第6話 ピラミッド神殿の罠

あの岩を壊したあとも暫く歩いた3人、陽射しが照る中やっとの思いで神殿の近くまでやってきた

サラ「さぁ、いよいよ着くわよ」

ヒロシ「よし!気合い入れていくか!」

ユエ「入りますよ~」

ガラララララララ・・・

ヒロシ「おぉ、流石神殿とだけあって凄いな!お宝が在りそうな匂いがぷんぷんするぜ」

サラ「あんた一体何を言ってるの?」

ユエ「まぁまぁ先に進みますよ~」

サラ「はぁ~~い」

ヒロシ「ちょっ!ちょと待ってくれ~!」

三人は砂の匂いが充満する神殿の中へ進んでいく

ヒロシ「前みたいに成らないといいが・・・」

ユエ「あまり変なことを言わないで下さいね~」

サラ「そうよ、どうせ起こってしまうやつ、何だったかしら?」

ヒロシ「大丈夫、大丈夫!どうせ何も起こらないって!な!」

そう言うとヒロシはずんずんと進んでいく

ユエ「ヒロシ様、あんまり先に行きすぎると危ないですよ!」

ヒロシ「大丈夫だって!心配しすぎだーーー

ぽちっ ん? あ、やばーーーーーーー

急に前から大量のミイラどもがやってきた

ヒロシ「うわ!大量のミイラだ!」

サラ「ほら!言わんこっちゃ無いんだから!」

ユエ「皆さん!出来る限り数を減らしましょう!それでもきつかったら逃げますよ!」

ヒロシ「分かった!」

サラ「分かったわ!」

ヒロシ「おりゃぁぁぁ!」回転しながら切っていくヒロシ

サラ「避けて!サンダーボルト!」

魔法を使って倒していくサラ

ユエ「はぁっ!皆さんこちらへ!とりゃ!」

弓矢で矢の雨を降らして一気に倒していくユエ

着実にミイラを減らしていった

ヒロシ「ハァハァハァ・・・流石に多いな、とてもキツかったぜ・・・」

ユエ「そうですね~かなり体力を消耗してしまいました~」

サラ「もう魔力が無いっての・・・あんな雑魚にこんなに苦戦をするとは・・・」

ヒロシ「サラの魔法はとっても強かったぜ!ありがとな!」

サラ「うっ、うるさいわね!べっ、別にあんたに感謝される事はしてないわよ!」

ヒロシ「いや、とっても力になった、サラがいなかったら危なかったぜ」

サラはより顔を真っ赤にして

サラ「うるさいったらうるさいんだから!と、に、か、く、あんたに感謝される事はしてないわよ!分かったかしら!?」

ユエ「サラちゃんはツンデレさんですね~」

サラ「ッ・・・!ツンデレじゃないんだから!ただ言葉に出来ないだけなんだから!」

ユエ「ウフフ~可愛いですね~」 ナデナデ

サラ「ッ!ううう~・・・」

なぜかユエに頭を撫でなれると落ち着くサラに俺は悲しく思った

ヒロシ「お取り込み中すまないが、前に扉が見えてきたんだが?」

サラ「ッ!さっ、さっきのを見ていたの!?死ね!変態!くそ雑魚勇者!ううう・・・」

ヒロシ「・・・・・・・・・」

ユエ「相変わらずですね~」

ユエ「さぁ、サラちゃん行きますよ~」

サラ「分かったわよっ」

ぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃ・・・

ヒロシ「お?誰も居ないぜ、ラッキー」

サラ「凄い部屋にしては警備が薄いわね」

ユエ「あっ、宝箱がありますよ~」

ヒロシ「おっ!本当だ!さっさと貰って行くか!」

???「私の宝を奪うものは誰だーーーーー

ゴゴゴゴという物凄い地響きがおき、その後すぐに化け物が現れた

化け物「我の名はスフィンクス、この宝を奪うものはお前らか」

ヒロシ「いっ、いえっ違います僕たちはその~あの~」

スフィンクス「嘘はもういい!宝を奪うものは許さん!」

スフィンクスはそう言うと素早く爪を振りかざしてきた

ヒロシ「おわっ!あっぶないな!」

ユエ「はぁ!」 ヌゥ? 弓矢か、良くも傷を付けたな、許さんぞ

サラ「海竜の咆哮!」 ヌワァァ!

高位魔法を使えるか、厄介な盗人だ、お前から排除だ 上から急に素早く爪を振りかざす、その速さに反応しきれないのかサラはほぼ棒立ち状態だ

ヒロシ「ちっ!危ない!サラ!」

ガキィィン!

ヒロシ「くっ!」

サラ「ヒロシ!?何で私を守ったの!?ヒロシの命も奪われるかもしれないのに!」

ヒロシ「理由も何もねぇ、ただパーティーメンバーが命の危機だったら守るのが勇者じゃねえか!」

サラ「ッ!ヒロシ・・・!」

ヒロシ「大丈夫だ、必ずお前を守るからよ」

サラ(ドキッ)

ユエ「はぁ!ファイヤーアロー!」

スフィンクス「ガァッ!また娘か!ふざけおって・・・!」

ヒロシ「ハァハァ、ありがとな、助かった!ユエ!」

ユエ「いえいえ~大丈夫です~私ももっと速く魔法弓矢の準備をしていればこんなにヒロシ様が疲れることも無かったのですが・・」

ヒロシ「いやそれでも助かった、ありがとうなユエ」

ユエ「はい!ヒロシ様」

ヒロシ「さぁ、こっから反撃だ!」

サラ「アイスブリザード!」

スフィンクス「し、視界がっ・・・・・・」

ユエ「ライデインスターボウ!」

スフィンクス「ガァッ!これではやばいぞ」

ヒロシ「サラ!俺の剣に魔法を!」

サラ「分かったわ!ファイヤーフレイム!」

ヒロシ「いくぜ!おおおおお!」

ヒロシ『炎舞の剣!』

スフィンクス「グワァァァァァ!」

ズシーン

三人「やったぁ~!」

ヒロシ「ありがとな!サラ!最後のやつ!」

サラ「ま、まぁ剣に魔法を使うから中位魔法を使ったんだけどいけたわね!」

ユエ「魔法を加減するなんてさすがサラちゃんは強いですね~」

サラ「そういう、ユエだって新しく見せた魔法弓矢術を使ったじゃない」

ユエ「まぁ確かに見せてませんけどまえのシャイニングレインボウよりは威力は下がってしまいますけどね~あの体力だとあのくらいの魔法弓矢術ぐらいしか出来ませんでしたから」

ヒロシ「なんとか勝てたな!さぁ宝玉を貰って帰るか!」

サラ「そうね、速く帰ってお風呂に浸かりたいわ」

ユエ「そうね~ゆっくり浸かって休みたいですね~」

ヒロシ「休むのもいいが、次はどこに行く?」

サラ「それなら次は魔法石がある雪山にでも行きませんか?」

ヒロシ「よしっ!決まり次は雪山に行くぞ!しっかり休んで挑むからな!」

ユエ「お~~」

サラ「お、お~・・・」

こうしてヒロシたち三人は魔法石を入手するため雪山に向かう!雪山ではどんな闘いがまっているのだろうか

次回 第7話 雪山へ

お楽しみに!

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