第17話 四天王サンドゴーレム
あらすじ
四天王アクアマンがいる海中国に入るため酸素発生機を探すユエ、海中で移動するため海竜の巣を展開するサラ、準備をしているヒロシ達だったが海が急に渦巻いた、渦巻いてる海から謎の声は喋りかけてくる。その声はただ挨拶をしに来ただけだった、意味がわからなかったがとにかく海中国に行った。海中国はライトアップされとてもきれいであった、海中国に聳え立つ巨大な塔の上からアクアマンが急にやってきた。アクアマンと戦闘が開始された、まず僕(しもべ)を使い攻撃してきた、カイトがタンクとして殆どの僕を惹き付けて殆どを処理した、僕が消えたのでアクアマンと直接対決である、アクアマンは素早く移動し、攻撃をスルスル避けるのであった。ヒロシやカイトが攻撃するがまた避けられる、しかしサラの設置魔法プラズマネットに引っ掛かりアクアマンは窮地に立つ、しかしアクアマンはTHE・sharkを発動して超強くなる。ヒロシ達は圧倒され全滅寸前まで追い詰められてしまう。だがしかーし、黄金の剣が覚醒してまたチート級の威力でアクアマンを倒すのであった
ーーーーーーーここから本編ーーーーーーー
アクアマンを倒したヒロシ達は次の四天王を倒すため移動していた
ヒロシ「んでよー、次はどこ?」
サラ「次は地属性だっけ?」
カイト「ゴーレムだっけか?」
ユエ「一気に言われても答えられないですよ~!」
ユエ「次は普通の村です」
ユエ「たしかに地属性です」
ユエ「はい、ゴーレムです」
ユエ「はい!質問に答えましたよ!」
ヒロシ「おぉーさすがユエ」
サラ「地属性は面倒くさいわね」
カイト「しかもゴーレムだからこりゃ硬いな」
ヒロシ「んで、普通の村って?」
ユエ「次の四天王がいる村は見た目は普通の村らしくて言い様がそうとしか…」
ヒロシ「分かりにくー」
ユエ「いや、そうでもないんですよ~」
ヒロシ「どゆこと?」
ユエ「次の四天王がいる村はゴーレム達が住んでいるんです、ゴーレムはかなり大きい種族なので遠くから分かるんです」
ヒロシ「ほー、なら楽だな」
サラ「地属性が厄介ね」
ユエ「はい、地属性はあまり属性として苦手は無いので無属性とかがよろしいですね」
カイト「ゴーレムは硬いからどう攻略するんだ?」
ユエ「当たってくだけろ!ですね」
ヒロシ「おいおいおい、当たってくだけたらダメだろ」
ユエ「てへっ」
ヒロシ「いや、てへっじゃないから」
ヒロシ「真面目に戻って、お願い」
ユエ「まぁ、ゴーレムは大きいので足下から崩して行けば良いのではないでしょうか」
ヒロシ「足下崩してスキを出して、ぼこぼこにっということねー」
サラ「そんな簡単にいくのかしら?」
カイト「あいつ思った以上に硬いから気を付けてな」
ユエ「そうなのですか、分かりました」
ヒロシ「んで、作戦は俺は足下に剣で、サラはなんか魔法で足下、カイトはヘイトを集めといてくれ、ユエはあいつに傷ができしだい弓矢で攻撃してくれ」
サラ「魔法は何かって何よ」
ヒロシ「サラが使えるのしらんし」
サラ「ヒロシ、ちょっと降りなさい」
ヒロシ「すんません」
ユエ「まあまあ、落ち着いてください」
サラ「分かったわよ、ったく」
ユエ「無属性魔法は使えますか?」
サラ「シャインバーストなら」
ユエ「なら、よろしくお願いしますね」
サラ「分かったわよ」
カイト「んでよ、足下に攻撃ならヘイト集めても意味がないんじゃないか?」
ヒロシ「まぁ、何とかするわ」
カイト「ぶっつけ本番か」
ヒロシ「そゆこと」
ユエ「あの、村見えましたよ」
ヒロシ「速くね?」
ユエ「まぁ、そこまで遠くないので」
