第18話 正剣【ギルセリオ】





ーー リンデール王国 王都 第一騎士団本部 騎士団長 アラン・ギルセリオ ーー




「くそっ! 」


ガンッ!


「団長……また駄目でしたか」


「ああ……王も宰相もまったく私と会う気がない」


1週間前に最前線の砦から王都へ戻って来て以降、王へ到着の挨拶すらできないままだ。

王国からは軍部を介して王都周辺の警備にあたれと命令が来るだけで、謁見の機会を与えられていない。

前線から呼び戻しておいて、なぜここまで露骨に避けられるのか当初は困惑をしていた。


噂では2ヶ月近く前に大戦力で王都を出立した第2王子が、勇光軍相手に全滅したという話もある。

私たちが呼び戻されたことと、続々と貴族軍が王都周辺に集結していることから5年前同様ドーラ様に全滅させられた可能性は高い。

あの臆病な王のことだ。ドーラ様が王都まで来るのではないかと怯えているのだろう。


愉快な話だ。第2王子は王位を狙っているというのは有名だった。第1王子もそれを警戒をしていた。

恐らく功を焦り聖域の奥深くまで侵攻したのだろう。

エルフたちは大丈夫であろうか? ドワーフを介して秘密裏に送った物資は無事届いているだろうか?


しかし王子の軍が全滅したとして、聖域から出ることのないドーラ様を警戒して私たちを呼び戻したにせよここまで露骨に避けられるのはおかしい。

教会にも行ったが司教ですら私と顔を合わそうともしない。

まあ曾祖父の代に破門されているからあまり期待はしていなかったが。


そんなこともあり非番の騎士や従者たちに街で情報収集させていたのだが、3日前に従者が酒場でとんでもない情報を掴んできた。

信じられないことに王は獣人たちを、オークの苗床と餌にしているようなのだ。


かつての隣人を。かつての戦友を。


120年前。アトラン大陸を統一した3代前の王と教皇は、320年前の魔王との戦いの歴史が歪めた。

それまで勇者様と王家の者が共に魔王を倒したというただでさえ歪めていた歴史を、王家の威光を高めるために勇者様は魔王に殺され、王家の者が魔王を倒したことにした。それどころか勇者様を役立たずと罵りさえもし始めた。


さらに魔王軍から王国を守るために奮戦したエルフや獣人に竜人が、実は裏切り魔王側に付いていたというとんでもない嘘を言い始めた。

教会は女神リアラ様の名を使い大陸中の街や村でそれを広め、王国は演劇や書物などで民衆に伝えていった。


当然曾祖父をはじめ我がギルセリオ家は、王都に住む獣人たちと共に猛反発をした。

教会の教義は嘘偽りだらけだと先祖の残した戦記や日記を複写し、一族総出で王都民に読み聞かせて回った。


しかし我が家は教会により破門され、王都を追い出され最前線へと配置されてしまったのだ。

曾祖父が教皇に逆に破門を突き付けた話は爽快だったが、教会が異端審問をすると言った時は教会と戦争する寸前にまでいった。

反乱を恐れた王国が間に入り異端審問は逃れたようだが、70年前に曾祖父が病に倒れムーアン大陸の獣王国がオルガス帝国に滅ぼされると王国は獣人を奴隷にした。そしてエルフと竜人狩りが始まった。


祖父は偉大な先祖であるグレン・ギルセリオの遺した家訓通り王国を正そうとした。

しかし王は聞き入れず、また長く王都を離れていたこともあり宮廷の誰も味方に付いてはくれなかった。

そして亜人排斥は苛烈さを増していき、30年前にとうとう勇光軍が結成された。


父は再三に渡る王国からの参戦要請を断り、逆に王都へ行き亜人排斥をやめ和解すべしと王を説得した。

しかし今代の王も聞き入れず、教会も亜人はリアラ様の敵だと庶民に広め続けた。

そして10年前の勇光軍との決戦で王国が勝利した際。我が家は参戦拒否と抗命罪で領地を召し上げられた。

その武力から投獄されることは無かったが、それ以降第一騎士団は王宮への出入りを禁じられ、最前線の砦近くで一族と付いてきた元領民とで新しい土地を開拓する日々を送っていた。




「ランス、それで獣人が苗床となっている情報の裏は取れたのか? 」


「はい。王都北西にあるメルゲン砦へ、商人に装い偵察に行かせた従者から魔導通信が昨夜入りました。結果はクロです。獣人女性300人と男性60人がオーク繁殖施設に入れられているようです」


「くそっ! なんということだ! 同じ人間を! つい120年前までは笑い合っていた隣人を! 人とはここまで残酷になれる生き物なのか! 」


なぜだ! オークを増やし対オルガス帝国への備えをするところまではわかる。しかしなぜ獣人女性を苗床になど……まるで魔物がすることと同じではないか!

