第8話 海底神殿

雪山の洞窟のボスのホワイトアイスゴーレムを倒した三人は

ヒロシ「いや~海底神殿に行くのは良いんだけどさ、どうやって海のなかから探すの?」

サラ「問題ないわ、魔法で出現させちゃうんだから」

サラは瞳を閉じて静かに祈って、周りから青いオーラを放っている

ヒロシ「おぉ、カッコいいな」

ユエ「静かにして下さい、魔法は神経を研ぎ澄まして行うんですよ』

ヒロシ「あ、あぁ、すまなかった」

サラはさらに祈りをしている

と、急に海が地響き的な音を出し始めた

ヒロシ「!?一体何だ!?」

海の中から神殿が現れた

ヒロシ「えー!?し、神殿が海の中から出てきたぞ!?」

さら「どうよ、凄いでしょ~」

ユエ「さすがサラちゃん!凄い力ですね~」

ナデナデ サラは相変わらずユエに撫でられている

サラ「この調子では行きましょう!」

ユエ「お~~~!」

ヒロシ「お~!」

ノリノリで神殿の中に入っていく

ヒロシ「さっきまで海の中だったから水が溜まっているな」

サラ「別に水ぐらい大丈夫よ、何気にしてるの、行くわよ」

ヒロシ「へいへーい」

ユエ「まだお魚さんがいるんでしょうか?」

サラ「水が大量に出たからもう大体は息が絶えたんじゃないかしら」

ユエ「そんなぁ~・・・」

サラ「仕方ないわよ、進むわよ」

ヒロシ「まぁ、ドンマイ」

ユエ「む~・・・」

ヒロシ「まぁ、魚なんていつでも見れるだろ?」

ユエ「私たちの村は山の方にあるので滅多に魚なんて見れないんですよ」

ヒロシ「そっかエルフの村は山の方だから魚なんて見る機会があまり無いのか」

ユエ「そうなんです」

サラ「まぁ、しょうがないわね、魚の死体なら沢山外にいるてましょうけど」

ユエ「死体なんて嫌です!水の中で悠々と泳いでいる姿が見たいんです!」

サラ「そう言われてもね、どうしようもーーあら?前に海があるわよ」

ヒロシ「本当だ、中心部だから抜けてないのか」

サラ「魔法を使わないと息が続かなくなって死ぬんだからね?」

ヒロシ「あぁ、分かってる」

ユエ「はやくお願いします!速くお魚さんを見たいんです!」

サラ「はい、もう入っていいわよ」

こうしてボスを見つけるついでに魚も見つける事にして水に入っていき、水の中に入った

ヒロシ「おぉ!息が吸える!喋れる!なんか新鮮だな!」

サラ「まぁ、私ならこの位の魔法は朝飯前よ」

ユエ「お魚さん♪お魚さん♪」

ヒロシ「テンション高いな、ユエ」

ユエ「はい!だってお魚さんに速く会いたいんですもの!」

サラ「まだこの辺りだといないわよ?」

ユエ「そうなんですか!?うぅ~~速く会いたいです~~」

ヒロシ「まぁまぁ、そんなに焦るなってお魚は会えるからな」

ユエ「はい・・・」

サラ「まぁボスの近くでいるから気を付けながらだけど触れ合えるわよ」

ユエ「そうなんですか!?嬉しいです!」

ヒロシ「ユエのテンションの寒暖差が激しいな・・・」

サラ「そろそろ魚が見えてくる所よ」

ユエ「お魚さんと会えるんですね!楽しみです!」

ユエ「あ!お魚さんです!お魚さん~」

魚達「キシャーー!!」

ヒロシ「ユエ!危ない!近づいてはならない!」

サラ「はぁっ!海竜の咆哮!」

ユエ「きゃぁ!」

魚達「キシャァ・・・」

ヒロシ「大丈夫か?怪我は無いか?」

ユエ「はい、大丈夫ですが、お魚さん達が怖い顔で来たときは驚きました」

ヒロシ「にしても急に襲うか?普通よ」

サラ「この辺りはボスの近くだからボスを守るから襲いかかって来たんじゃないかしら?」

ヒロシ「ボスの近くって事は危ないな、速く退散しなきゃーーーーーーーーーー

キシャーー!!

ヒロシ「わっ!やば!ばれたか!」

サラ「ここは任せなさい!速く逃げて!」

ヒロシ「でっ、でも!サラが!」

サラ「私の力をあなたなら知ってるでしょ、大丈夫よ」

ヒロシ「あぁ、分かった、気を付けてな!サラ!」

ユエ「危なかったら逃げてきて下さいね~」

サラ「大丈夫よ、心配しないでさぁ、速く逃げて!」

ヒロシ・ユエ「気を付けてな!下さいね!サラ!サラちゃん!」

サラ「ふぅ、さぁやりますか」

サメ「シャァ!」

サラ「身体拘束魔法、思念の茨!」

サメ「シャァ!?」

サラ「そしてこの茨に雷魔法、ライトニングボルト!」

サメ「シャァ!!!!」

サラ「あら?一発で死なないとはなかなかやるわね、さぁいつまで耐えられるかしら?」

サラはその後サメがやられるまで半拷問的な事をし続けた

サラ「ふぅ、大した事無かったわね」

サラ「さぁ、帰りましょう」

ヒロシ「お?おーい!サラー!無事か~!」

サラ「無事よ、案外大した事無かったわね」

ヒロシ「そうか、なら良かった!」

ユエ「因みに一体何で私達を避難させたんですか?」

サラ「あの敵は物理には強いからあまり相性が合わないから、あとは水の中だと物体の動く速度や軌道が水によって影響を受けるからあんた達を避難させたのよ」

ユエ「優しいですね~サラちゃんは~」

サラ「ふにゃ~、気持ちいい~」

ヒロシ「んで、宝は?」

サラ「あぁ、ローブなら・・・・・はい」

ヒロシ「よしこれで強くなれたな!」

ヒロシ「次は何処に行くんだ?」

サラ「次はまた砂漠に戻るけど、その砂漠に黄金遺跡があるの、そこにある宝でも入手しに行ったらどうかしら」

ヒロシ「よし!じゃあ次は黄金遺跡にいくか!」

ユエ「頑張りましょうね~」

こうして無事ローブをゲットした三人、次は黄金遺跡に向かう予定だ、果たしてどんな闘いがまっているのだろうか

次回 第9話 黄金遺跡

お楽しみに!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る