃったぞオイ。奴隷解放宣言したからってまさかのイキナリシカトか?やっぱ首輪外すのは早まったか?もしここでフェードアウトするなら金貨2枚分の元はとらねば。少なくとも処女ぐらいは頂いておかないと。
「じゃあシャンプーつけるよ。目瞑っててね。」
まあしゃあない。髪は洗ってやらんとな。明らかに霞んでるし。当分風呂も入らなかったんだろう。俺は超潔癖だから風呂に毎日入らないと発狂しちゃうからな。姫なら絶対ストレスだったに違いない。それは可哀想だもんな。
「相当髪も洗えなかったんだね。パッと見じゃわからなかったけど脂が凄くて泡立たないや。まず一回流しちゃうね。ちゃんと目を瞑っておくんだよ。口もね。」
俺はシャワーでルキナの髪についた泡立たないシャンプーを流す。そしてすぐさま次のシャンプーを手の平に乗せ、泡立てながらルキナの髪に馴染ませる。
「うん、泡立ったね。それじゃ痒い所あったら言ってね。」
「……リンさん、先程の話の続きです。奴隷にするつもりがないというのはどういう意味ですか?」
しつこいぞルキナ!俺は強制的に言う事聞かせるのは嫌いなんだ!ただそれだけだ!アナスタシアが帰ってきちゃうだろう!いいからさっさと揉ませろ、挿れさせろ。
「そのままの意味だよ。」
「ちゃんと話して下さい…」
「本当にそのままの意味なんだよ。ちょうどさ、ルキナが檻に入れられてヴィルトシュヴァイン王国に連れて来られた所を見ちゃったんだよね。で、その時のルキナの顔が真っ青でさ。それを見て思ったんだ。なんとかしてあげたいなって。」
「……。」
「私は正義の味方ではないから困っている人を全員助ける事は出来ない。助けようとも思わない。でも、ルキナは助けたいなって思ったんだよ。」
俺の第三夫人にしたいからな。
「……私は亜人なんですよ?人族から見れば劣等種なんですよ?私に…金貨2枚の価値なんて…ありませんよ…」
「私にはあったんだよ。例え全財産を失ってでもルキナを助けたよ。」
俺の第三夫人にしたいからな。
「泡、流すから目を瞑ってね。」
俺はルキナの髪についた泡をシャワーで流す。綺麗に流したし、そんじゃそろそろお楽しみといきますか!って思ったらルキナが顔を両手で抑えて嗚咽を漏らしている。うわぁ…なんだよ、やめてくれよ。イベントを進行させてくれ。こんな泣いてるのに身体洗えないじゃん。泣いてるのに身体触ったら絶対怒るじゃん。女ってそういう生き物だってネットで見たもん。やばい。早く泣き止ませよう。アナスタシア帰ってくる。
「ルキナ?どうしたの?」
「私ッ…!!リンさんにそんなに優しくしてもらう資格なんてないんですッ…!!」
…めんどくさいなぁ。
「落ち着いて話してみてよ。ゆっくりでいいから。ルキナの話、ちゃんと聞くからさ。」
おい、余計な事を言うなよ。キレカワフォームの俺よ、お前も俺なんだから少しは俺の気持ちも考えろよ。ただでさえ俺は女になって不自由してんだから胸ぐらい揉ませろよ。指ぐらい挿れさせろよ。
「私ッ…!!何にも出来なかったッ…!!何にもしなかったッ…!!ギュルテルティーア帝国に攻められてるのに何にもしなかったッ…!!みんな戦ってるのにッ…!!みんな命を落としてるのにッ…!!ただ自分可愛さに逃げたのッ…!!死ぬのが怖くてッ…!!恐ろしくてッ…!!最低の腰抜けなんですッ…!!王族としての務めも果たさずにッ…!!ただクローゼットに隠れていたんですッ…!!私なんかッ、誰かに優しくしてもらう資格なんてないんですッ…!!」
……なんか話が重いんですけど?だってそれはしゃーなくない?俺だって逃げるよその状況なら。劣勢で戦っても無駄死にするだけ。それなら再起を図ったほうが利口だろ。
「それってさ、ルキナが自分の意思で逃げたの?最初から逃げる事しか考えなくて速攻でクローゼットに隠れたの?」
