第9話:株長者に「みなとみらい」の高額マンション売るぞ
平田浩一が具体的な事は電話で話すから携帯電話とメールはしっかりチェックしてくれといった。すると山下健一が十分な金ができたらどうするんですかと、鋭い質問をすると、そうだな、そうなったら、損しない程度にうまく、世の中で困っている事を改善していきたいなと言うと、具体的には、と他の人から質問が出た、問題が貧困の問題、大自然災害の問題、地球環境の事、どのテーマにするか、また、実際に行動するか、また、具体的な行動方法は、その時に決めるしかないねと言った。
次に十分な金額って、いくらですかとの質問が出て、もう既に、十分と言えば十分だがといい、もう一回、ヤフー株で勝負して、この金を減らさなかったらと言う事にしようと言うと、異論は無く、それで行くことになった。その晩は、皆、心底から喜んで、山下健一も、こんな魅力的な仲間に入れてもらって、本当に良かったと思い、その中でも平田浩一の指導力と言うか、カリスマ性というか素晴らしいと思い、酔って、何回も固い握手をすると、平田も山下の有言実行の精神を気に入った様で、今後も一緒にやっていこうぜと抱き合った。そして解散となり、翌朝は少し酒臭さを残して出勤していった。
2000年になると、時計が狂い、コンピュータが使えなくなるとか、世紀の変わり目には、大災害が起こるとか言われたか、拍子抜けするほど、何も無かった。その後、仲間内で、山下健一は顔なじみになった、お客さんを回って、近くに家を買い換えたいと言う人はいないか、橫浜近郊を探し回っていると、ネットバブルでも儲けた人が、3人現れて、予算8千万円でみなとみらいに高層マンションを買いたいと、話してくれ、毎週、この2人をマークして訪問を欠かいようになった。
その後、2000年の6月にみなとみらい地区にMMタワーズ・タワーズ東棟が、2003年2月、西棟が9月、南棟が11月に完成する予定という情報を得て、その2人に知らせると70-88m2の2LDKか3LDKを8千万円台で買いたいと話してくれた。この年も3千万円前後の中古マンション物件を9月迄に6戸販売した。
2001年9月4日、朝8時半に平田浩一さんから電話が入りヤフーが下げてるから成行で100株買いを入れろと言われ、会社に事情があって遅れると電話してN証券に売買をした。
その晩、182万円で100株、1.82億円で買えて、残金が11.28億円となった。その夜、平田浩一から電話があり、ヤフー株成り行きで600株買い入れたが500株しか買えず、100株は成り行き買いを継続すると話していた。翌日188万円で残りの100株を買えたと言った。12億円近い買いで、ちょっとぶるったと笑いながら言った。一方、山下健一の仕事では、2001年も3~4千万円前後の不動産を10戸、売買できて、営業所でも売り上げベスト10をキープしていた。
2002年も、みなとみらいの豪華マンショんを買ってくれるかも知れない山村清彦さんと山室光男を毎週、継続訪問して、入った情報をこまめに渡していた。2002年12月に30階建ての16階で2LDK80m2の部屋が8280万円、20階が8680万円で出ているが競争が厳しかったが、M.M.タワーズ は建築主、設計者:三菱地所で建築を前田建設に依頼した物件であり他社より有利に販売できそうだった。2002年、年末に山村清彦さんが8280万円の物件と山室光男さんが8680万円の物件と言うことでリスク覚悟で先行予約を入れておいた。そして、2003年を迎えた。
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