最終話 魔王を倒して現代に帰って来たらパラダイスワールドだった!

 



「勇……コ、コウキ! 」


「コウキさん! 」


「よう! エフィルにララノア。相変わらず族長と副族長の仕事が忙しいみたいだな」



 2月に入り少しした頃。俺は女神の島にあるエルフの森へとやってきていた。


 森に転移でやってきた俺は、心話でエフィルとララノアに会いたいと呼びかけた。すりと二人は族長の家から出てきて、満面の笑みを浮かべながら俺のもとへと駆け寄ってきた。


 二人とも緑と青の丈の短いチュニック姿で、耳や胸もとには俺がプレゼントしたイヤリングやネックレスを付けていた。


 俺はそんな二人を両手を広げて受け入れ、二人の腰に手を回しながらそれぞれに軽くキスをした。


「あっ……シル姉様に色々と教えていただけてますし、静音さんや長老たちにも助けていただいているのでそれほどでもありません」


「んっ……みんながコウキさんの役に立てるようにと頑張ってくれています。リアラの塔も次々と攻略していっていますし、ニホンゴの勉強も順調です」


「そうか。森も精霊がかなり増えたらしいし、順調そうでなによりだ。ところで週末の件だけど、何人くらい参加しそうだ? 」


「はい。187名のエルフのうち、独身で恋人のいない118名が参加を希望しています」


「まだそんなにいるのか? 男が少ないとはいえ相変わらずのんびりしてるな。エルフの男どもは危機感をまったく感じてないな」


 半年前に女神の島の別荘にあるビーチで、エルフだらけのウォーターガン大会をやった時は120名は参加していた。それから男ができたのはたった二人。俺にエルフの女性を好きなようにされて悔しくないのかね。


 こうなったら俺がエルフの女性を積極的にさせていくしかないな。エルフの繁栄のために。


「ふふふ、皆コウキさんと海で遊んだのが楽しかったようです。あのあと男のエルフに何人か告白されたみたいですけど、断ってシルフィーナ様の次にコウキさんと結婚するのは自分だと言ってます」


「あの時は色々やり過ぎたかなと思ってたけど、そうか……あそこまでオーケーなのか」


 結構身体を触りまくったし、刺激的なものも見せちゃったんだけどな。


 エルフの女性は普段は性欲が薄い。シルフィは特殊だ。彼女の場合は性欲が強いんじゃなくて、好奇心が強いから色々なえっちを求めてくる。もう凛や蘭と同じでタブーなプレイは一切なくなった。あのユリですら抵抗あることでも平気でやってくれる。蘭は俺のために。凛は断れなくて。シルフィは楽しそうにといった感じだ。


 だから溶ける水着を着せたウォーターガン大会はちょっとやり過ぎたかなと思ったけど、みんなかなり楽しんでくれたみたいだ。あの時はエフィルとララノアと未亡人のエルフが、興奮した俺の魔王棒を口と乳でマッサージして鎮めてくれたのを見せたりした。けど次はほかの子たちにもしてもらえそうだな。


「みんなコウキの子を欲しがってます。神とエルフの子ならば新しいエルフが誕生するだろうと、長老たちもみんなをはやし立てています」


「それは光栄だけど……恐らくハイエルフにならないと種族の階位的なもので、神との子はできないらしいぞ? 」


 蘭たちにプロポーズしたあとに、リアラに子供がいつできるか聞いたんだよな。ついでに紫音と桜に、エフィルとララノアとのことも聞いたんだ。


 リアラ曰く、神とエルフでは存在の階位が圧倒的に違うから子はできないと言っていた。ハイエルフになってやっと人族とエルフの間に子供ができるくらいの確率でできるらしい。


