第21話 勇者召喚





《 光魔王様、トルコアの街、ルルイア村、レッケ村、シダハ村の制圧を完了し獣人を解放致しました 》


《 ご苦労さん。奴隷となっていた獣人が元の主人に対して報復をすること以外、ほかの住民に手を出さないよう徹底しろ。明日トルコアの街に迎えに行くから、それまでに分散出撃した軍を集めておいてくれ 》


《 ハッ! 獣人たちによる報復以外は手を出させません! 》


《 明日は大陸の南に移動する。兵をよく休ませておいてくれ 》


《 ハッ! 》


俺はリムにそう指示をして心話を切った。




リンデール王国各地にある砦へ同時侵攻した日より3日が経過した。


昨日から俺は西の砦から王都方面にある各街や村の付近にゲートを繋ぎ、軍を送り込み奴隷とされている獣人の解放を行なっていた。


砦より救出した獣人たちは時戻しで記憶と身体を元に戻した後に、ヴェール大陸の南の街に移動させた。

獣人たちにはヴェール大陸とは言ってないけどな。獣人がたくさんいて自由に過ごせる楽園としか伝えていない。今頃は受け入れ係の獣人たちによって住居を充てがわれ、お腹いっぱいご飯を食べていることだろう。


そして ギルセリオの一族や、保護していたらしき獣人たちはこの西の砦に一時的に住まわせることにした。

どうも騎士団の奴らとデキてる獣人の子が多く、この獣人たちには今後どうするか選ばせるつもりだ。

恐らくこの砦付近で獣人と人族の村を作ることになるだろうな。


制圧した村の中には貴重な労働力として、獣人をそこそこ大事に扱っていた村もあった。

しかしそれは辺境の小さな村だけで、ほとんどの村や街は獣人を人として扱ってはいなかった。

昨日制圧した街にいた領主の貴族を隷属させ、獣人をこれまでどう扱ってきたのか聞いてみたがまあ酷いものだった。

街単位で獣人を繁殖させ、農作業や鉱山仕事に従事させ酷使し死なせていた。

村でも似たようなもので、虐待に性奴隷と酷いものだった。


そこで俺は制圧した街や村の住人を家から出し、解放した獣人に武器を渡し元の主人に報復する許可を出した。

住人たちからは命乞いを受けたが、今まで王国という強大な力を後ろ盾に同じ人間を迫害してきたんだ。その王国より強い光魔王軍という後ろ盾を得た獣人たちに報復されることは、お前らがしてきた事と同じだと言って突き放した。


まあ凛と夏海には見せられない光景だったよ。元奴隷たちは相当恨みを持ってたんだなということだけ言っておく。

恋人たちには制圧に行かせてないからな。恐らく今この時も新たに制圧した街や村で、住人たちは獣人の怒りに触れていることだろう。


それにしても最新の街以外は領主たる貴族の抵抗は無かった。恐らく王都に召集されているんだろう。

王都の北西から向かっていると見せかけて南に移動するけどな。

南には10年前に王国とエフィル率いる勇光軍が決戦を行なった平野がある。俺はそこに布陣して王国軍が集結するのを待つつもりだ。


それと今後のことを考え、サキュバスとダークエルフを分隊規模でムーアン大陸に送り情報を収集させている。

彼らには転移のスクロールを持たせ、無理をしない程度に心話で以蔵とリムへ情報を送るように言ってある。

リンデール王国の最前線の砦が陥落した以上、オルガス帝国は警戒をしつつも侵攻してくるはずだ。

その軍の動きと帝国本土の情報を得て一気に叩くことができれば手間が省けるからな。


そんなわけで俺は昨日解放された獣人たちの手当てをしつつ、砦攻め以降元気のない凛と夏海を常に側に置いてイチャイチャしてる。

蘭とシルフィとセルシアは、ヴェール大陸で獣人の受け入れの手伝いに紫音たちを連れて行っていてここにはいない。


今朝からもう暇さえあれば砦の小部屋に2人を引き込んでえっちなことしてるよ。

凛は真面目で努力家なだけに、俺に相応しい女性になろう強くなろうって無理ばかりしてるからな。

そして俺の役に立とうと張り切っていつも失敗して、顔では笑ってるけどいつも心では悔し涙を流しているのを夏海から聞いている。

凛は弱音を吐かないからこういったメンタルケアは頻繁に必要だ。


そんな無理して強くなろうとしなくてもいいって、俺はこんなにエロいダメ男なんだって教えてあげなきゃな。

夏海は素直ひ自分の感情を口にするけど甘え下手だから、めいっぱい愛してあげればそれが心のケアになる。愛されれば愛されてるほど安心する子だからな。今も俺の隣で次はいつ襲ってくれるのか期待した表情をしてるよ。



