初ガチャの結果
宙に存在する薄いガラス板の物体に宝箱が表示された。
銅の宝箱が三つ、銀の宝箱が四つ、金の宝箱が二つ、虹色の宝箱が二つある。
恐らく色はレア度を表しているのだろう。
だとすれば、最高のレア度である虹色の宝箱が二つもあると言うのは期待しても良いのかもしれない……そう考えた。
そして、結果はこうだ。
銅の宝箱:【薬草】、【たまご】、【非常食】
銀の宝箱:【ポーション×10】、【鉄の楯】、【大根】、【キャンプセット】
金の宝箱:【魔法の鞄】、【米袋】
虹色の宝箱:【エックスキャリバー】、【レナ・シャーロット】
これが良いのか悪いのかは解らない。
だがレナ・シャーロットって
事前に
この夢はそこまで再現しているようだ。
(恐らく現実のGirls Warriorとは異なる部分もあるな)
特に
何故なら、俺はGirls Warriorをプレイしたことがないからである。
プレイしたことのないゲームに登場するキャラクターとかが解るはずがないからだ。
恐らく別のゲームやアニメを参考にしているのではないだろうか?
そう俺は思っていた。
(まあ、夢だしな……そこら辺を気にしても仕方がないか)
どうせ夢である。
なら、文句を言っても仕方がないだろう。
「それよりもだ、これはどうすればいいんだろうか?」
ガチャの結果が表示されている。
そこから何をすればいいのか解らなかった。
取り合えず、俺は魔法の鞄の部分を手で触れてみる。
すると、それについての説明が表示された。
・魔法の鞄
どんな
その名前を思い浮かべば取り出すことができる。
「つまりは四次元ポケットって……ところか」
説明欄の下の方に【実体化させる】と言うボタンがあり、それを押す。
「っ!?」
目の前に発光現象が発生し、そこから肩掛け鞄が現れた。
「成程、実体化させることで使用できるのか……」
そう考えた俺は試しに十本のポーションを先程と同じく実体化させる。
そして、それを一本ずつに魔法の鞄に入れ始めた。
「おぉ……凄いな」
青い液体の入った小瓶が鞄に次々と吸い込まれていく。
何とも気持ちがいい。
そう感じながら、ポーションを全て入れ終わった。
その後、鞄を肩に掛ける。
重さを全く感じない。
まるで何も入っていないかのようだ。
そこでポーションを一つ取り出してみる。
何ら問題なくそれができた。
「ガチャで手に入れた
唯一の
俺はその娘を呼び出すことにした。
そして、その光から一人の少女が現れた。
「始めまして、マスターさん」
目を開けると、彼女はニッコリと微笑みながらそう言った。
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