この国は魔族にでも乗っ取られているとでも言うのか!


私は従兄弟でもある副団長のランスの言葉に、本気で王国は魔族に乗っ取られているのではないかと思うようになっていた。


「まるで魔族に乗っ取られているようですが、そういった魔力反応は王都にはありません。教会や宮廷にもまったく……王や教皇は人という魔物ということでしょう。猫耳女性が苗床になるなど……このままではいずれ村の者たちも……団長、私はもう我慢の限界です」


「そうだな……前線での戦果から民衆に支持をされてるとはいえ、こと獣人たちの話になるともうこの王国で私たちの言葉に耳を傾けてくれるのは、一部の市民とドワーフとホビットたちだけになってしまった。このままでは獣人たちが滅ぼされてしまう。オルガス帝国でさえここまではしていない。事ここに至っては実力行使しかないな」


「ええ! 一刻も早く行動を起こすべきです! 」


そうだ。オルガス帝国は人族至上主義で獣人だけではなく、ドワーフやホビットですら差別している。しかし帝国の労働力として扱っており、ここまではしていない。いや、王国がこのまま獣人を苗床にし、餌の問題を克服して戦力拡充に成功すればオルガス帝国も対抗してやりかねない。

国民を守るためにと大義名分を掲げ、この狂気は連鎖していくことだろう。


王国の蛮行を止めるには今しかない。いや、今動かなければランス以下一族のケモミミ同盟が暴走しかねない。さらには開拓村の者たちがこの事を知れば勝手に最前線の砦を襲撃しかねない。

なによりこのまま手をこまねいていれば、村に匿っている騎士や従者たちの恋人まで苗床にされかねない。


それにしても我が一族の者たちは、幼い頃から蘭様のその愛くるしい姿が描かれた肖像画に心ひかれて育ったからか獣人好きが多いな。


いずれにしろ王国を内側から変えることは難しい。そして時間を掛けてなどいられなくなった。

ここは秘密裏にオーク繁殖施設を襲撃するほかあるまい。


西の山地で訓練をすると言って途中北上するか……西に行く分には王も口を挟まないだろう。

どうせ我らをドーラ様がやってきた際の囮に使うつもりで呼び戻したのであろうからな。

西に行きドラゴンが飛来した際には、王都に近付けさせないとでも言っておけばいいだろう。

まあドーラ様が聖域を出るとは思えないがな。


そして北西にある3つの砦に隣接するオーク繁殖施設から獣人を救いオークを全滅させる。

東側は私たちがいなくなったこのタイミングで、オルガス帝国が国境の砦に攻勢をかけるはずだ。あの砦が破られることはないだろうが、砦の補充要員として必ず呼び戻される。

その時に聖域に寄り隠密行動に長けたダークエルフたちを秘密裏に引き連れ、途中の5つの砦にあるオーク繁殖施設を襲撃する。


厳しいだろうがやらねばならない。

我々の仕業だと発覚する前に村の者には聖域にいる勇光軍に合流させるか。

我々は海で狩りができるからどこであろうと生きていける。


「よしっ! 騎士団を召集しろ! 私は西の山地での演習申請を行ってくる。もし発覚した際にすぐに動けるよう村の者にも密書を送っておく」


「ハッ! 召集いたします! 」


そう決断してからは早かった。軍部も王宮も再三に渡る私の要請にうんざりしていたのか、演習の申請はすんなりと受理された。そして騎士団所有の車両をかき集め、物資を買い漁り勇者様より贈られた家宝の大容量アイテムバッグに入れた。


そして翌日の早朝に王都を出発し西へ30kmほど行ったところで、私は停車命令を出し各隊に魔導車より降りるよう命令した。


私の前には騎士とその従者一千名が整列している。

従者を含めここにいる全員がBランクという世界最強の騎士団だ。

オルガス帝国の聖騎士たちでさえ我々が戦場に現れると即時撤退をするほど、数々の戦場で戦功を積み重ねてきた。

父から騎士団長の地位を受け継いでから10年……若輩者であった私を鍛え、また共に成長してきた仲間たちだ。


皆戦場が長かったからか、無口で常日頃から覇気が漏れでて人族の女性たちからは敬遠されている無骨者ばかりだ。

顔も厳つく多くの者が友人の好みの影響で髭を生やしているのも原因かもしれんな。

王国女性の最近の流行はムダ毛のない優男だからな。


だが私は知っている。彼らは誰よりも優しく、そして誰よりも獣人たちを愛しているということを。


「我が第一騎士団精鋭諸君! 我らは数百年に渡り騎士や従者として世襲されてきた特異な騎士団だ! それゆえに我々はほかの騎士団とは比べ物にならないほどに固い絆で結ばれている! 幼い頃から訓練を共にし、勉学に励み。海の魔物との死線を共にくぐり抜けてきた家族だ! その家族である皆に問う! 同じく幼き頃より友人として側にいた獣人たちが! 320年前にこの世界を救うために魔王軍と共に戦った獣人たちが! オーク共の苗床や餌になっているという現状を無視できるのかと! 」


