第9話 黄金遺跡
ヒロシ「はぁ、また砂漠か・・・最近行ったり来たりだな・・・」
サラ「仕方ないでしょ、黄金遺跡は砂漠地帯にあるんだから」
ユエ「黄金の剣を入手するには砂漠地帯の黄金遺跡に行かないと行けないですからね~」
ヒロシ「速くしようぜ」
サラ「うるさいわね、少し待ってなさいよ」
そういうとサラは水魔法で馬を作り出した
サラ「ほら、乗りなさい魔法だけど一応しっかりと乗れるわよ」
ヒロシ「おぉ!魔法で馬を作り出せるなんてさすがサラだな!」
ユエ「わぁ~、馬です~エルフなので乗馬術は得意なのですよ~」
ヒロシ「おぉ!ならユエ、馬の乗り方を簡単に教えてくれ!」
ユエ「まずこれをこうして、あぁしてどうちゃらこうちゃら・・・」
話を聞くこと約10分
ヒロシ「ありがとな!さぁ出発前だ!」
サラ「なるべく速く着くわよ、魔法の消費を無くしたいからね」
ヒロシ「あぁ、分かった!速くいこう!」
魔法馬「ヒヒィィィィン!」
ヒロシ「おぉ!速い速い!これなら速く着くな!」
サラ「目的地まで自動で向かってくれるからただ乗ってるだけでいいわよ」
ユエ「これなら10分程度で着きそうですね~」
サラ「そうね、私の魔力休憩も合わせて30分ってとこかしら」
ヒロシ「なら進める所まで進んじまうか!」
サラ「ちょっと!あまり速くすると私の魔力が・・・!」
サラ「きゃぁぁん、だ、だめ・・・もぅきついわ」
サラは息を荒くしてきつそうにしている、その姿はもう俺には耐え難い状況だったのでー
ヒロシ「すまんって!すまなかった、休憩しよう」
サラ「ハァハァ・・・もうだ、め・・・」
ユエ「サラちゃん・・・ダメですよ~ヒロシ様、あまりテンションを刺し違えると~」
ヒロシ「あぁ、すまなかった・・・」
それから暫くサラを休憩させた
サラ「ん、ふぁ~、あれ私確か魔力を使いすぎてーーーあ、ヒロシ~!許さないわよ!」
ヒロシ「ひぃっ!ごめんって!謝るから~!」
サラ「許さないわよ~!」
ヒロシ「た~す~け~て~!」
ユエ「仲良しですね~」
ヒロシ・サラ「仲良しじゃない!」
サラ「ちぃっ!こら~~!」
ヒロシ「ひゃぁぁぁ~!」
ユエ「黄金遺跡に行きますよ~置いてきますよ~!」
サラ「くっ!仕方ないわね!」
ヒロシ「危なかった~」
サラ「あん?」
ヒロシ「ひぃっ!」
ユエ「では行きますよ~」
そして暫くして黄金遺跡に着いたのであった
ユエ「着きましたよ~」
サラ「ふぅ、やっと着いたわね・・・」
ヒロシ「さぁ、いっちょやるか!」
三人は遺跡の中に入っていく
サラ「うえっ、砂の匂いが凄いわね・・・」
ユエ「まぁ、古代の遺跡ですからね」
ヒロシ「ん?前にいきなりボスの部屋があるぞ?今回は楽勝じゃん!」
サラ「油断はしないでね、かなり強い魔力を感じるわ」
ギィィィィィィ~~・・・
ゴールデンドラゴン「ギャオ~!」
ヒロシ「なっ!?」
ユエ「ゴールデン!?」
サラ「ドラゴン!?」
ヒロシ「すいませんでしたぁ!逃げますぅ!」 ガチャガチャガチャガチャ
ヒロシ「開かないっ!?」
サラ「どうやらこいつを倒さないと出れないようね」
ユエ「あんな凄いドラゴン相手にどうするんです?」
ヒロシ「まずはあいつの出方を見るしか薙いだろ!隙を見て攻撃して観察だ!」
サラ・ユエ「了解!」
ゴールデンドラゴン「ギャオ~!」
黄金の光のビームを放つドラゴン
ヒロシ「よっと!意外と範囲が広いな・・・・!」
ヒロシ「!?」
ビームに当たった一部の壁部分が黄金に固まっていた
ヒロシ「なっ!?壁が金に!?ユエ!サラ!気を付けろ!さっきのビームに当たると金に固まっちまうぞ!」
サラ「金に!?なんともあのドラゴンらしいわね・・・」
ユエ「ビームを放ったあとは隙ありです!」
ビュン!!
ゴールデンドラゴン「ギャア~!」
ユエの矢にビームが当たり矢は金に固まってしまった
ユエ「私の矢が!?」
サラ「魔法はどうかしら!?」
魔法を放つがビームに当たる、金には固まらないがビームに魔法が打ち消される
サラ「あんなやつどうやって倒せば良いのよ!」
ヒロシ「サラ!危ない!」
サラ「えっ?」
ドゴォォォォォォ
サラ「くっ!魔法で防いだけど手足が固まって・・・」
ヒロシ「サラ!大丈夫か!」
サラ「んっ!なんとか大丈夫よ!今はあいつの気を引き付けておいて!」
ヒロシ「分かった!よしユエ!いくぞ!」
ユエ「はい!やってやりますよ!」
ユエ「はあっ!」
まずユエが矢を放つその矢にビームを放つドラゴン、ヒロシはビームを放った後の隙を狙って攻撃する
ヒロシ「うぉぉぉぉぉぉ!おらぁぁぁ!」
ガキんっ!