見えた村は本当に普通の村で、一見四天王がいるとは見えないが、ユエが言っていた通りゴーレム達が見えるので分かりやすかった
カイト「にしても大きいな」
サラ「あんなに大きいのね」
ヒロシ「いやー、予想外れだわ」
ユエ「では、行きます?」
ヒロシ「素早く行こうぜー」
カイト「見つかっては困るからな」
サラ「じゃ、瞬間移動する?」
ヒロシ「お?出来るのかよ!」
サラ「そうよ?」
ヒロシ「だったら今までの移動で使えよ!損じゃないかよ!」
サラ「いや、目に見える距離じゃないと無理よ?」
ヒロシ「なんだよ…」
サラ「何かしら?苦情?」
ヒロシ「何でもありません」
サラ「なら速くするわよ」
サラ「皆、目を瞑って」
サラ「瞬間移動魔法、テレポーテーション!」
サラがそう叫ぶと白い光が身を包む
ヒロシ「なんか、眩しいんだが…」
サラ「黙って」
ヒロシ「ふぉい」
サラ「あと少し目を瞑ってて」
サラ「3,2,1,」
サラ「テレポーテーション!」
白い光は周りをより包み、ゴーレム達は眩しさに目を瞑る
サラ「はい、完了」
ヒロシ「ん…おぉ、村にいる」
ヒロシ「…てか、どこ?」
カイト「ここは…家の裏か?」
ユエ「見たかぎりそう見えますね」
サラ「まぁ、テレポーテーション範囲にランダムに移動するからしかたないわ」
ヒロシ「んでさ、四天王どこ?」
カイト「家もでかいから見えないな」
ユエ「ゴーレム達が大きいから家もより大きいとは…盲点ですね…」
ヒロシ「ま、四天王がいるのは凄いとこだろうし見つからないように進もう」
サラ「なら、透明魔法使う?」
ヒロシ「何回も言うけど速くそういう魔法は使えるって教えろよ…」
サラ「まぁ、最近覚えたんだからいいじゃない」
ヒロシ「まぁいいや、はよ使って」
サラ「いい?」
カイト「大丈夫だ、透明になるのはいいが踏まれないように気を付けてな」
ユエ「ゴーレムは怖いです…」
サラ「じゃ、透明になるわよー」
ヒロシ「わー楽しみー」
サラ「はい」
ヒロシ「え?終わり?」
カイト「見たかぎり変わらないが?」
ユエ「そうですね…?」
サラ「いや、透明よ?試しにゴーレムの前に行ったら?」
ヒロシ「いや、踏まれたくないんで良いです」
カイト「んじゃ、行くか」
ユエ「村自体はあまり広いとは言い難いので
速く見つかりそうですね」
ヒロシ「ま、踏まれないようになー」
サラ「はいはい」
カイト「なぁ、一つ良いか?」
ヒロシ「ん?なんだ?」
カイト「俺らがテレポーテーションしてきたときにいたこの家ってさ《お城》じゃないか?」
ヒロシ・サラ・ユエ「え?」
カイト「いや、何か見覚えがあるなって思っていたんだよ」
ヒロシ「まじでお城なの?」
カイト「あぁ、普通の家に見えるが他と比べると大きいし、屋根が独特だ」
確かにカイトが言っていた通り周りと比べると大きい、屋根も三角や平らではなくまさにお城っぽい三角錘の形である
ヒロシ「にしても探す手間が省けて楽だわー」
サラ「あのさ、そんな呑気な事言ってられるわけ?」
カイト「さっさと、中に入るぞ」
ユエ「まぁ、相手の前で話している所ではありませんしね」
ヒロシ「ゴーゴー」
ヒロシ達は建物の中に入る、中はレンガで作られており、他とはやはり格別なようだ、四天王ということもありとても広く、家の広さ、天井までの高さは人間の家の数十倍もある
ヒロシ「いや、ばかでかいな…」
ユエ「ゴーレムだから私達が蟻さんみたいな気分ですね…」
カイト「ここまで大きいんだ、なかなか怯まないだろう」
カイト「で、四天王のいるところはこのまま真っ直ぐだ」
ヒロシ「なぁ、サラ」
サラ「なによ」
ヒロシ「瞬間移動してくんね?」
サラ「無理よ、こんな距離で変な所にいったら逆に大変じゃない」