「「「否っ!! 」」」


「そうだ! 獣人やエルフに竜人たちへの迫害を我々は是とはしない! 我々は長年王国と教会と言葉でもって戦ってきた! しかし王国は我々の言葉を聞き入れないどころか、とうとう最後の一線を越えこのような暴挙にまで出た! 私はエルフからもらった名と同じ、この正剣【ギルセリオ】に懸けて王国の蛮行を阻止する! それがたとえ王国への反逆となったとしても、私は私の正義を通す! 諸君はどうか!? 愛すべき隣人たちをこのまま見殺しにする事を是とするか!? 」


「「「 否っ!! 」」」


「さらに問う! これ以上王国の蛮行を許すことはできるか!? 」


「「「 絶許絶対許さない!! 」」」


「ならば私とともに戦ってくれるか! 」


「「「 是っ!! 」」」


「では征こう! メルゲン砦に捕らわれている獣人たちを救いに! 」


「「「 応っ! ケモミミを救いに! 」」」


「この正義の剣ギルセリオの名に懸けて! 」


「「「 モフモフは正義の名に懸けて! 」」」


「……北へ転進! 」


「「「了解! 」」」


どうも部下たちとの認識に少し違いがあるように感じるがまあいい。目的は同じだ。私は正義のために、彼らは獣人たちのために戦う……問題ないな。


私は車両に乗り込んだあとも魔導通信で意気込む騎士たちの声を聞きながら、メルゲン砦へと向かうのだった。



そして山を越え野営をし翌日も一日中走り続け、夕方頃に目的地であるメルゲン砦の東20km地点に到着した。

そこで我々は夜が更けるのを待ち隠密行動用の黒革の鎧を装備し、騎士100名で先行してオーク繁殖施設の5km手前の森に潜伏した。

従者たちは救出した獣人をすぐに輸送できるように後方で待機している。

合図をすればすぐにここまで迎えに来る段取りだ。


「ランス、斥候を」


「ハッ! 」


私はオーク施設の警備状況を確認させるため、斥候を放つように命令した。


そして30分ほど経過した頃、砦方面から何かが爆発するような音が聞こえてきた。


「なんだ今の音は!ここまで聞こえてくるとは魔導砲の暴発レベルではないぞ!? 」


「斥候へ確認します! 」


《 こ、こちら騎士ボルグ! と、砦が何者かに襲撃を受けているようです! 砦のあちこちから炎が! 》


「ボルグ! 何者とは!? 」


《 東のここからでは確認できません! 襲撃者は西からやってきています! あっ! 空を飛んでいる者が! あれは人族!? 》


「何を言っているんだ! 人が空を飛ぶなどありえない! ハッ!? 魔族……ボルグ! 魔族ではないのか!? 」


《 動きが速く確認できません! 》


もしやヴェール大陸から海を渡ってきた? ドーラ様の目を盗んで? ありえぬ……ドーラ様が見逃したとしてもあの水竜が見逃すとは到底思えぬ。

しかしそうでもなければ人型の者が空を飛んでいるなど説明がつかない。


「ボルグはオーク繁殖施設を監視しろ! 今そちらに行く! 襲撃者より早く救出せねばならない! 」


《 団長! オーク繁殖施設も襲撃されているようです! 黒い影の集団でこちらも何者かは確認できません! 》


砦と施設を同時に襲撃した!? いったいなんのために!?


「ボルグはそこで待機! 我々が行くまで施設の監視をしろ! 皆! 行くぞ! 」


「「「 ハッ! 」」」


私は不安な気持ちを胸に砦へと急ぎ向かった。

そして林に潜むボルグと合流し砦を見ると、砦は真っ赤に燃え上がっていた。

さらに繁殖施設付近が金色に輝いたと思ったその時、突然周囲に200ほどの魔力反応が現れた。


「なっ!? 包囲されている!? 」


「だ、団長……かなりの強者です……ここまで近付かれていることに全く気付きませんでした」


「防御陣形! 」


なんということだ! 警戒はしていた。それなのに我々が包囲されるまで気付かなかった?


私は動揺する気持ちを必死に抑え込み、騎士たちに防御陣形を展開させた。


騎士たちは私の号令に即座に反応し、二重円陣を組み外側に向け剣を構えた。

しかしその瞬間一斉に矢のような物が我々に向かって放たれた。


速い! そしてなんという殺気だ!