「ハイエルフにですか……ならば私は精霊神様の加護を受けれるように努力します」


「私もハイエルフになれります! ほかの子たちよりも先にならないと! 」


「そんなに焦る必要はないさ、気長にいこう。俺が好きなのはエフィルとララノアだからな。ほかのエルフの女性たちには、積極性を身に付けて欲しいだけなんだ」


 ずっと妹のように思っていた。けど二人は大人になり、こんな俺のことを慕ってくれている。そんな彼女たちを受け入れないなんてあり得ないよな。


 それに最後までしていないとはいえ、デートの度にお互い裸で抱き合ってその寸前まではしてるしな。二人の身体中をベトベトにしちゃった責任は、喜んで取らせてもらうさ。


「コウキ……私も好きです。300年以上前からずっと……」


「私もです。ずっと憧れの人でした」


「こんないい子たちに慕われるなんて、勇者やってよかったよ。ロットネスト島で子作りの練習をしような? 」


 蘭たちの許可はとっくに得ている。紫音と桜にエフィルにララノアに手を出すことに障害はもう無い。


 ミラは相変わらず甘えん坊だけど、リムとユリとの夜の生活は落ち着いてきたしもう手を出しても大丈夫なはずだ。


 それにしてもこんなに女の子の方からアプローチを受けるなんて、やっぱ俺がイケメン(エルフ視点)だというのも大きいんだろうな。悦司は獣人の女の子にはモテてるけど、エルフには全然モテてないしな。エルフ最高かよ。


「……はい。やっと……嬉しいです」


「は、はい! ランお姉ちゃんから色々教わりました! コウキさんを絶対満足させます! 」


「そ、それは楽しみだな」


 俺は大きな胸を俺の腕に押しつけて嬉しそうにするララノアを見て、この子はシルフィのようになりそうだなと顔をひきつらせていた。


 それからエフィルとララノアの家でコーヒーをご馳走になり、少しイチャイチャしてから王城の建設現場へと向かった。


 そこではドワーフとダークエルフたちがアトラン式の城を作り始めており、最近日本から移住してきた獣人たちも作業員として忙しくしていた。


 光魔王国はまだ名ばかりの王国だ。しかし各種族の族長での統治はもう始まっており、山の麓に飛空艇発着場や新しい道路。それに街もでき始めている。住民たちも徐々にこの島が自分たちの国になることを実感してきているようだ。


 領地を覆う結界も完成し発動している。これは住民の魔力を結界の塔に登録することで出入りが可能になるから、外部の者がこの国に侵入することは不可能だ。結界の外にはAランクの魔物も大量に放っているしな。これで万が一のことも無いだろう。


 アトランから持ってきた飛空戦艦も、島の南に作った兵器工場でアンネットが改良中だ。ダークエルフと獣人による航行訓練も並行して行っている。そのうち中華大陸の魔物相手に飛空戦艦で戦闘訓練を行うつもりだ。


 この世界に連れてきた異世界人と、俺と蘭たちの子供の居場所は順調に出来上がっている。ここなら安心して皆が過ごすことができるし、俺たちの子を育てることができるだろう。


 俺は獣人がクレーンや重機を操縦している姿を眺めながら、近い将来この土地で息子や娘たちが駆け回る姿を想像し頬を綻ばせていた。



 ♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢



「ダーリン。週末の天使とエルフとダークエルフの合同訓練てどこでやるの? 」


「え? あ、ああ。オーストラリアでやる予定だよ。正統オーストラリアの領地辺りかな」


 女神の島から帰ってきて婚約者たちと夕食を皆で食べていると、突然凛が週末のことを聞いてきた。


 俺は一瞬ドキッとしながらも、あらかじめ用意しておいたセリフをスムーズに言うことができた。


「ふーん。セーラや天使の子たちもだいぶこの世界に慣れてきたみたいだし、そろそろお披露目するのもいいかもしれないわね。現地の人たちはびっくりするでしょうけど」


「あんまり人のいないところでやるから大丈夫だよ。多分俺しかいないんじゃないかな? 」


「へえ〜ダーリン一人ねぇ……あんまり増やし過ぎないでね? 子供ができて相手してくれなくなったら嫌よ? 」


「な、なんか誤解しているようだけど訓練だからな? この世界に順応するためと、種族繁栄の訓練だから。それに俺は子供ができたからって奥さんを放置するような男にはならないよ。一生寂しい思いをさせないって約束したろ? 」


 ぐっ……色々勘付かれてるっぽいな。極秘裏に進めてきたんだけどな。どこで漏れた?


