第11話 タイミング
ーー永田町 日本冒険者連合本部 風精霊の谷のシルフィーナーー
「はあ〜 コウと3日も会えないなんて……富良野ダンジョンの冒険者達どうしてくれようかしら」
「随分ご機嫌斜めね? あそこはもう攻略するしか無いって言ってたじゃない」
「そうなんだけど、コウと離れるのはまた別の話よ。私も一緒に行きたかったわ」
「貴女理事長でしょうに。なんだか最近の貴女は昔に戻った気がするわ。何かあったの?」
「コウを愛するあまり覚醒したのよ。愛の力って凄いわぁ」
「頭大丈夫? 」
「失礼ね! 大丈夫よ! 」
富良野ダンジョンの件はもうコウに頼むしか無かったんだけど、離れたくなくてギリギリまで頼まなかったのよね。もっと冒険者連合が暇な時に頼んでおけば良かったわ。そしたら私も一緒に行けたかもしれないのに……
もう一人の私の記憶によると、ピチピチュの実があるフィールドダンジョンの下層には凄く綺麗な湖があるのよね。そこでもう一人の私はコウと二人きりで生まれたままの姿で水浴びをしてそのまま……記憶だけあって経験が無いとか欲求不満になるわねこれ。
「ふふっ、冗談よ。ウンディーネが言ってたわ、シルフが特位精霊になったんですってね? 羨ましがってたわ」
「そうなのよ。他のエルフの精霊石にいたシルフが融合したみたいなの。こんな事聞いたことが無いわ。リーゼリットは聞いたことある?」
「そう、精霊石が絡んでいたのね。里で昔聞いた事があるわ。ご先祖様の精霊石にいる精霊が、契約精霊と一つになる事が稀にあるって」
「え? そうなの!? 私だけじゃなかったのね。少し安心したわ」
「相性というかそういうものが合えばそういう事も起こり得るんじゃないかしら?精霊石は謎が多いから私もよくわからないわ」
「里に子供が産まれると精霊の集まるところに一つだけ現れる精霊石。精霊神様の贈り物としか私もわからないわ。不思議な石よね……」
精霊石ってほんと不思議よね。魂の一部と記憶を封じ込めれるだけじゃ無くて、精霊の一部まで封じれるとても不思議な淡い
私の魂がコウを求めてるの! 私達はひと時も離れちゃいけないのよ! これは時空を超えた愛による運命なのよ!
「シルフィーナ? 急に真顔になったりしてどうしたの?」
「決めたわ!」
「え? なに?」
「私富良野ダンジョンに行ってコウと湖に入るわ!」
「はあ? 何を突然言い出すの? 貴女本当に昔に戻ってるわよ? 理事長やって落ち着いたって聞いていたのに一体どうしたのよ」
「愛よ! これは誰にも止められないの! だから私は専用機で富良野に行くわ!」
「ちょっ!待って、待ちなさいシルフィーナ! 今日は連合のテレビ会議よ? 貴女がいないでどうするのよ!」
「谷垣に代わりに出てもらうわ」
ああ、こんな事いけないのに。大事な会議なのに……でもこの胸の熱い想いを止められないの。リーゼリットごめんね。私は風精霊の谷のシルフィーナ。愛に生き愛に溺れ死ぬ
私は涙を拭いながら席を立ち、窓の外に浮かぶ夕焼けを背にドアへと向かった。
「え? なんで泣いてるの!? また妄想で暴走してるの!? ちょ、待ちなさいって 」
「退きなさいリーゼリット! 私は知っているのよ? 昔貴女に好きな人ができた時に、その姿を見たいが為に里の大切な祭事をすっぽかしたのを!」
「な、なぜそれを!? あ、あの時は若かったのよ! 今のシルフィーナと同じ位の歳だったから……」
「リーゼリット? 別に私は貴女を責めている訳じゃないの。でもその時の気持ちを思い出してみて? 誰にも止められない気持ち……それが愛なの。だから……」
「……られた……」
「え? どうしたのよ急に俯いてそんなに震えて……」
「振られたのよ! その人族の戦士に! エルフとは寿命が違うから付き合えないって!」
「え……あら……わたし地雷踏んじゃった?」
「いつもそうよ……私はエルフの男の気持ち悪いほど整っている顔が苦手だから……でも人族の男性を好きになって告白しても寿命が違うからって……いつもそう……うっううっ……」
あちゃ〜失敗したわ。私の気持ちを理解してもらおうと、昔リーゼリットの里のエルフから聞き齧った話を引き合いに出したんだけど見事に地雷だったわ。
私は部屋の中央にある応接用のソファに泣き崩れるリーゼリットに掛ける言葉が見つからず、彼女を遠巻きに迂回しドアを開けた。
