第11話:株で大金得て次に何するか?
そんな、2005年も押し迫った12月30日、朝8時半過ぎにに平田浩一さんから山下健一に電話が入り、成行で全株売れと言ってきたので了解して、すぐにN証券に売りを指示した。すると、すぐ全株売れて、税引き後利益が7.43億円、残金が18.72億円と山下健一の資産が天文学的な数字になって、狐につままれた様な気分というのは多分こんな感じだろうと痛感する山下健一だった。
その晩に、平田浩一から電話で我々、投資グループも600株で売りを入れて全部売れたと喜んでいて、総額で100億円近い金額になったと言い、投資は、これが潮時だと思うと言い、来年は次のステップ、損をしたくないが、儲けなくても良いから、世の中で困っている事を解決することを皆で考えよと言い、山下君も営業部長として是非参加してして欲しいんだけれどと言ったので、言われることは理解できるので、1週間時間を下さいと答えると、わかったと言ってくれた。
その後1月の新年会は俺が持つから新年会をやりたいのだが、中華街とホテルニューグランドとどっちが良いと聞かれたので、中華街の方が落ち着くので、そっちが良いというと、その線で決めると言い、決まり次第電話すると言ってくれ、山下健一は今までの投資の始動や、最初に金を貸してくれたことに感謝しているとお礼をのべ、電話を切った。2006年があけて、1月2日に平田浩一さんからの電話で、1月10日、KS楼で夜7時から忘年会をやると言われ了解した。
1月10日、KS楼で夜7時につくと、皆、既に来ており、平田がサラリーマンは大変だよなと、山下の肩をたたいた。全員揃ったところで、投資の大成功を祝って、乾杯しようと言って、盛り上がった。食事をして、酒を飲みながら、平田浩一が山下健一の所へ来て、今後どうするか決めたかと聞くので、両親に相談したら、父がお前の人生だから、自分で決めろと言ったので三菱地所を辞め様と思うと言うと、それでこそ山下健一だ、うちのグループで働いてくれるんだねと喜んでくれた。宴もたけなわになった時に、平田浩一が、今後、何するか具体的に決めてない。ただ漠然と世の中で困っている事を解決するしたいとしか、言えないので、最初に会社組織を作るかNPO組織にするか、何をするべきか、検討しようと言った。
もし、この意見に、賛同できない人は、株投資研究家を去って、独立しても構わないと述べた。とりあえず、事務所を借りたい。みんなの家から近い、石川町、関内にするか、交通の便が良い橫浜駅周辺にするか、どっちかが良いと言うと、金は、あるのだから、海が見える、山下公園の近く、最近、みなとみらい線が、開通したのだから関内周辺の方が良い人と橫浜駅周辺の希望の人が多く、多数決で決めると言い、決を採ると5対2で、関内周辺と決まった。
NPOにするか、企業にするかという点について聞くと、金儲けを大前提にしないのなら、最初からNPOの方が良いのではないかとなった。しかし、その意見に対して山下健一は、損する覚悟があるならむしろ、損をカバーするためにも企業も作った方が良いと言い、企業の代表とNPOの代表を別々に決めて行動した方が良いと言った。その理由は、NPOだけだと、企業や政府、自治体との交渉で不利になるのではないかと訴えた。資金も豊富にあるのだから、そっちの方が良いというと意見を出し、再び決を採ると言うと、5体2で両方作った方が良いと言うことになった。
その後、代表者は誰にするかと言う話では、NPOを平田浩一で、会社組織を山下健一にした方が良いと言う意見が出ると異論なく決定した。事務所は一緒でも構わないのではと言う事になった。山下健一が「みなとみらい」のマンションを2LDK、80m2のマンションを買い会社所有の事務所にしたいと言った。わかった、それは山下健一に頼むといい、その話で進めてくれと言われた。まだ、山下健一は三菱地所の営業マンなのでローンの支払いが厳しいそうな人を探し、安く買うよう努力すると伝えた。
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