「うん。信じてるわ……ア・ナ・タ♪ 」


「ふふふ、凛ちゃん。光希なら大丈夫よ。私は心配していないわ」


「うふふ、蘭は群れが大きくなるのは嬉しいです」


「旦那さまは底なしだかんな! あたしは心配してねえぜ? 」


「ふふっ、コウはイケメンで強くて優しいから、エルフとダークエルフから人気あるもの。ある程度は仕方ないわ。紫音と桜にエフィルとララノアとなら、私たちも上手く付き合えるし」


「だからそういうんじゃないって。訓練だよ訓練。そりゃあもう、一歩間違えれば動けなくなるほどの過酷な訓練をやるつもりだ」


 精も根も尽き果てて動けなくなるのは俺だけどな。


「独身とフリーの女の子だけを集めた訓練ねぇ。まあいいわ。そういうことにしておいてあげる。独身最後のバカンスだしね」


「はい! 主様は来月に蘭と結婚します! 蘭は佐藤 蘭になります! 」


「ふふふ、蘭ちゃんのウェディングドレスは素敵だったわ。私も一年後にあれを着るのよね」


「島の人たちもソワソワしてたわ。日本の狐人族の子たちなんて全員参加したいって、ギルドに問い合わせが凄かったわね。遠縁とはいえ同じ種族だものね。ああ、ランちゃんの好きなあの人気ユニット『FOX』の振り付け師の人も、式に出席したいってメールが来てたわよ? 」


 へぇ〜、FOXはこの世界に来た時から蘭が振り付けをマネして、カラオケに行く度に踊っている人気ユニットだったな。確か狐人族の女性が振り付けをしてたんだった。去年の暮れにLight mareコロシアムに招待して踊ってもらったんだよな。その時に振り付け師の女性からアレンジ版の振り付けを教えてもらって、蘭が凄く喜んでいたのを覚えている。


「ええ!? シル姉さんそれは本当ですか!? 去年教えてもらったダンスを見てもらう時が来たようです」


「あははは! 蘭ちゃん結婚式で新婦が踊ってどうするのよ。インド映画みたいなことになっちゃうわよ」


「凛ちゃんそれじゃあ私たちも一緒に踊ることになるわ。わたしは嫌よ。恥ずかしいわ」


「それだと俺も踊ることになるな……勘弁して欲しいな」


 新郎新婦に招待客全員で踊り出すとかどんな結婚式だよ。しかも尻尾つけて尻をフリフリとか……ないわ〜


「蘭はみんなで踊りたいです! 一生忘れられない結婚式になります! 」


「ええ!? ちょっと蘭ちゃん冗談よ! 本気にしないで! 」


「ちょっと! 凛ちゃんが余計なこというから蘭ちゃんが乗り気になったじゃない」


「あははは! 面白そうだな! あたしはいいぜ? 出し物としてみんなで踊ろうぜ! 」


「ふふっ、妹分のランちゃんの晴れ舞台だもの。私も協力するわ 」


「お、俺はやらなくていいよな? 女の子たちだけでやってくれよ? 」


 よせっ! 俺を巻き込むな! 俺が踊るとか誰得だよ!


「蘭は主様とも一緒に踊りたいです! 」


「うげっ! マジか……お袋と悦司もいるのに俺が尻尾を付けて……勘弁してくれよ〜」


「はぁ〜……こうなったら親友の蘭ちゃんのために、ひとはだ脱ぐしかないわね。そうと決まったら地下の訓練室で練習よ! もちろんダーリンもね! 」


「本当にやるの? はぁ……蘭ちゃんのためなら仕方ないわね。恥ずかしいけどやるしかないわ。光希が一緒ならきっとできるわ」


「あははは! いいじゃんかランの結婚式での旦那さまとのダンス! リムたちも呼んでみんなで練習しようぜ! 」


「ふふっ、そうね。ギルドや島の人たちにも教えないといけないわね。式までの一か月忙しくなりそうだわ。さあ、コウも準備して。今夜から練習するわよ」


「うふふふ、凛ちゃんもなっちゃんもシル姉さんもセルちゃんも、蘭はみんな大好きです! 」


「お、オイッ! マジかよ! ビデオ撮影とかして記録に残るんだぞ? ちょ、シルフィに凛! 引っ張るなって! ら、蘭!? 手に持ってるピンクの尻尾はなんだよ! まさかそれを俺に? よせっ! やめろ! やるなら男性アイドル的なダンスで頼む! 100年後には必要になるしっ! 尻振りは嫌だぁぁぁ! 」


「マスター。往生際が悪いです。私の時は踊らなくて結構ですから」


「リーダーはまたシレッとマスターと結婚すると言ってます」


「私が先なのに哀れです」


「ベリーの方が哀れです。私が先なのはもう決定しています」


「ライムはずいぶんこじらせているみたいです。私が先なのを認めたくないのですね」


「いえ、私が……」


「私の方が……」


 俺は凛とシルフィに腕を引かれ抵抗したが、マリーたちに足を持たれてそのまま地下の訓練場室へと連れ去られた。そしてリムたちが合流してから、俺は日付が変わるまで恥ずかしいダンスを踊らされることになったのだった。