おい馬鹿。余計な事を言うなって。自分の意思で逃げたに決まってんだろ。追い込むような事を言うなよ。そんな事ないよー、って女特有の薄っぺらい言葉でフォローしとけばいいんだよ。
「……違います。戦争が始まり、オロオロしていた私に父様や母様、兄様たちが私に逃げろと御命じになられました。それでもみんなを置いて逃げられないと思い、何をすべきか考えていると侍女に連れ出され自室のクローゼットに隠れさせられました。」
「その時にみんな怒ってた?」
「……いいえ。私が侍女に連れ出され、部屋から出て行く時に家族は皆笑顔でした。そして、侍女もクローゼットを閉める時に私を笑顔で見ていました。」
「それってどうしてだと思う?」
「……わかりません。」
「きっとみんなはルキナに生きていてもらいたかったんだよ。」
「そんな事はないッ…!!あるわけないッ…!!みんなと一緒に最後まで戦って欲しかったはずですッ…!!」
「ルキナの性格をわからない家族なんていないよ。それに侍女の人もルキナの事はよくわかっている。争いに向かないってちゃんとわかってたんだよ。だからみんなルキナだけは逃したかった、生きていて欲しかった。そう思っていたんだよ。ルキナの幸せをみんなは願っていた。」
「そんな……そんなわけ……」
「あると思うよ。親が娘の事を、兄が妹の事を、思わない訳がない。ルキナはそんなご両親だと、お兄さんたちだと思っているの?」
「そんな…そんなわけ…あるわけないじゃないですかぁ…父様も、母様も、兄様たちも、ミレーアも、みんな優しい…みんな優しいんです…!!」
ルキナが子供のように泣きじゃくり始める。いや、なんなのこのキレカワ。スゲーカッコいいんだけど。俺がエロい事しか考えてないみたいじゃん。最高に俺、惨めなんですけど。
「逃げる事は悪い事じゃないんだよ。誰だって痛い事や苦しい事は怖いんだから。その事を誰も怒ったりはしないよ。もう自分を責めるのは終わりにしよう。ここで全部吐き出しな。私がルキナの全部を受けとめるから。」
そう言って俺はルキナを抱き締める。ルキナは火がついたように泣き始める。いやね、胸の感触とかは腹にきてるけどそんな中学生がドキドキしちゃうレベルのイベントはいらないんだよね。俺は揉みたい、挿れたい、な訳よ?流石にここで揉んだら殴られるよな?指挿れたら殺されるかもしれん。早く泣き止んでくれねーかな。
って思ってたらガッツリ30分ぐらい持ってかれた。やべえよ…絶対そろそろアナスタシア帰ってくるよ…もう夕方だもん…美味屋がパブになる時間じゃん…絶対あのアル中猫耳女、酒の匂い嗅ぎつけてくるよ…
「……ありがとうございました。もう大丈夫です。」
ルキナはそう言って俺の胸から少しだけ離れる。クソ…これで俺が男の体だったら絶対今からセックス出来る流れなのに…!!
「泣きたくなったらいつでも私の胸に飛び込んで来なよ。ルキナ専用に空けておくから。」
お前さ、よくそんなセリフ普通に言えるよね?自分なんだけど尊敬するわ。俺の人生でそんな事なんか言った事ないもんな。寧ろ俺レベルのブサメンがそんなセリフ吐いたら女子どもにキモがられるどころか焼き討ちに合うだろう。
「……そんな事言われたら私、リンさんの事、好きになっちゃいそうです。」
まさかの百合属性持ちかよこのヴァンパイアガール。うーん、これはどうなんだ?今はエロい事出来そうだけど俺が男に戻ったら気持ちが離れてしまうのではないだろうか。
「あれ?私はルキナの事好きなんだけどルキナはまだ私を好きになってくれてないんだね。悲しいな。」
黙れキレカワ。お前そのうち俺の身体を乗っ取るつもりじゃないだろうな。これって実際俺の感情部分ってどうなってんだろ。二重人格的なものなのか、それとも最適なセリフに自動変換されているのか。キレカワフォームと会話が出来ない時点で二重人格は薄いかもしれないがキレカワが俺をシカトしてる可能性もある。とりあえず今は害がないから放っておくが、俺に牙を向けばどうなるかわかってるだろうな?