こういう時はそっとしておいてあげるのが優しさだってコウも言っていたしね。
「……ちょうだい」
「え? なに?」
「佐藤様をちょうだいって言ったのよ」
「はあ? 何言ってるのよ貴女! 駄目に決まってるでしょ!」
「あんなにイケメンで強くて謙虚で優しい完璧な男性と自分だけ付き合うとかズルいわよ」
「わ、私だけじゃないわよ。ランちゃんに凛に夏海だっているわ」
「そう、それなら私も恋人になってもいいわよね」
「だ、駄目よ! エルフ枠はもう満杯なの! それにこれ以上増えたら夜の回数減るじゃない! 今くらいが丁度いいのよ」
「夜の……回数? 貴女それ自慢してるの? 250にもなって経験の無い私に自慢してるのよね?」
「あ……うそ……そうなの? それはその……ご愁傷様です」
ああああ……また地雷踏んじゃったわ! どうしよう! 取り敢えず慰めた方がいいわよね。
「ほ、ほら! 私達エルフは寿命が長いからその内いい人と出会えるわよ! この世界は人族が減ったと言っても私達の世界の何十倍もいるのよ? 」
「佐藤様の存在を知ったら他の人族なんて石ころにしか見えないわ。次会った時に食事に誘ってみるわ」
「だ、駄目よ! 」
不味いわ……この水色の長い髪に癒し系の顔。そして私より背の高いリーゼリットはコウの好みだわ。しかも眼鏡女子!エルフが目が悪いとか聞いた事ないわよ。私とキャラ被りしないよう絶対狙ってるわこの子。
「愛は誰にも止められないんじゃなかったかしら?」
「ぐっ……そ、それは……」
「うおっほん!」
「あっ……副理事長……」
「ひっ! びっくりした! あ……谷垣いつからそこへ?」
「理事長……緊急の報告があったので来てみれば、ドアを開けっ放しにしながら大声で何をしてるんですか。立場をお考えください。職員も見ているのですよ?」
「あちゃー……ごめんなさいね」
「すみませんでした谷垣副理事長」
「全く……それより理事長、緊急事態です。先程中台連の以蔵理事長より連絡があり、上海ダンジョンが氾濫し死霊達が南下しているとの事です。至急援軍をとの要請がありました」
「なんですって!? あの上海ダンジョンが氾濫!? 」
「上海ダンジョンは確か40年間一度も氾濫した事が無いと記録にはあったわ。それが氾濫したなんてかなり危険ね……」
「谷垣、ゾンビやスケルトンの数は? どれくらいなの?」
「北と西と南にそれぞれ分散しておりますが、それでも南下している数は50万はいるとの事です。ゴーストは衛星では見えませんので不明です。それも現時点での数でして、瘴気が徐々にその範囲を広げているとの事です」
「分散して50万? ああそうだったわ、確か上海は大都市だったわね。それより氾濫と瘴気の拡大が同時に?」
「はい。間違い無く瘴気の範囲は広がっています」
確か上海は当時300万とも500万とも言える都市と言われていたわね。内戦でどれだけ人が流出したかはわからないけど、それでもかなりの人がいたはず。その上瘴気の影響で墓場や古戦場からスケルトンが出て来たのなら相当な数がいるわ。
それにしてもおかしいわ……瘴気の範囲が拡大するのは最上級ダンジョンへ変化した証だと、もう一人の私の記憶にはあるのよね。通常のダンジョンなら最上級ダンジョンに変化した後は、ダンジョン内の魔獣が飽和状態になって氾濫を起こすまでかなりの年月が必要となるはず。それが同時に起こるなんて……ダンジョンが変化してから短い期間で氾濫を起こすなんて例は一つしかないわね。
「最上級ダンジョンに変化した可能性が高いわ。そしてダンジョンコアの呪縛から解き放たれた、知能の高い魔物がガーディアンになっている可能性も」
「最上級ダンジョンにですか! その上横浜ダンジョンの吸血鬼のような存在がガーディアンに!?」
「そんな……魔族のいる最上級ダンジョンの氾濫なんて大陸が滅びるわ……」
「魔族なのか吸血鬼なのかリッチなのかはわからないけど、先ずはこの氾濫を防ぐ事が先決よ。女神の島にいる全冒険者と、インドと日本の冒険者に緊急招集を掛けて台湾に集めましょう。アメリカとイギリスとドイツは第二陣として沖縄に集めます。それとインドとアメリカに情報収集と輸送の協力を打診します。谷垣、至急手配しなさい」