ヒロシ「なっ!?こいつの自体も金だから硬すぎて剣が効かない!?」
ユエ「ヒロシ様!気を付けて下さい!前からドラゴンのかぎずめが!」
ヒロシ「くぅっ!ガァッ!ぐふぅ、あいつ攻撃力も高ぇ・・・あいつの体にヒビでも入れば楽なんだが・・・」
ヒロシ「ん?ヒビ?そうか!おい!サラ!魔法は使えるか?」
サラ「なんとか大丈夫よ!一体どうして急に・・・?」
ヒロシ「分かるだろ、わざわざ魔法使いのお前に言った理由がな」
ユエ「サラちゃんの魔法は金に固まらない、だからそれを利用してあのドラゴンの体にヒビを入れるんですね?」
ヒロシ「あぁ、そうだ、当たりだユエ、そうさっきサラの魔法は金に固まら無かった、だからユエの矢を放つ、そしたらサラがあいつの体に魔法を放ちヒビを入れる、ヒビを入れ俺がとどめを刺すという事だ」
サラ「そういうことね、理解したわ」
ヒロシ「ところであいつの弱点とか、弱点とまでは行かないがなにかあいつが弱い魔法とか分からないか?」
サラ「うーん・・・・・あ!そう言えばさっき炎の魔法を使って攻撃したんだけど意外と打ち消される時間が少し長かったわね、もしかしたら火が弱点かもしれないわね、あくまでも可能性の話だけどね」
ヒロシ「可能性でも良いんだ、ヒビさえ入ればこっちのもんだ」
サラ「まぁ、私が使える一番強い魔法は前に使ったドラゴニア・バーニングよ」ヒロシ「そのくらいの威力もありゃさすがにヒビは入るだろうな」
ヒロシ「では、今からあいつの気を引き付ける、その間に詠唱を始めてくれ、詠唱が終わったら言ってくれ、そしたらユエが矢を放つ」
サラ「分かったわ、ヒロシ、あなたを信じるからね」
ヒロシ「あぁ、信じてくれよ」
ヒロシ「ユエ!あいつの気を引き付けるぞ!」
ユエ「はい!ヒロシ様!」
ゴールデンドラゴン「ギャアオオオオ!」
ヒロシ「こっちにきずいたぜ、さあ行くぜ!」
ユエ「サンダーアロー!」
ヒロシ「衝撃波斬!」
ゴールデンドラゴン「ギャオ~!」
ドゴォォォォォォ
ユエ「ビームになんて当たりませんよ!光の矢雨(シャイニング・レイン・ボウ)!」
ゴールデンドラゴン「ギャア~!」
ヒロシ「獄炎の剣っ!」
ゴールデンドラゴン「ギャオア~!」
サラ「終わったわよ!」
ヒロシ「ユエ!よろしく頼む!」
ユエ「はい!分かりましたよ、はあっ!」
ゴールデンドラゴン「ギャラァァァァ!」
ドゴォォォォォォ
ユエの矢にビームが当たり金に固まる、そしてゴールデンドラゴンに隙が出来る
サラ「今よ!ドラゴニア・バーニング!」
ゴールデンドラゴン「ギャアァァァァァ!」
ピキッ ゴールデンドラゴンの体にヒビが入ったヒロシはそこを狙う
ヒロシ「よし!とどめだ!はあっ!『獄炎の剣っ!』」
ゴールデンドラゴン「ギャオオオオオオ!」
ドシーン・・・
三人「っ!やったぁ~!」
ヒロシ「やったな!」
サラ「えぇ!よくやったわね!」
ユエ「一時は怖かったですね~」
ヒロシ「あぁ、あのビームを俺とユエ皆が当たっていたらゲームオーバーだったろうな」
サラ「あら?宝箱が・・・」
ヒロシ「おぉ?どれどれ」
ヒロシ「おぉ!黄金の剣だ!」
ユエ「やっと入手出来ましたね!」
サラ「これからその剣を使えば楽勝ね!」
ヒロシ「いや使わない」
サラ「え?」
ヒロシ「この剣は珍しいものだそんなに沢山使ってしまってはさすがに威力の低下に繋がるし、貴重なものを普通に使う勇気なんて無い」
サラ「ふーん、まぁその事はあなた自身が決めること、異論はあまり言わないわ」
ユエ「次は何処に行きましょう?」
ヒロシ「今回みたいに強い武器を二人にも入手してもらいたいな」
ユエ「なら次は私の故郷のエルフの森の中の村にある伝説の武器をとりに行きましょうか?」
ヒロシ「あぁ、そうするかサラは異論は無いか?」
サラ「私も大丈夫よ」
ヒロシ「なら決まりだな、次はユエの武器を入手しにエルフの村に行くか!ユエ、案内を頼むぞ」
ユエ「はい!任せて下さいね!」
こうして無事に強敵ゴールデンドラゴンを倒した一行はユエの武器を入手すべくユエの故郷の村に行く事にした、一体どんな闘いがまっているのだろうか
次回 第10話 ユエの故郷エルフの村
お楽しみに!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます