第14話 援軍





ーー 台湾共和国 大統領官邸地下 危機管理センター 永華 ーー





「……以上が中華広東共和国で現在迄に起こっている状況です」


「ありがとう……軍は機能していませんね。水竜に壊滅的打撃を受けて再編する間も無く今回の氾濫が起こった上に、最高指揮官が国を捨てて逃げれば仕方ない事ですが……」


「李大統領より引き続き我が国へ援軍の要請が来ております」


連合国である中華広東共和国へ氾濫した上海ダンジョンのゾンビ達が向かっているとの報を聞き、急ぎ危機対策室を立ち上げた。そこで刻一刻と入る情報を耳にし、上海ダンジョンの氾濫の規模に驚きそして絶望した。これは連合で対応できる能力を超えている。何より肝心の中華広東共和国の軍が機能していない。

我が国に無断で軍事行動を起こした先日の湖南侵攻失敗が原因だ。国の防衛で軍が壊滅したならともかく、領土的野心で勝手に侵攻して軍が壊滅した。そのタイミングで起こった魔獣の氾濫で国が危なくなったから助けてくださいなど、国民の理解を得るのは難しい。しかもその国の大統領は守るべき国民を捨て、我が国に既に逃げて来ているなどと聞いて誰が命を懸けて他国にまで行こうと思うのか。

結局議会の承認を得られず軍の派遣は見送られた。

それでも人道的支援という事で、輸送艦や民間の船舶を出せるだけ出して民間人の救出は行なっている。

日本も飛空艇二隻を福建省へ向かわせているようだ。


「今は難しいですね。ミサイル攻撃の効果は限定的で、戦闘機もゴーストにより墜落させられてしまう。上陸して戦うにもゾンビやスケルトンの数は50万とも60万とも言われています。我が国の戦力だけではとても手が出せません」


「確かに我が国だけでは手に負えませんので仕方がないかと。ですが難民で我が国が潰されないよう、いずれ落ち着いた頃に広東省だけでも奪還する必要はあります。しかし、驚くべき事にこの状態でも冒険者連合は約定通り加盟国の救援に向かうようです」


「情報長官。たった二千人であの亡者の群れに飛び込むなど、何か勝機があるのでしょうか?」


「わかりません。しかしその中には我が国の冒険者も含まれています。万が一全滅した場合、我が国のダンジョン制御に多大な影響が出ます」


「行くなとも言えません。我が国が危機になった際、来てくれないと困りますからね」


「確かに……」


「そう言えば日本のLight mareは我が国に向かっているのですか?」


「いえ、Light mareは現在ダンジョン攻略中で地上におらず、今回の氾濫の事も知らないようです」


「そうですか。運が無いですね。彼等がいればもう少し時間を稼げて、より多くの避難民の救出ができたのですが……」


「確かにドラゴンがいれば侵攻を遅らせ、被害を抑える事もできたかと思います」


「防衛長官。せめて今飛空艇に乗り込んでいる冒険者達へ、できる限りの支援をお願いします。いざという時の為に台州市沖へ潜水艦とボートの派遣もお願いします。一人でも多くの冒険者を救出できる体制を整えてください。彼等は世界の宝です」


「はい。承知致しました。ご指示通りに行います」


既に中華広東共和国の冒険者達は台州市を背後に戦端を開いたと聞いた。それを助ける為に日本とインドの冒険者達が我が国に集結している。飛行場は軍も民間も避難民の輸送でどこもパンク状態だ。日本の冒険者は沖縄諸島から船で来てくれているので助かってはいるが、彼等も飛行機で来ていたら大変な事になっていた。第二陣が沖縄に集結するのがせめてもの救いだ。


「陸軍は各市街地の防衛に徹してください。瘴気が我が国にまで到達した際の対応をお願いします。大きな墓地の出入口は封鎖してください。そして国民には外出を控えるよう伝えてください」


「承知致しました」


日本のシルフィーナ理事長が言うには例え最上級ダンジョンになっていたとしても、最大でも浙江省を呑み込む範囲であろうとは言っていた。しかしそれと同時に今回はダンジョンコアの呪縛から解放された知能の高い魔物による氾濫なので、予想外の事が起こる可能性も示唆していた。備えておいて無駄という事は無いでしょう。


私はあらゆる可能性を考え、今後の対策を検討していくのだった。










ーー 台湾共和国 臨時飛空艇発着所 風精霊の谷のシルフィーナ ーー






「リーゼリット、台州市にゾンビ達が到達したらしいわ。冒険者達の収容は後どれくらい掛かりそうなの?」


「セルシアが頑張って急かしているけど、まだ到着していない冒険者もいるから後二時間は掛かるわ」


「移動に一時間は掛かるから三時間……不味いわね。まだ来ていない冒険者達は乗って来た軍の輸送艦に載せましょう。幸いアメリカから飛んできてくれた冒険者達もいるから何とかなるわ。一時間後に出発するわ。今は時間が勝負よ」


「わかったわ。そうセルシアに伝えて来るわ」


「リーゼリット。言葉をまだ覚えてないのに連れ出してごめんね。今は戦力が欲しいのよ」


「大丈夫よ、アメリカ人にソヴェート語話せる人がいるから伝わってるわ。私も久しぶりに戦えて嬉しいのよ、ウンディーネもさっきから落ち着きが無いもの。ソワソワしてるわ」


「ふふふ。40年戦えなかった分好きなだけ暴れてちょうだい。私も全力で行くわ」


「特位精霊の全力は見た事が無いから楽しみね。それじゃあ行ってくるわ」


「お願いね」


上海ダンジョンの氾濫の報を聞いてから慌ただしかったけど、やっと出発できるわ。女神の島から東京のお台場の飛空艇のドッグで急ぎ資材を搬入して緊急招集で集まった者達を乗せ台湾迄飛んで来た。

乗るのに間に合わなかった者は、沖縄へ自衛隊及び米軍輸送機で輸送してもらい船で台湾へ来てもらった。

当初予定していた二千人には届かないけどもう日付けが変わるわ、これ以上遅くなれば以蔵さん達がゾンビに包囲され全滅する。この夜の襲撃を防ぎ、陽が出れば奴等の動きは遅くなり少し余裕ができる。その間に遅れて来た冒険者と第二陣が合流すれば時間を稼げるし、時間さえ稼げばコウが来てくれる。そうなればこの氾濫は終わりね。


「シル〜旦那さまにはいつ会えるんだ?」


「セルシア、ちゃんと皆に出発の事伝えたの?」


「伝えたよ。なあなあ、旦那さまにはいつ会えるんだ?」


「明日よ。明日富良野ダンジョンから出てくるわ」


「明日かぁ〜。富良野の冒険者の野郎どもは帰ったらもう一度痛めつけてやらなきゃな。アイツらのせいで旦那さまに会えないじゃないか」


「タイミングが悪かったわよね。でもその富良野の冒険者達は今回の招集に来ていないようだしアウトよ。追放確定ね。もう会う事は無いわ」


そう、今回の招集に北海道のどの支店にも彼等は現れず、ここにも来ていない。これは重大な規約違反よ。しかも連合発足以来初の緊急招集に応じないなんて、見せしめができて助かるわ。


「冒険者の義務を果たさずに恩恵だけ受けようってんだから当然だな! なら早く行ってゾンビなんて雑魚片付けようぜ。 旦那さまが来た時に片付いてれば褒めてくれるかも」


「ふふふ、そうね。きっと褒めてくれるわ。でもセルシア? いくらゾンビやスケルトンが弱くても数が多いから気を付けるのよ? 消耗戦になるのは間違いないんだから」


「大丈夫だって! ゾンビになって力と持久力だけ上がって、動きが鈍くなった人間やオークなんか臭いだけだしな。旦那さまから貰ったこの結界のブレスレットもあるんだ、あたしに傷をつける事なんてできないよ。いっぱい倒して褒めてもらうんだ」


「セルシア? ちゃんと私の言う事聞かないと、沢山倒しても褒めてもらえないのを忘れないようにね? コウに怒られたくないでしょ」


「わ、わかってるよ……ちゃんとシルの言う事聞くよ。そうしたら自然と子種貰えるようになるって旦那さまが言ってたからな」


「なによそれ……」


コウがそんな事を言う訳無いし、またこのお馬鹿竜が勝手に勘違いしてるのね。こういう残念な所が可愛いくて好きなんだけど、時々可哀想に思えてくるわ。それでも本人が幸せそうだからいいんだけど。

あんまり言うとまた私だけコウと暮らしていてズルいとか言われるから、ここはそっとしておきましょう。


私はセルシアの言う事に適当に相槌を打ちながら飛空艇に乗り込んだ。


この飛空艇は全長100メートルあり、潜水艦の上頭部を削り甲板にしたような形をしている。その甲板の下が操縦室となっていてその後ろに個室が20室程あり、胴体部は大きな倉庫になっている。1000トンもの資材を積み込んだ上に時速300キロも速度を出せるのは科学と魔法技術のお陰ね。政府に雇われているアンネットもこんなもの作るなんて大したものだわ。もう10年位顔を見てないわね、いい歳だし病気とかしてないかしら。