 その夜は蘭にめいっぱいお仕置きをしたのは言うまでもないだろう。


 ただ、お仕置きをされたあとの蘭の幸せそうな顔を見ていると、俺はたとえ黒歴史を刻むことになるとわかっていてもやるしかないなと思えてしまった。


 アトランにいた頃よりも、初めてこの世界に二人でやってきた時よりも、ずっと幸せそうな蘭を見ちゃったら仕方ないよな。


 そしてその翌日にお袋まで練習に参加し、親子で尻を振るという拷問のような時間を過ごしながらも俺は念願の週末を迎えたのだった。




 ♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢




「紫音。事前に全員に説明は? 」


 俺は女神の島の砦前に完全装備姿で整列する、千人以上いる各種族の女の子たちを見渡したあと、目の前に立つ紫音へと最終確認を行った。


「ん……問題ない」


「桜。ダークエルフで脱落者は? 」


「いません。皆恥ずかしながらも、コウキさんとの訓練を楽しみにしています」


「そうか。長い時間を掛けて訓練をした甲斐があったな。エフィル。エルフの皆はどうだ? 」


「コウキしかいないのであればと、全員が承諾済みです」


「そうか。去年のウォルターガン大会が功を奏したな。リム。サキュバスたちはどうだ? 」


「もちろん拒絶する者はいません。今回も300名が参加致します」


「よし。セーラ。天使たちには緊張することなく自由に楽しむように言ってあるな? 」


「はっ! 皆が主に可愛がられることを希望しております」


「そうかそうか! 楽しい一日になりそうだな! それでは訓練場へと向かう! 各人現地に到着したらすぐに展開せよ! 」


「「「ハッ! 」」」


「いざ! 出発! 楽園パラダイスへ! 『ゲート』! 」


 俺はそう号令を掛け、希望と大量の神力を込めてゲートの魔法を発動した。


 そして現れた幅50mはある巨大な門へ、整列していた女の子たちは紫音やエフィルなど各部隊の長を先頭に笑顔で飛び込んでいった。


 俺はそれを見届けたあと、20分ほど待った。そして着ていた黒のシャツにズボンにとパンツを脱ぎ、全裸になってからゆっくりと門を潜った。


 そして門を潜り俺の目に映った世界は楽園パラダイスだった!


 目の前に広がる青い空と白い砂浜。そこには先に門を潜った千人のうら若き女性たちが、全員素っ裸でビーチのあちこちに点在していた。


 天使とサキュバスたちの一部は翼を広げ空中バレーを始めており、空を飛び追いかけっこをしている子たちもいた。上を見上げるとみんなの秘部が丸見えだ。


 ダークエルフたちは海へと飛び込み、水を掛け合って遊んでいる。俺が作った岩場の飛び込み台に、その大きなお尻をフリフリしながら登っている女の子たちが見える。


 エルフたちは複数ある大きなパラソルの下で、お互いに日焼け止めクリームを塗りあったり、ドリンクバーで飲み物を片手に談笑している子たちもいた。


 そのほかの各種族の女の子たちは、ビーチを駆けていたりシートの上に寝そべっていたりと、思い思いに過ごしている様子だった。


 どこを見ても乳に尻。大きいものから小ぶりなもの。股間なんてツルツルから薄い繁みまでそこには全てが揃っていた。


 素晴らしい! 千人に及ぶ数の女性たち全員が、俺の前で無防備に生まれたままの姿を晒している!


 これぞ楽園! これぞ俺が求めていた風景!


 俺は彼女たちのその姿に、まるで誘蛾灯に誘われる虫のようにゆらゆらと近づいていった。


「あっ! 光魔王様だ! こっちこっち! 」


 俺が女の子たちがたくさんいる方向に近づいていくと、巨大ビーチパラソルの中にいたミラが俺の存在に気づき大きな声で俺を呼んだ。


   


 それに気付いた周囲で遊んでいた女の子たちが、俺の存在に気付きぶるんぶるんと乳を揺らして集まってきた。


「コ、コウキ! あんまり見ないでください。恥ずかしい……」


 俺がパラソルに近づくと、エフィルが真っ赤な顔で股間と胸を手で隠して恥ずかしそうにしていた。もう何度も俺に見られているのに、このウブな仕草がたまんないよな。


「コウキさん。オイルを塗ってください。身体の隅々まで」


 そんなエフィルの横ではララノアがビーチチェアに仰向けに寝そべり、オイルを両乳に挟んで俺を誘っていた。


 こ、これは堪らん!