「「ぐっ……」」


キンッ! キンッ!


敵からの攻撃を数人が裁ききれず腕や足を負傷したが、なんとか敵の初撃を受け止めることに成功した。

強い……しかし今の手ごたえは……


私は矢にしては弾いた時の手ごたえが重く、軌道が読みにくかった足もとに転がるソレを見て愕然とした。


これは!? 手裏剣!? まさか!?


私は幼い頃にこの武器を見たことがある。いや、手にとったことすらある。

そしてそれを扱う者たちに心当たりもあった。


「私はリンデール王国第一騎士団長 アラン・ ギルセリオ! ダークエルフとお見受けする! 小太郎殿はおりませぬか! 」


私は100mほど離れた場所で、次の攻撃のためなのか膨大な魔力を練る影たちに向かって大声で問いかけた。


「……おお、アラン坊でござったか。大きくなったでござるな。皆の者、勇者様の師の子孫であり、長きに渡り我々に助力してくれておったギルセリオ家でござる。刀を収めよ」


「皆も剣を収めよ! 我らが友のダークエルフたちだ」


私は懐かしい小太郎殿の声を聞き、騎士たちに剣を収めるよう指示をした。


「久しいでござるなアランよ。なぜこのような場所にいたでござるか? てっきり砦の兵かと思ったでござるよ。手練れと判断しゆえ先制攻撃をしたが、すまなかったでござる。千歳、手当てを」


「はっ! 」


「え? 小太郎殿? 」


林の奥から現れた小太郎殿を見て私は驚愕した。

幼い頃に遊んでくれた小太郎殿は、腰が曲がり皺くちゃの顔の白髪の老人であったはず。しかし同じ声だが、明らかに私と同じ歳くらいのように見えるこの男は、本当に私の知る小太郎殿なのだろうか?


「ククク……若返ったのでござるよ。おかけで全盛期の時の力を発揮できるでござる。手練れと戦えると楽しみにしていたのでござるが、アランであったとは。強くなったでござるな」


「わ、若返ったと? そ、そのような神のような所業は、勇者様以外できる者など聞いたことが無いのですが……」


ご先祖様の日記に書いてあった時を戻す魔法。

日記には王や王国の貴族がこぞって勇者様に殺到したが、その全てに対して『死んで欲しいと願ってる相手を若返らせるわけないだろ馬鹿が』と一蹴したと楽しそうに書かれていた。


そしてこの魔法は過去にあったらしき、時の古代ダンジョンを攻略した者のみが使える魔法だとも書かれていた。

ダンジョンの無いこの世界でそれを使える者が? まさか人族の蛮行にお怒りになられたリアラ様の使徒が降臨なされた?


「フッ、その勇者様が帰還されたのでござるよ。そして魔族を従え勇光軍と合流し、光魔王として軍を率いておられる。ほれ、そこの砦。このアトラン大陸にある砦全てがあのようになっておる。そしてオーク繁殖施設に捕らわれた獣人全てを救出しているところでござる」


「は? い、今なんとおっしゃられました? 勇者様が帰還された? 王国の砦全てが陥落したと? 」


ど、どういうことだ? 本当に勇者様が? まさかリアラ様に召喚されてこの世界を救うために?

し、しかし魔族を従えてというのはこれこそどういう事だ? 魔王を倒した勇者様が魔族を従え人族を攻撃する?


それに王国の東には対オルガス帝国用の堅牢な砦が5つもあるのだぞ? それが全て陥落した?


私は小太郎殿の言葉に激しく動揺していた。

周りを見れば騎士たちも皆、信じられないという顔を揃ってしていた。

美しいダークエルフの女性に治療を受けている者を除いてだが……


「そうでござる。信じられぬのも無理はないでござるが真実でござるよ。夜明けまでには勇者様が迎えに来てくださる。お主も砦で待てばよい……いや、蘭殿と凛殿が暴れておるから少し離れた方がよいでござるな。しかしとんでもない合成魔法でござった……」


「勇者様がここに? まさか本当に……」


小太郎殿が冗談を言っているようには到底思えない。

ならば本当に勇者様が伴侶の蘭様と共に帰還されたのであろう。


魔王を倒し世界を救い突如姿を消した勇者様が帰還された……

再びこの世界を救うために。

今度は魔族を従え人族の王を滅ぼすためにこの地に舞い降りた。


私はこの時、リンデール王国が滅ぶことを確信したのだった。







☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


お知らせ


稼ぎ時なので、年末まで少し更新のタイミングがズレるかもしれません。

自業自得とはいえ申し訳ありません。


何があろうと必ず完結まで書き続けます。

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