私は人族の同胞の顔を浮かべながら操縦室へと向かった。

操縦室には日本の技術者と、同胞の犬人族の艦長と猫人族のクルーが出発準備をしていた。


「艦長出発します。航行中に再度魔導結界盤が起動しているか目視にて確認お願いします」


「ハッ! 了解しました。出発だ! 錨を上げろ!」


「「「ヨーソローにゃ!」」」


これは飛空艇よ、船でも気球でも無いわ。この子はアニメや映画とか見過ぎなのよね。艦長を募集した時に真っ先に手を上げて成績は優秀だったから任命したけど、なんだか失敗した気がするわ。


「面舵いっぱ〜い」


「面舵いっぱ〜いにゃ!」


「真っ直ぐよ! ちゃんとGPS見てちょうだい!」


「ハッ! 舵を戻せ!」


「舵を戻すにゃ!」


私はいきなり違う方向に行こうとした艦長に焦って違うと指摘したら、近くにいた日本の技術者がオートモードだから大丈夫ですと耳打ちしてくれた。

恥ずかしい……もうやだこの子達……

私は恥ずかしさを誤魔化す為に艦内放送のマイクを手にし、艦内の冒険者へ作戦の説明を行う事にした。

彼等の反応を聞くためにも艦内の音も拾えるようスピーカーモードにしておく。


「日本及びインド、アメリカそして女神の島に遠征中の冒険者の皆さん。今回の緊急招集に応えてくれてありがとう。これより中華広東共和国の浙江省南部にある台州市に向かいます。そこでは既に30万のゾンビやスケルトンと戦っている冒険者の仲間がいます。その仲間を包囲しようとしている20万のゾンビ達の相手をするのが私達の役目です」


《30万!? マジかよ……》


《勝てるのか? いくら雑魚のゾンビ相手だとしても、たった2千程で20万を抑えられるのか?》


《カーッカカカカカッ! 祭りじゃのう! でっかい祭りじゃ》


何か一人テンション高い冒険者がいるみたいだけど、暗いよりはいいわね。


「当然策はあるわ。この飛空艇には聖水が積まれてるの。その量は200トン以上よ。この聖水を空中から散布しつつ地上で戦っている仲間を援護するわ。そして貴方達を地上に降ろした後も空から聖水の支援を行います。この飛空艇には複数の魔導結界盤が設置されているからリッチ程度の魔法で落とされる事も無いし、高度もしっかり取るから大丈夫よ」


《聖水て確かゴーストが触れただけで消滅すんだよな? 》


《それが200トン!? これ勝てるんじゃね? 》


《Sランクの理事長とセルシアさんがいるしな。その上聖水の雨を降らしてくれれば勝てるかも》


《天使にはトラウマ植え付けられたが、たかがゾンビなど俺のこの黒鉄の刀でなます切りにしてやる》


《あの天使の群れに比べれば数だけのゾンビなど敵では無いわい! 》


刀? 刀を使ってる冒険者? あれ? 女神の島には確か……

私は嫌な予感がしたので急いでタブレットを開き参加冒険者名簿を見た。

あ……多田十兵衛、多田千歳、多田六郎、多田秋子……不味いわねこの人達夏海の家族じゃない。コウに連れられて女神の島にいた事を忘れていたわ。ああ、どうしよう……この人達に何かあったら夏海が悲しむわ……でも今更降ろせないし、そんな不公平な事も出来ないし。確かセルシアと混ぜたら駄目な人達って言ってたわよね。凄い脳筋だとも……私で制御できるのかしら? コウ! 早く助けに来て! 危険が危ないの!


私はとんでもないミスをやらかした事を悔やみながら、引き続き作戦を皆に伝え放送を終えた。



そして一時間程経過し前方に台州市が見えた。台州市の海岸沿いでは多くの人が船に乗り込もうと溢れかえっており、まだ避難が終わっていない様子だった。そしてその僅か十キロ先の川の手前で冒険者達が戦っていた。

川は凍りその上を多くのゾンビとスケルトンが渡り、陸で車を盾にしている冒険者達と剣を交えている。

圧倒的なゾンビの数に障害物として置いたであろう車両は呑み込まれ、時折ゾンビの後方から降り注ぐ魔法と数の暴力に冒険者達は苦戦してた。幸い凍っている川は一部という事と、倒したゾンビが障害物となりなんとか持ちこたえているようだ。


「ポンプ始動! 聖水投下! 川沿いにゆっくり進んで!」


「「「ポンプ始動聖水投下にゃ!」」」


私は聖水をポンプで汲み上げ、予め飛空艇の外に出していたホースから放出するよう指示を出した。

思っていたより押されているわ。後一時間遅かったら包囲される前に壊滅していたかもしれない。早く出て良かったわ。


「シルフ! 最大魔力で行くわよ! 狙いは凍った川を渡っているスケルトンよ! 川ごと粉砕するわよ!……受け取りなさい!『シルフの鉄槌』」


ドゴォォーーーーン!