「ハッ! 」
コウが今朝富良野ダンジョンに行ったこのタイミングで氾濫を起こすなんて……もう夕方になるわ、今から追いかけてもグリ子達に乗って進んでいるコウに追い付くのは不可能ね。50万の死霊相手に3日も防衛しなければならないなんて……
コウお願い……早く戻って来て……
ーー 富良野上級ダンジョン 15階層 佐藤 光希 ーー
「やんっ!ダーリンそこは自分で洗うから……や……だめ……」
「凛の身体を隅々まで綺麗にしたいんだ。この大きなお尻もここも」
「あっ……こ、光希そんなに胸を優しく洗わないでください……んっ……」
「夏海の胸は形がいいから優しくゆっくり洗わないとね」
「あ……主様……蘭の中はもう綺麗になりましたから……」
「……ごめんな蘭。今また汚しちゃったからもう一回綺麗にゴシゴシ洗わないと」
「あ、あるじさま〜らんは……らんはもう……」
俺は今お風呂で恋人達の背中を流している。つい手とか色々な所が滑ってしまうのは、ボディーソープが悪いから仕方ない。今は蘭を前に、凛と夏海を左右に寝そべらせて平等に洗っている所だ。
富良野ダンジョンの分5階層まで俺達は空中散歩を楽しみ。ダンジョン内は明るいが時計ではもう夜も遅い時間だったので、適当な場所に降りて野営をする事にした。降りた途端に襲い掛かって来たドリアードやキングトレントの攻撃を結界で防ぎ、咄嗟に凛が豪炎で反撃し魔獣だけでは無く周辺も焼いて殲滅した。当然森が焼けて火事になり、焦った凛が氷河期(氷結世界)で消化して丁度よく拓けた場所になったのでそこにテントを張る事にした。シルフィにドヤ顔をしていた自称炎と氷を操る魔女は凄くドジだった。
その後はテントに結界を張りグリ子達に餌をやってから外での見張りを頼み、俺達はテントに入って食事をして皆でお風呂に入った。
お風呂で洗いっこをしてなぜか疲れた俺達は、リビングで少しゆっくりしてから明日も朝が早いので早々に眠りについたのだった。
そして翌日。テントを出た俺は目の前に積み重なる大量のトレントやドリアードの素材を適当にアイテムボックスに放り投げ、グリ子達にご褒美のオーク肉をあげて再び空へと駆け上がった。
16層からは夜の森フィールドで、闇を利用して夜魔切り鳥が風魔法を四方から放ってきた。
「紋章『探知』『暗視』 見えるわよ〜喰らいなさい! 『炎矢』」
「千里眼を我が目に!紋章『探知』 そこだ! 『闇刃』」
「うふふふ。凛ちゃんもなっちゃんも楽しそうです。蘭もやります!紋章『天雷』」
ガウッ!
キュオォォン
キュオキュオォン
「みんな楽しそうだな」
俺は楽しそうに紋章魔法を使っている恋人達を眺めつぶやいた。
皆がなぜ紋章魔法で付与された魔法を発動する時にわざわざ紋章と言うのか聞いたら、そう言った方が発動しやすいらしい。紋章と言う事により身体に刻印された紋章を意識しやすくなるらしい。きっと慣れたら言わなくなるだろうと俺は願っている。特に夏海。
「これで終わり? 大したこと無いわね」
「凛ちゃん森を歩いていたらとっくに魔力切れになってるわよ」
「あはは。それもそうね。魔蟲系がいないだけありがたいわ」
「もう少し下の階層に行ったら魔蟲系も飛んでくるよ?」
「げっ! ダーリン絶対近付かせないでよ? 変な液掛けられてベトベトになったらたまらないわ」
「あら? 凛ちゃん昨日ベトベトになって喜んでいたのを蘭は見てますよ? 」
「ら、蘭ちゃんそれとこれは違うわよ! 何を言うのよもうっ!」
「蘭ちゃんその事は外で言わないで……」
俺はインカムのスイッチをそっとオフにして前方を警戒し、恋人達を見ないようにした。
そして夜魔切り鳥の襲撃に森からアロープラントが飛ばす毒矢の対空砲火を迎撃しつつ、俺達は17階層へ入った。17階層は再び明るくなり、森から大量のキラービーが飛んで来る上に紅鳥も前方から火球を放って来た。
「来たわねキラービー! こんな高度まで上がって来るんじゃないわよ! 蜂蜜寄越しなさい! 『炎矢』」
「紅鳥は私が! 闇の紋章よ彼の者を切り裂け!『闇刃』」
「蘭も迎撃します! 紋章『天雷』」
「追加で上がって来てるぞ! 自爆蟲だ! 近付けさせるな! メイ!範囲で即死だ! グリ子とグリ美は高度を上げろ!」
ガウッ!ガウッ!
キュオォォン! キュオォォン!