「さて、各街の制圧は順調みたいだ。俺たちはヴェール大陸に解放された獣人たちを送るとするか」


「そうね。みんな傷も治ってお腹いっぱい食べて落ち着いた頃だし、明日にはまた新しく解放された人たちが大量に来るものね」


「さすがに数が多いですね。人手が足りなくて魔族の者たちにも手伝ってもらいましたが、デビルに手当てされた者たちは見ていてかわいそうでしたね」


「ははは、まあ獣人の兵はほとんど出払ってるからね。一応魔族を従えた軍だとは説明してあるから慣れてもらうしかないな」


「このうえヴェール大陸に移動するとはさすがに今は言えないわね。イタズラに怖がらせてもね〜」


「そういうことだ。それじゃあそこの倉庫でもう一回してから行こうか」


「ま、また!? さっき執務室でしたばかりじゃない。まだお腹にいっぱい残ってるのに……もうっ、ダーリン私のこと求め過ぎよ。嬉しいけど……」


「わ、私は光希が求めてくれるなら何度でも……凛ちゃんと一緒に可愛がってください……」


「俺は凛と夏海が大好きだからな。さあ行こう! すぐイこう! 」


「あ、ちょっとダーリン待ってよ! もうっ! 本当にえっちなんだから! 」


「ふふふ、嬉しい……」


俺は2人の腕を引っ張って倉庫へと連れ込み、結界と遮音の魔法を掛け衣装を取り出した。

さて、今回は2人に作業服着てもらおうかな。倉庫作業しているところを襲われるシチュエーションがいいな。

それから小一時間俺は、嫌がり逃げ惑う凛と夏海に襲い掛かる遊びを楽しんだのだった。


なんだかんだ言ってノリノリな凛はすごくえっちだと思います。




♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢





ーー リンデール王国 大聖堂 聖紋教 教皇 エモル・シュテント ーー




「教皇様。魔石の設置及び創魔装置との魔力線の接続が完了いたしました」


「うむ。聖女へ召喚陣につくよう伝えよ」


「はい。聖女様をお呼びいたします」


大聖堂の地下にある長年封印されていた部屋で、私は司教に聖女を呼ぶよう指示をした。


聖女か……我ながら笑ってしまうな。あの女を聖女として勇者召喚に使うことになるとはな。

しかしまさか私の在職中にヴェール大陸の魔物が侵攻してこようとはな。

暴嵐竜の目を盗みいったいどうやって上陸したというのだ?


暴嵐竜……正式にはドーラという名のかつて勇者の騎竜だったドラゴンだ。

禁書庫に保管されているかつての魔王との戦いの記録では、勇者とその従者である大狐とともに数多くの魔王軍を葬ってきた世界最強のドラゴンと書かれている。


勇者が魔王を討伐したのちに姿を消してからは、西の果ての山脈を住処とし帰らぬ主人をずっと待ち続けているそうだ。

そしてこのアトラン大陸に再度侵攻しようとする魔族やヴェール大陸にいるドラゴンから、幾度となく大陸を守ってきたとも記されておる。


次期教皇へと指名を受けた時に禁書庫にてこの真実の歴史書の数々の閲覧を許された時には、かなりのショックを受けたことを今でも覚えている。

亜人と共に人族が協力し魔王軍と戦い。勇者が魔王の討伐をし、暴嵐竜がこの大陸を守っている。

このようなことを司祭どもが知ったら教会は間違いなく分裂するであろうな。

そして神殿騎士の離反、聖紋教と対立する宗派の誕生。悪夢だな。

そうなれば苦労して得たこの地位や名誉。そして金と女も私は手放さなければならなくなる。


まったく……200年前から王国の要請で少しずつ歴史を変え、100年前にはとうとう史実とは正反対の歴史を容認した先代教皇たちの腐敗には困ったものだ。

これを許容しなければ教皇にはなれない。私も共犯ということだ。


教会はもう行き着くところまで行ってしまった。ならば苦労した分、私もその恩恵を死ぬまで授かるつもりであったが、まさか魔王が誕生し侵攻してくるとは……なんという不運だ。


ムーアン大陸は聖紋教の弾圧が激しい。あそこは皇帝が神などとふざけたことを言っている国が支配しておるからな。つまり私たちには逃げ場がない。ならば魔王軍を撃退するほかはない。


この時のために教会は勇者召喚に必要な貴重な無属性のSSランクの魔石と、4属性のSランク魔石を保管してある。

過去に幾度も王国から戦争のために勇者召喚を行うよう要請があったが、この魔石はこれで最後。ダンジョンが無くなった今、二度と手に入れることはできない。そもそもSSランクの無属性の魔石を持つ魔物など倒せるものではない。