私が放った精霊魔法は凍った川の上にいたスケルトンごと広範囲に粉砕した。粉砕された氷は堰き止められていた水に呑まれ元の川へと戻っていった。

なにこの威力……自分でもビックリしたわ。少しちびったじゃない!

特位精霊ってこんなに強力なのね。これは魔力管理しっかりしないとあっという間に枯渇するわね。

私はアイテムポーチからコウから貰った上級魔力回復促進剤を取り出し、それを飲みながら今使用した魔力と効果を計算し範囲外だった凍った川目掛けてもう一度魔法を放った。


「シルフ! 今度は威力を抑えてさっきよりも更に広範囲で行くわよ!……平伏しなさいっ!『シルフの鉄槌』」


ドォォーーーーン!


パシーン

パシーン


「リッチ? いえ、上級魔法だったわね。エルダーリッチね」


再度魔法を放ち川の氷を粉砕した所で下から魔法が飛んで来た。この距離で当ててくるのは上級魔法しか無いので、恐らくエルダーリッチの攻撃だったのでしょう。このままここにいたらその内結界を破られるわね。

私は甲板に設置されているインターホンに駆け寄り、この場から離れて予定の場所まで移動するよう指示をした。そしてリーゼリットを甲板まで呼んでもらった。川の氷は全て壊したし、再度凍らせるにも時間が掛かるわ。その間に体制を立て直してくれればいい。


「シルフィーナ、来たわよ! 何をすればいいの?」


「リーゼリット! 川の流れを乱して凍らせられたとしても渡りにくくしてちょうだい!」


「わかったわ! ウンディーネ、川の水精霊達にしばらく暴れまわっていて欲しいと伝えて!」


リーゼリットがウンディーネにお願いをすると、水色の髪を後ろで結んだ美しい女性が透明な姿で現れ川へと向かって行った。ウンディーネが川に辿り着くとそれまで穏やかに海へと流れ込んでいた水が、船で渡るのは不可能な程に激しく波打ち始めた。

私はその光景に満足し、リーゼリットにお礼を言って二人で操縦室まで降りていった。

魔力は残り半分程ね。川の氷を破壊する程のシルフの鉄槌は、あとそう何度も撃てそうにないわね。


「目的地到着します! 着陸用意!」


「「「着陸よーいにゃ!」」」


「もう川の向こうに来ているわね。リッチが川幅の狭い場所を凍らせようとしているわ。リーゼリット、着陸したら急いで冒険者達を展開させてちょうだい」


「わかったわ、倉庫に行ってくる」


そして飛空艇は川から500メートルほど手前に着陸し、後部ハッチを開け冒険者達を解き放った。


「カカカカカッ! やっと外に出れたの! 戦じゃ戦じゃ! 女神の島でパワーアップした多田流抜刀術を存分に発揮せい!」


「「「おうっ!!」」」


「まあまあ十兵衛ったら楽しそうにして。皆さん影心流の門下生を増やすチャンスですよ! 存分に力を振るいなさい!」


「「「はいっ!!」」」


「親父もお袋も賢者の塔であんなに心折られたのにもう復活してやがる。秋子! もうお前を死なせたりしないからな。次は絶対に守る! もうあんな思いは二度とごめんだ」


「あなた……あれはキツかったわね。佐藤さんの言う事聞いておけば良かったと後悔したわ。私も二度とあんな思いはごめんよ。今度こそあなたを守ってみせるわ」


「秋子……」


「あなた……」


「あははははは! なんだなんだ? 楽しそうな奴らじゃないか! 刀を使うなんて粋だな! そっちは薙刀ってやつか! 実物は初めて見るな。面白そうな奴らだ」


「おお〜! セルシア殿! 勝負しますかな?」


「あらまあセルシアさん。空も飛べて羨ましいわ」


「あたしと勝負なんて百年早いよ! あたしはたくさん狩って旦那さまに褒めてもらうんだ! 負けないよ!」


「ほほぅ! 愛する人の為に戦うのですな。若いとはいいのう」


「あらあらセルシアさん可愛いわね。応援するわ」


「えへへへ、そうか? あたしは可愛い女か。そうだよなっ! あたしは可愛いくてよくできた女だからなっ!」


「カカカカカッ! 確かに美しい。この十兵衛負けませんぞ!」


「ふふふっ、本当に可愛いわ。つゆ払いはこの千歳にお任せを」


「そうか美しくて可愛いか! 十兵衛に千歳だな! 守ってやるから付いて来い!」


「はっ!」


「はいお伴します」


なんだか解き放たれた冒険者達が何か騒いでいるけど私には見えない聞こえない。


コウ……ごめんなさい混ぜちゃったわ……







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