ヒロシ「えー、でも真っ直ぐ行くの疲れるじゃん」
ユエ「でも、進みましょうよ?」
カイト「サラが無理だって言っているだろう?諦めな」
ヒロシ「ちぇっ、分かったよ…」
ヒロシ達がお城を歩いて30分…
ヒロシ「おい…まだかよ…」
サラ「と、遠いわね…」
ユエ「疲れました~…」
カイト「大丈夫だ、あと少しで扉に着く」
ヒロシ「本当か?」
カイト「見えるだろ?」
サラ「確かにでかい扉があるわね」
ユエ「あと少しだから頑張りましょう!」
扉に向かいヒロシ達は進む、20分して扉に着いたのであった
ヒロシ「はぁはぁ、まじ無理」
サラ「きゅ、休憩しましょう…」
ユエ「そうですね…」
カイト「休憩も良いが速めに行くぞ?ばれては困るからな」
ヒロシ「なんでカイトはそんなに疲れてないんだよ…」
カイト「まぁ、昔からあまり体力が変わっていないのかな」
ヒロシ「その体力羨ましいな…」
カイト「まぁ、休め休め」
ヒロシ「ありがとな」
ヒロシ達は扉の前にてばれないように休憩したのであった
30分後…
ヒロシ「ふぅ、休憩したから大丈夫だ」
サラ「魔力回復完了よ」
ユエ「もう、行きます?」
ヒロシ「あぁ、行こうぜー」
カイト「気を付けてな」
ヒロシ達は扉を開ける
サンドゴーレム「よぉ」
ヒロシ「うわ、でっか!」
サラ「ひぇー無理無理無理!」
ユエ「こんなのに勝てるんですか!?」
カイト「怖じけずくな」
ヒロシ「ま、覚醒しちゃえばワンパンだしな」
サンドゴーレム「こんな小さき者が倒せるとでも?」
サンドゴーレム「馬鹿馬鹿しい」
サンドゴーレム「さっさとうせな」
ヒロシ「んだとぉ?」
カイト「挑発だとしても聞き捨てならんな」
サンドゴーレム「さぁ、戦いましょうか」
ヒロシ「さぁ、行くぞ!!」
カイト「おう!」
サラ「シャインバースト!!」
サンドゴーレム「おぉ、足下を崩しに来ましたか」
ヒロシ「獄炎の剣!」
サンドゴーレム「かなり威力がありますが意味がないですね」
カイト「シールドクラッシュ!!」
サラ「スプリットボム!」
スプリットボムとは小さな爆発を沢山おこす技である
サラ「さらに!第6位魔法!《流星》!」
サンドゴーレム「高位魔法のかなり強い技ですか、なかなかな魔法使いですね」
ヒロシ「迅速切り!!」
カイト「セイクリッドスラッシュ!!」
セイクリッドスラッシュとは聖属性の斬攻撃である
ヒロシ「カイトは剣も使えたのか!?」
カイト「まぁな、いざという時や攻撃が少ないときなどに使う」
ヒロシ「攻防どっちも出来るなんて凄いな!」
カイト「お喋りも良いがまずは敵に集中してくれ」
サンドゴーレム「泥岩の手腕」
カイト「気を付けろ!!」
ヒロシ「おうよ!」
サンドゴーレム「ふん!」
サンドゴーレムが岩に覆われた腕を振る、地面に叩きつけた震動で地面が大きく揺れる
ヒロシ「おわっ!」
カイト「く、かなりの震動だ!」
サラ「きゃああ!」
ユエ「す、凄い震動っ!」
ヒロシ「たった一撃でこれか…」
カイト「だから、気を付けろ」
ヒロシ「ま、攻撃は病めないがな!」
ヒロシ「新技を披露してやるぜ!」
ヒロシ「雷鳴斬!」
カイト「バーストダンプ!」
バーストダンプとは剣と盾を敵に同時に攻撃する技である
サンドゴーレム「なかなかですね」
ヒロシ「まだまだぁ!」
ヒロシ「バーニングスラッシュ!」
ピキッ サンドゴーレムにヒビが入った
カイト「あのヒビをなぞるように華麗なる剣を見せてやる」
カイト「血鮮華!!」
ヒロシ「おぉ、カッコいい!」
サンドゴーレム「なっ!?ヒビがひどく…」
サラ「召喚獣!タイラント!」
タイラント「ガルルル…」
名前 タイラント
種族 狼