問題は召喚に必要な魔力が足りるかどうかであるが……この召喚はリアラ様のご意思なのかわからないから力を借りることができるのか定かではない。


リアラ様の神託を受けれる者がいないのが問題だな。

教会の正しい統治のために都合の悪いことを言う聖女を亡き者にし、神託を受け取る能力がなくとも操りやすい者を聖女にしてきた弊害がここで出るとは……


リアラ様の手助けが無ければ魔石だけでは魔力が足らない。そして教会で保管していた最後の魔鉄で作った剣にも加護を得られず聖剣とはならない。そもそも魔鉄不足で鎧すら作れていない。

それでも召喚された者だけでも加護を得られれば勇者として使えるのだが……

こればかりはやってみないことにはわからない。


最悪の事態を想定して、創魔装置から魔力を引っ張ってこれるようにはしてある。召喚自体はこれで成功するはずだ。少なくなった大地の魔力がこれで激減するであろうが、魔王軍に滅ぼされるよりはマシだ。

勇者を得られれば魔王だけではなく、王が言っていたようにオルガス帝国を滅ぼすことも可能だ。


そしてそのあとは恐らくダンジョンの残っているであろうヴェール大陸に侵攻する。そうなれば次回の召喚に必要な魔石も集めることは可能であろう。

教会で所持している鑑定の魔法書ももう数少ない。それにこれまで召喚を断る代わりに王国に渡した各攻撃魔法書をダンジョンより集めてもらわねばならない。


この勇者召喚陣があるからこそ我ら聖紋教は王国に対して対等の立場でいられる。

大聖堂があるこの土地に王都が移転してきたのは困ったものだがな。

魔王の侵攻を受け、勇者が恐らくその命と引き換えに倒してからは王国の連中は相当不安になったようだ。

王を始め宮廷貴族どもが復興を理由に勇者召喚ができるこの聖地にこぞって集まってきたらしい。



「教皇様。いよいよ勇者召喚を行うのですね? 」


「聖女ローズか……勇者の籠絡を頼むぞ。文献では平和主義の者が多く召喚されたと書かれておるからな。元の世界に帰るには魔王を倒す必要があると言ってもなかなかすぐには動かないらしい。お主のために戦うと思わせられるようしっかり落とせ」


「うふふふ、お任せください。若い男が召喚されると聞いております。私の真摯なお願いにきっと応えてくれることでしょう。ああ……このためにリアラ様は私にこの美貌を与えたもうたのですね。この傷一つない清らかな身体をこの世界を救う勇者様に捧げます」


なにを言っているのだこの女は……昨年神殿騎士を食い散らかし、聖女の取り合いで刃傷沙汰まで起こしておいて清らかだ? この性女が!


「……それで神託は受け取れたのか? 」


「……いえ。ですがリアラ様のご意思は感じます。リアラ様は勇者召喚をせよとおっしゃっていると思います」


「そうか……創魔装置を使うことになりそうだな。せめて勇者に加護が付いておればよいが……こればかりは鑑定で見れぬからな。成長の速さで測るしかない」


勇者は過去の例から、最初はFランクの者が召喚される。オークがいなくなった以上、騎士団を伴わせて海岸で急いでランクを上げさせねばならない。魔王軍の歩みは遅い。魔王軍が王都に来る前に最低でもCランクにさせねば使い物にならぬ。そこまで上げればあとは勇者としての潜在能力と、侵攻してきた魔物を倒すことであっという間にAランクにはなるであろう。


