　今回の橫浜の湾岸マンション販売物件は先行予約をやらないので、発売日、即、販売となっていた。運命の２００３年３月１３日、販売開始の日、２戸とも三菱地所の売主特権で山下健一が販売契約を結んだ。初めての高層マンションの販売で感激で涙が出そうになるのをこらえて山村清彦さんと山室光男と販売契約書を交わして、鍵を渡した。そうして、２００４年を迎えた。

　２００４年は山村清彦さんと山室光男さんのマンションを訪ねて住み心地や見晴らしなどについて聞くと快適だとの反応だった。そこで、どなたか知り合いを紹介していただけませんでしょうかと聞くと、もちろん、契約者を紹介していただくと、２０万円相当の商品か、現金１０万円を差し上げますと言うと、今月末までに調べておくと言ってくれ、３月３１日に、お伺いすると、山村さんが２人、山室さんが３人の候補者を紹介してくれ、必ず電話で面会の約束をしてから会って欲しいという条件で情報をくれた。早速４月に、電話をかけると１人だけが、戸建てを希望してるので駄目と言われただけで、会ってくれることになり、４月第１週に菓子折をもって、面会に行った。

　１人目の山武信夫さんが、奥さんと、両親に相談してから答えると言われ、もう１人の木島虎夫さんが、もう百万円下げてくれたら買うと言い、もう２人が中古になって６千万円台になったら考えると言われ、実質的に２人が購入候補となり、事務所に帰り、目玉商品の２ＬＤＫ物件を出してもらいたいというと、低層階になるが７階の２ＬＤＫの物件を８１８０万円まで下げても良いと言われ、早速、訪問すると木島虎夫さんが女房と子供２人と両親を連れて部屋を見せてもらえるかと言われ了解した。その週の土曜日に山下健一が同行して８階のマンションの鍵を開けて、マンションの部屋の中を案内すると、御両親が意外に広いねと言い、奥さんが、私は、あまり高い所は苦手なので、この位で十分と言い、子供達も嬉しそうだった。すると、お母さんが、海の景色ね、夜景はもっと綺麗でしょうねと言い、木島虎夫さんが、じゃー、ここに、決めますかと言うと異論無く、購入となり、その場で契約書を交わし、販売にこぎつけた。

　もう1件の山武信夫に電話すると、今週の日曜日、物件を両親と子供の合計６人で見学して決めたいというので了解し、会社の８人乗りワゴン車を借りて仲木戸駅まで迎えに行くことにした。仲木戸から新しくできた海沿いの道を走ると、お客さんから歓声があがり、海が綺麗ねと言われ、みなとみらいに地区に入ると、意外に緑も多いねと、好印象だった。マンションにつくと、海辺まで散歩に良い距離だと、御両親が喜んでくれ、１８階の８５８０万円の２ＬＤＫ８２.８ｍ２の部屋をみると、大ぶりの部屋になってるねと言い、景色も良い、小学生の娘さんも、わーすごいと喜び、山武信夫さんが、どうすると、奥さんと両親に聞くと、お父さんが、資金はヤフー株の投資で得た１億でおつりが出るからで買えるんだろと言うと、購入すると言い、購入書類を作成して、鍵を渡し売買契約成立した。これで、２００３年４月末日現在、三菱地所・橫浜営業所の売上競争で一気に１位に躍り出た。その後、先輩達が高額物件を売って、最終的には１２月末で営業所３位となり、今年は業績評価と歩合給をあわせて１５００万円の年収になった。

　そうして２００５年を迎えた。２００５年は、また３千万円台のマンションを１つでも多く売るように、方針転換して、毎日、顧客回りを欠かさずしていると、１月に仲良くしてるお客様から２人を紹介していただき、東戸塚のマンション３千９百万円と港北ニュータウンの５千５百万円のマンションの販売契約ができて、２月に戸塚の１戸建て住宅６千万円の大きな家を販売でき、３－５月に子供さんの独立に伴って、東戸塚の２ＬＤＫの３千６百万円、港北ニュータウンの郊外の２千８百万円の２ＬＤＫのマンションの契約ができた。６月から１１月に６件のマンションの契約がとれて合計１２件の契約をとれて、件数的には営業所内トップになった。その後、１２月に２件のマンションの契約がとれて合計１４件となり、販売件数でトップになり業績表彰を受け、年収が１８００万円を越えた。