属性 聖
ヒロシ「召喚獣なんて使えるなんて…!」
サラ「タイラント!やっちゃえ!!」
タイラント「ガルッ!」
サラ「シャイングロー!」
タイラントは聖なる爪をサンドゴーレムに向け振り下ろす
サンドゴーレム「ヒビがっ!よりひどくなって…」
ヒロシ「覚醒使わなくてもいけそうじゃね?」
カイト「四天王ではサンドゴーレムはビリだ、だが油断はするな」
サンドゴーレム「私がビリだとてめぇは言ったな?」
ヒロシ「雨の叢雲の剣!」
雨の叢雲の剣(あまのむらくものつるぎ)とは昔、かのヤマタノオロチを倒す時に使われた技である
ヒロシ「いやー、なんか強いの使えたわ」
サンドゴーレム「なぜお前がその技を!?」
ヒロシ「知らんが、まぁいい」
ヒロシ「てめぇを倒す!!」
ヒロシ「うおおおおりゃあ!」
サンドゴーレム「ぐ、ぐわぁぁぁぁぁ!」
カイト「よし、覆われた岩石はとれたな」
サンドゴーレム「ちいっ、やばいな…」
ヒロシ「んじゃ、やりますか」
カイト「何だか強い技使えてluckyだな」
ヒロシ「なんで英語?」
カイト「まぁ、気を緩めるな」
サラ「タイラント!もう大丈夫よ!」
ユエ「タイラントちゃんカッコいいですね~」
サンドゴーレム「許さん、早々に倒す!!」
ヒロシ「んじゃ、倒すか!」
カイト「血鮮華!」
ヒロシ「雨の叢雲の剣!!」
サラ「サラマンダーの伊吹き!!」
ユエ「サンシャインアロー!」
サンドゴーレム「岩壁の守り!!」
ヒロシ達「いっけぇぇぇ!!」
サンドゴーレム「負けてたまるかぁぁ!」
技が交差する、もの凄い光と衝撃によりお城は崩壊しはじめる、しかしそんな事は無視して攻撃を止めない
ヒロシ達「おりゃぁぁぁ!」
サンドゴーレム「守りきる!!」
二つは激しく攻防する、勝つのは甲か乙か…
お城の崩壊とともに勝敗は決まった
結末は…
サンドゴーレム「魔王に我が命を捧げし人生…力に成れず仕舞い…どうかお許しください…」
ヒロシ「ゴーレムを舐めていた」
カイト「なかなか激しく攻防した、久しぶりだ」
サラ「なかなかの相手だったわ」
ユエ「またの機会にでも」
サンドゴーレム「無理だ、魔王様に命を捧げし者は負けたら魔王様に消される運命、しかも検討した者はまだ躊躇されるが我れみたいにただたんに負けた者は直ちに消される」
ヒロシ「魔王はクズだな」
カイト「四天王でも躊躇い無く消されるのか」
サンドゴーレム「あぁ、珍しく白熱した戦いであった」
サンドゴーレム「もぅ、別れだ」
ヒロシ「なかなかこんな風に敵とお喋りなんてしないから寂しいな」
サンドゴーレム「では、さらばだ…」
サンドゴーレムは砂となりて消えていった
ヒロシ「なんか珍しく寂しいな…」
カイト「敵なのにな…」
サラ「くよくよしない!相手は四天王!魔王の手下!だから悲しくなんか、悲しくなんか…」
ユエ「気持ちを切り替えましょう!」
カイト「あぁそうだな」
ヒロシ「次の四天王の所に行きましょう、いよいよ最後の四天王です」
カイト「よし、やってやろうぜ」
ヒロシ「さぁ、魔王前の最終決戦だ!」
次はいよいよ最後の四天王との戦いだ
果たして一体どんな闘いが待っているのだろうか…
次回 第18話 四天王デーモンナイト
お楽しみに!
次回敵情報
名前 デーモンナイト
種族 暗黒騎士
属性 闇
素早い機動力と高い攻撃力で四天王の中でもダントツに強い、闇属性魔法を使い闇に身を包みあたかも消えたかのように姿を眩ます魔法を使って敵を惑わす
異世界勇者のはちゃめちゃ?冒険!? りくお @yamamotoriku
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