「……本気にしちゃいますよ?」
「私は本気だよ。」
「……リンさんの事好きになっちゃいました。」
「そうなんだ。」
「……はい。」
百合じゃん。
「私、リンさんの奴隷のままでいいです。お風呂から出たら首輪付けてください。」
まさかのM属性持ちかよ。マゾっ子百合とかもうド変態じゃん。このヴァンパイアの姫様とんでもねーな。
「そういう事はしたくないよ。私はルキナには自由でいて欲しい。」
「でも…!」
「このタイミングで言うの狡いんだけどさ、聞いてもらえるかな?」
「なんですか…?」
「私ね、パーティーメンバーを探してるんだ。」
「パーティーメンバー…?ハンターや冒険者をする時に作る集団のパーティーの事ですか…?」
「うん。それでね、遠距離から攻撃出来る人を探しててさ、ルキナをメンバーにしたいんだ。ダメかな?もちろん強制はしない。嫌ならやめたって全然構わない。その時には生きていくのに十分なお金を渡して解放する。だから本心で決めて欲しい。」
「……私、臆病ですよ…?」
「私が側にいるよ。」
いや、お前がヴァンパイアガールの側にいたんじゃあんまり意味なくね?アナスタシアとルキナを守るんなら寧ろ負担増えてるよね?
「それに…私はそんなに強い魔法はまだ使えません…個人ランクがそこまで高くないから中級魔法しか…」
「大丈夫だよ。強い魔法が使えるからルキナを誘ってるんじゃない。ルキナが欲しいんだよ。」
お前それナチュラルにやるのやめない?ルキナを百合で固めると本当に俺が男に戻ったら離れてきそうなんだけど。
「リンさん…。リンさんと一緒にいてもいいですか…?」
「もちろん。それじゃよろしくねルキナ。」
「はい…!よろしくお願いします…!!」
……まあいいか。とりあえずルキナを仲間にするのは成功したわけだからこれでこのヴァンパイアガールと色々やり放題だ。仮に戦闘力が低くても顔面偏差値は限界突破しちゃってんだから差し引きでプラスもプラスよ。
さてと、それじゃさっそくお楽しみタイムといきますか。
「それじゃ続きしよっか。顔洗うから目を閉じてて。」
「はい。」
目を閉じたのでマジマジとルキナを観察するがやっぱりクソ可愛い。ヴァンパイアってのがまたいいわな。他種族でハーレム組むのもいいかもしれん。
俺は洗顔フォームを泡立ててルキナの顔を払う。随分と汚れてたからな。土下座して額を擦り付けてたわけだし。アレは絶対やめさせよう。もうしないとは思うけど。土下座は全然興奮しない。三つ指ついてお出迎えは興奮するけど土下座は萎える。そういう趣味はない。
シャワーでルキナの顔を洗い流して完了だ。頭部はこれでスッキリだな。
「目を開けていいよ。じゃあ次は身体を洗おうね。」
「はい。」
ふむ。ルキナ君は素直なのがいいね。アナスタシアみたいに恥ずかしがるのも興奮するが、言いなりなのも興奮する。属性被りじゃないのが最高だね。
俺は手の平にたっぷりとボディーソープを垂れ流す。ローションのように垂れ流す。さて、それじゃやりますか。
「それじゃ綺麗にしようね。」
「はい。」
俺はルキナの背後から抱きつくように身体を洗い始める。先ずは左腕から。両手で包み込むように指先から腋の下、肩のラインをいやらしく滑らす。ルキナがピクッと身体を震わすが俺は気にせず右腕へと進路を進める。それが終わると首元に手を向かわせ、奴隷の首輪が付いていた跡や錆があるので搔き消すように丹念に洗う。そして、お待ちかねの胸だ。俺は顎をルキナの左肩に乗せ抵抗出来ないようにロックをし、少し荒っぽくルキナの両胸を揉みしだく。アナスタシアより少し小さいが柔らかくて最高の揉み応えだ。ルキナが少し甘い声を堪えているのが俺の興奮を煽ってくる。我慢出来ない俺は、親指と人差し指でルキナの乳首を弄る。
「…んっ…♡んんっ…♡」
ルキナが明らかに感じている。足を落ち着きなくくねらせ、両手は俺の手を掴んでいる。日本でエロ動画見てた時にあったシーンと同じだ。
「どうしたのルキナ?苦しそうな声出しちゃって。具合悪いの?」
俺はルキナに意地悪なことを言って言葉責めをしてみる。
「リンさん…♡なにか…変です…♡なんだか変なのっ…♡」
「へぇ、そうなんだ。それは大変だね。」
俺はルキナの耳元で囁くと、そのままルキナの耳たぶを軽く吸い、甘噛みをする。
「あぁん…♡だめぇ…♡」
ふむ。ルキナは耳が弱いのか?それとも吸われるのが弱いのか?