俺達は執拗な植物系魔獣からの対空砲火と、飛行系魔獣の襲撃を全て迎撃して進んで行った。
そして20階層へ着くとそこは夜の森で、今までよりも背の高い木々が生い茂っていた。森からは触れるものを麻痺させる糸を麻痺蜘蛛が吐き出し、グリ子達を執拗に狙ってきた。空からは黒死鳥の群れが不可視の闇の刃を放って来ており、下層に近付くにつれその攻撃は激しさを増していた。
しかし俺達はそのことごとくを結界で弾き返し反撃し、凛と蘭に許可を出して進行方向の森を燃やしながら進んだ。そして次の階層への空間の歪みが見えた時、その歪みの前にアラクネの上位種であるアラクネオリジンが多くのアラクネを従えて待ち構えていた。
アラクネは女性の上半身に蜘蛛の下半身の魔物だ。土魔法に鋼鉄をも切断する強力な糸、それに格闘能力を持ち中近距離で戦うのは非常にめんどくさい魔物だ。その上位種のアラクネオリジンはBランクに位置する魔物だが、体高が5メートル程もあるその巨体からは信じられないようなスピードで動き回り、魔法と糸を放ちながら格闘攻撃もしてくる厄介な魔物だ。アラクネ達の上空には鷲の上半身と翼に馬の下半身のヒッポグリフと、黒死鳥の群れもおり空からの攻撃態勢も準備万端といった感じだった。
「うーんめんどくさいなあの相手するのは」
「ダーリン、アレやっていい?」
「うーん……ここならいいか」
「やったー! 蘭ちゃん練習の成果を見せる時よ! 最大魔力でやるわよ!」
「うふふふ。もう失敗しません! ちゃんと操作してみせます!」
「グリ美とメイに結界忘れるなよ?」
「あ、そうね。忘れるところだったわ。蘭ちゃんこっちもお願いね」
キュオ!?
ガウッ!?
「グリ美ちゃんメイちゃん蘭が結界掛けるので大丈夫ですよ〜。紋章『女神の護り』」
「よ〜し蘭ちゃん行くわよ〜魔力全開! 『豪炎』」
「はい! 行きます! 『竜巻刃』」
「凛と!」
「蘭の!」
「「『暴虐の炎』」」
「熱っ! 魔力込め過ぎだろ!? 『女神の護り』」
ここのボスと取り巻きを倒すのが面倒なので凛の要望通り合成魔法の使用を許可したが、掛け声を練習したんじゃないかって位に魔力を込め過ぎていた。
凛は豪炎を放った後魔法を維持し続け、そこへ操作性を重視した蘭の弱めの竜巻刃の魔法が重なり徐々にその竜巻を大きくしていった。そして巨大な炎の竜巻が出来上がりアラクネ達のいる場所へ森を焼きながら移動して行った。
巨大な炎の竜巻が迫って来る事にヒッポグリフは逃げようとするが、アラクネオリジンの糸で絡め取られ炎の竜巻の中へ投げ込まれた。投げ込まれたヒッポグリフが一瞬のうちに燃えていく光景を見た周囲のアウラウネ達は一斉に逃げ出した。
しかし炎の竜巻に巻き上げられ高温になった大きな石が竜巻の周辺に飛び散り、逃げるアルラウネ達を貫き足を止めさせた。それはアラクネオリジンも例外では無く、飛んでくる土や石を避けている間に炎の竜巻に呑まれていった。炎の竜巻が消える頃には、アラクネオリジンのいた場所に、魔石と宝箱だけがポツンと存在していた。
「蘭ちゃんやったわ! 大成功よ!」
「凛ちゃんやりました! 初の合成魔法成功です!」
ええ!? ぶっつけ本番だったのか……
「凛ちゃんとんでもないわねその魔法……氾濫の時には有効そうね」
「魔獣だけでは無く街も消滅するけどな」
「そうなのよね。使いどころが難しいのよね〜でもスッキリしたわ! やっぱり魔女には大魔法よね!」
「うふふふ。蘭の大狐嵐動よりも広範囲を殲滅できました」
「この魔法は俺の許可無く使わない事。いいね?」
「わかってるわよ。奥の手ってやつね! ふふふ……ピンチの時に起死回生の最終兵器とかカッコいいわ」
「はい! うふふふ。最終兵器……早くまた使う機会が欲しいです」
違うよ、攻撃対象以外も無駄に破壊しちゃうからだよ。
「そ、そうだね。特に地上では二度と使う機会が無いといいよね」
「ソヴェートとかまたちょっかいかけてこないかしら?」
「次はメテオよりこっちを使いたいです」
「上級魔法を覚えた辺りから少しずつ凛ちゃんが変わっていっている気が……」
「ちょっと被害が大き過ぎるからやめようねー」
なるほど……俺が光の勇者で恋人達が悪魔。だからLight mareなんだな。
俺は蘭と凛の言葉に戦慄しながら、今後この破壊の悪魔達を制御しきれるのか不安になるのだった。
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