「光魔王様〜ボクもお願い! 」


 ミラもララノアに対抗してか鎖骨の辺りからオイルを垂らし、自分の両乳を揉みしだいて俺におねだりをしてきた。


「うふふ、私もお願いしますわ」


 そんなミラの隣に座っていたユリは、手にオイルを持ちM字開脚をして薄く繁った秘部を俺に見せて誘っている。


「しゅ、主よ……私は主のお身体を」


 セーラはセーラで初めて見るのだろう。顔を真っ赤にして俺の魔王棒を見ながら、オイルを塗りたいと告げてきた。


「……早くちょうだい」


 セーラの横では紫音が前屈みになって口を開け、舌を伸ばして早く欲しいとおねだりをしている。


「「「「「勇者様! 私たちもお願いします♪  」」」」」


「わははは! まかせろ! みんな身体の隅々まで塗ってやるぞぉぉ! 」


「「「「「「キャーー♡ 」」」」」」


 俺は全裸で寝そべり誘うエルフにダークエルフ。そして天使とサキュバスの女の子たちへとダイブした。そしてまずはエフィルの身体の隅々までオイルを塗り、その間に紫音とララノアに魔王棒を舐めてもらい最後にエフィルの身体にかけてマーキングをした。


次にミラを魔王棒の上に跨がらせ、激しく動くその身体にオイルを塗ってやった。そしてミラの中に俺のオイルを放出したあとは、リムとユリも同じように俺の上に乗せて前も後ろも中も塗りたぐった。


次にリムたちとのプレイを見て顔を真っ赤にして寝そべるセーラと桜の身体にもオイルを塗り、その口で魔王棒を舐めさせて俺のオイルを全身にかけた。そして寝転んだまま順番待ちをしているエルフに天使。ダークエルフにサキュバスの女の子たちの身体にも次々とオイルを塗りたぐり、魔王棒を挟ませ舐めさせ全身をオイルと体液まみれにしていった。


そうして次々と集まってくる女の子たちを、俺は全身を使って可愛がっていったのだった。




 20年前に勇者召喚をされ、15年掛けて俺は魔王を倒した。


 そして元の世界に戻ってきたと思ったら、そこはパラレルワールドだった。


 そう思っていた。


 だが違ったんだ。


 俺がやってきたこの世界はパラレルワールドなんかじゃない。


 ここは男の夢を実現することのできるパラダイスワールドだったんだ!



「わははは! 最高だ! 男の夢! ここに実現せり! わははは! 」




【魔王を倒して現代に帰ってきたらパラレルワールドだった!】  完




※※※※※※※※※※


作者より。


1年3ヶ月にも及び本作を応援していただきありがとうございました。


生まれて初めて書いた小説を完結させることができ、筆者の心はとてつもない達成感で満ち溢れています。


右も左もわからず書き始め、多くの読者さんに教えていただきながら少しはマシな文章になったと思っております。


この物語は途中何度もエタりそうになりましたが、多くの感想に評価をいただいたことでなんとか完結まで書ききることができました。


今までスポーツ選手がインタビューでファンの方の応援のおかげですと言っていたのを、本当は自分の実力だと思ってるんでしょ?と思い聞いていました。ごめんなさい。応援の力って凄いです。


小説投稿は孤独です。書いた作者は面白いと思っていても、読んだ方はどうかなんてわかりません。感想と目に見える評価。この二つがあってやっと、ちゃんと私は物語を書けているんだ。読んでくれる人がいるんだと実感でき、書き続けることができました。


感想を書くのに抵抗があるという読者さんは多いと思います。筆者もその一人でした。


ですが読み続けたいと思った作品と出会ったのなら、せめて星の評価をあげてください。それが作者さんの原動力となります。そうすれば終わらない物語は減ると思います。


最後に今後本作品のアフターを何本か書く予定ですので、フォローはまだ外さないでください。


投稿は不定期となりますが、必ず光希たちのその後を書きますのでどうぞお楽しみに。


ひとまず本作品は完結です。お読みいただきありがとうございました。



芝乃桜




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