第16話:NPOに新たに学生15人のボランティア
仕方ないので斉藤栞さんに、肩を貸して通りに出てタクシーを止めて、橫浜駅
近くの彼女の住むマンションまで送ると酔って歩けないと言うのでタクシー代を
払って、彼女の部屋まで連れて行き、彼女に水を飲ませて、じゃーねと言うと、
待ちなさい、ちょっと、ここに座ってと言い、山下さんって可愛いい、私みたいな
若い学生に、きついこと言われても反論せずに、笑ってた、うつわが、でかい
のかもねと薄笑いをした。でも、そんなとこが好きと胸を、押しつけてきた。
山下さんて、独身なんですってね、ちょっとアタックしちゃおかなというと、
大人をからかうもんじゃないと言うと、怒った顔も素敵といわれ、山下が飲み
過ぎだよと、言うと、わかってる、いつも、とげとげしてる自分が嫌い
なのだけれど、結局そうなってしまうんだと、軽く笑いながら言った。
そして、今後も仲良くしてねとキスしてきて、山下は動揺したが、
心を鬼にして、じゃー帰ると言って、部屋を出てマンションの前でタクシー
に乗って帰った。タクシーの中で、こんなチャンスを逃して、何やって
るんだという自分と、仕方ない我慢だという自分の葛藤がしばらくの間、
続いたが、やがて、MMタワーのマンションについて、鍵を開けると、
誰も帰ってきていなかった。シャワーを浴びて、時計を見ると午前1時半、
ベッドに入って熟睡して、朝8時半に起きて、珈琲を飲んでいたが、
この日は日曜日で誰も帰ってこなかった。
翌、月曜日に平田浩一と周達夫、張武雄が昼過ぎに出て来て忘年会
の後の話になって学生達に付き合って、結局、午前様になり中華街の
実家の方が近いので歩いて帰り寝たと言い、平田浩一は俺は酒が弱い
から、早めに帰って寝たよと笑った。平田が山下健一は、何か良い事
でもあったかなと笑いながら言うと、ありませんよと言い返した。
すると平田が斉藤栞さんは可愛いし、何かあったかと思ったと言う
と大笑いされた。平田が、実は来年春に結婚する事になったので、
来年2008年4-5月は、来られない日が増えるので宜しく頼むと
話すと、皆が、おめでとうございますと言い、お相手はと言うと父の
平田泰三の紹介で、もう10年近く付き合っていて、年貢を納める時
が来たって訳さと笑った。
その後、山下健一の所に来て、そう言う事だがら、来年の春、不在の
時は、宜しく頼むなと言ったので了解と言い、その代わり、新婚旅行の
お土産待ってますよと笑いながら言うとわかったよと笑った。
忘年会の後、学生達がNPOの活動について多くの学生に話をして、
新たに15名の学生と社会人のボランティアの学生が増え総勢28人
になったと報告があった。数日後、2008年を迎えた。
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