魔法書はなくとも魔導兵器部隊を随伴させれば相当な戦力となるはずだ。そしていずれSランク、SSランクに成長させねばならない。先は長いがやらねばな。

何事も一歩を踏み出さねば始まらない。


「教皇様! 召喚準備が完了いたしました! 」


「うむ。それではこれより勇者召喚を行う。およそ350年振りのこの神聖なる儀式に参加できたことを、ここにいる者は末代まで誇るがいい。召喚陣に魔力を込めよ! 」


「「「 はっ! 」」


私は召喚陣を囲む聖女を含む魔力の高い神官13名に、召喚陣の起動を行うように言った。


そして聖女をはじめ神官が召喚陣に魔力を込め始め、少しすると召喚陣が青く輝き始めた。


「「「 おお……なんという……」」」


その光景はとても神秘的であり、私を始め召喚を見守っていた神殿騎士たちも驚きの表情で輝く魔法陣を見つめていた。


「む? やはり足らないか……創魔装置からの魔力供給を開始せよ! 」


「は、はい! 魔力供給開始します! 」


召喚陣が輝き陣に置いた魔石の魔力が無くなろうとしても召喚が行われないことから、私はやはりリアラ様のお力を借りることができなかったのだと判断した。

それはリアラ様がこの人族の危機に関心がない証拠であったが、私はそのことは頭の隅に追いやり、とにかくこの召喚を成功させるために追加の魔力供給をするよう指示をした。


私の指示を受けた司教は魔力開閉装置に手を掛け、創魔装置から流れる魔力を召喚陣へと流した。

その瞬間膨大な魔力が召喚陣へと流れたことから、青く神々しい光はより輝きを増し部屋中を光で埋め私はその眩しさに堪らず目を閉じた。


ドンッ!


「「「 ぎゃっ! 」」」


私が目を閉じるとより光が増した感覚があった後、頭上から何かが落ちる大きな音が聞こえた。

それとほぼ同時に聖女ほか召喚陣を囲んでいた神官の苦しむ声も耳に入った。


私はいったいなにが起きたのか、文献と違う流れに戸惑っていた。

しかし光の強さに目を開けることはできず、光が収まるのをただじっと待つことしかできなかった。


そして光が徐々に収まり、私はつぶっていた目をゆっくりと開けた。

すると召喚陣の中央に白い衣をまとう黒髪の男が尻餅をついて座っており、その周囲には聖女と神官が倒れていた。


ん? 聖女たちの魔力が無い?

ハッ!? し、死んでいる!?


ば、馬鹿な! 召喚に携わった者が命を落とすなど文献には書いてなかったぞ!?

どういうことだ? リアラ様のご意思ではないからか? 無理に召喚したことでリアラ様の怒りを買ったのか?


私は青ざめながらも己の命があることに安堵し、召喚陣の中に置いてあった魔鉄の剣を鑑定した。


くっ……やはり聖剣にはならぬか……せめてこの黒髪の男だけでも加護が付いていればよいが……



「うぐっ……な、なんだいきなり……うげえ! 気持ち悪ぃ……」


「よくぞ参られた勇者よ」


私は召喚陣の中央で召喚酔いのためか、気持ち悪そうに胸を抑えている男に声をかけた。


それにしてもこの男の服装は……これは神官服ではないか? まさか異教徒の神官を召喚してしまったというのか?

それにこの男どこかで見た記憶が……


「うおっ! 誰だアンタら! ってどこだよここ!? 俺はさっきまで神殿で信者のターニャちゃんの尻を……」


「混乱するのも無理はない。勇者よ。そなたは魔王により滅ぼされそうなこのリンデール王国を、いや世界を救うために召喚されたのだ。そこに倒れている者たちはそなたを召喚し、世界を救うためにその命を捧げた。勇者よ、どうかこの世界を救って欲しい」


「ぶっ!? 召喚!? 勇者!? 俺が!? それにリンデール王国だって!? まさかここは光希がいた世界か!? 」


「ぬ? コウキがいた世界? ……もしやそなたは勇者コウキを知っておるのか? 」


「オイオイオイ! マジかよ! 『転移』! ……ぐあああ! マジだこれ! ありえねー! くそっ! 知ってるも何も俺のアニキだよ! 俺は弟の光一だ! てか勝手に召喚してんじゃねえ! 方舟世界に帰せよっ! お袋や夏美に玲が心配すんだろ! 天使のクララちゃとだって苦労してやっとえっちできるようになったとこなんだぞ! 光希に押し付けられた教祖の役目だって、ヒスリー大統領とデートしたりババアどもの中にいるごく少数の若くて可愛い子にセクハラできる楽しみを見つけたってのに! ふざけんなよ! 俺の夢が! 俺のハーレムがある元の世界に帰せよ! 」


な、なんということだ! 勇者コウキの弟を召喚しただと!?

こんな偶然があるものなのか!?

この男の身体から感じるこの膨大な魔力……あり得るな。なにより私の鑑定が弾かれている。


しかしなんだこの煩悩の塊のような男は……

しかも武装した神殿騎士に囲まれているのにまったく臆することもなく、ドラゴンにまたがり剣を掲げている人間の置物を振り回しわめき散らしている。


やはり神官ではないな。この肝の座りようは戦士のそれだ。

それにこの煩悩……これほど御し易い者もいないであろう。

聖女は死んだが王国の美女を10人もあてがえば、残してきた家族など忘れ簡単に言うことを聞くであろうよ。


リアラ様により聖剣は得られなかったが、これは思ったよりも良い結果となりそうだ。



この時の私はまだ気づいていなかった。


勇者ではなく悪魔を召喚してしまっていたということを……




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