「ダメだよ、そんな淫らな声出しちゃ。」
「だ、だって…リンさんが…」
なんだルキナ、口答えするのか?随分と態度が悪いじゃないか。これはお仕置きをしなくてはならないな。今日はそこまでするつもりは無かったのだが火がついてしまった以上はもう俺も歯止めがかからん。もう挿れてしまおう。
俺は右手をルキナの乳房から離し、そのまま下腹部を撫でながらクリトリスに手の平をあてる。中指部分にやや力を入れながら小刻みに手を震わせクリトリスを撫でる。
「あっ…♡あ…♡だめ…♡だめ…♡変になっちゃう…♡リンさん…♡リンさん…♡」
もうコレ完全に堕ちたな。もう俺の女だ。ここまでヤバい事する度胸はぶっちゃけ無かったけど抵抗されないとやれちゃうもんだな。アナスタシアの時は抵抗されたからすっ惚けて誤魔化したけどもうルキナとは愛撫してるもんね。
「ルキナは侍女に洗ってもらってた時もそんな淫らな声出してたの?えっちなんだね。」
キレカワフォームの俺もノリノリじゃん。Sっ気が強いもんな。流石にそこまで言葉責めしようとは思ってないぜ俺は。
「ち、違う…!ミレーアに洗ってもらってた時はこんな変な気分にならなかった…!!」
「へぇ。じゃあどうしてなのかな?」
「それは……リンさんのことが……」
「私のことが?」
「……好きだから。」
「ふーん、そうなんだ。」
それ言わせたいのか。マジでドSだなお前。まあ今のは俺も言わせたかったけど。それじゃそろそろやりましょうか。
「じゃあこれはルキナにご褒美ね。」
俺は中指を折りたたみ、ルキナの秘部である穴の中に指を挿れていく。
「あっ…♡あー…♡」
うわ、温ったか。これが女の中なのか。すげー温かいんだけど。てかヌルヌルじゃん。こんなにヌルヌルしてるもんなのかな。ボディーソープで濡らさなくても全然余裕じゃん。
「だめぇ…♡リンさん…掻き回さないでぇ…♡」
「どうして?ちゃんと洗わないと汚れが取れないよ?」
「頭の中変になっちゃうぅ…♡もうなんかおかしいもんっ…♡」
いやー、ルキナ全然余裕無いじゃん。もう敬語も使えてないもん。ま、流石にそろそろやめとくか。流石に女の身体でルキナの処女膜破るつもりはない。その楽しみは男に戻ってからだからな。それじゃルキナをちゃんとスッキリさせて終わりにするか。
俺は慣れた手つきで手首だけ振動させ、手の平に摩擦を与え、中指を器用にグラインドさせる。要はクリトリスと秘部の二点責めだ。
「あぁァァァー…♡それだめぇ…♡本当にだめぇ…♡おかしくなる…♡なっちゃう…♡なっちゃ…♡あァァァァァ…♡」
風呂場中に響くようなエロい声を出してルキナは果てた。身体が痙攣したようにピクピクとし、目も虚ろになっている。俺はどさくさに紛れてルキナの首元に所有印がわりのキスマークを付けた。生まれて初めて付けた。なんか妙に満足。
「さてと、それじゃ後は普通に洗ってお風呂出ようか。」
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