第3話 地獄の訓練

勇者ヒロシ「止めてくれ!俺は勇者なんだろ!?だったらこんな事止めてくれ!」

騎士「王様の命令だ、仕方あるまい」

ユエ「そうですよ~王様の命令なんですからね~」

勇者ヒロシ「ユエまで王様の使いかよ・・・で、此処はどこ?」

騎士「此処は連覇の訓練部屋、50部屋ある」

勇者ヒロシ「え~~!5,50!?出来ないだろ!」

騎士「黙れ、此処は各部屋にモンスターがいる、そいつらを倒して進むのだ、ボスを倒せれば脱出できるぞ」

勇者ヒロシ「ボスを倒せば良いんだな?なら行くぞ!ユエ!」

ユエ「残念ながら私と勇者様は別なのですよ」

勇者ヒロシ「そんな~!ユエ~」

ユエ「速く出たいならちゃっちゃと倒しましょう!」

勇者ヒロシ「しゃあねぇ!やってやるさ!」

ギィィと扉が開く その扉の先にはーーーーー

勇者ヒロシ「お?最初はスライムか、楽だな」

スライムを楽々と倒し次に進む

勇者ヒロシ「次はゴブリンかまたまた余裕だな」

またも楽々と倒して進む、そうしていくうちにもう30部屋まできた

勇者ヒロシ「なかなか進んだな、意外と楽だな」 次の敵わっとーーーーーーーーーーー

魔犬「ガルッ!」

勇者ヒロシ「うわっと!またあの犬か!?」

やべー敵だなキツいぞーーーーーー

隙をみて魔犬は襲いかかってきた

勇者ヒロシ「ぐっ!こいつ前より強くなってねぇか?」

前は王様に抑えられてたからか!くそっ、これは厄介だな

魔犬「ガウッ!!」

勇者ヒロシ「おらよっと!」

魔犬「ギャルッ!」

勇者ヒロシ「何とかダメージを与えたがキツいな」

魔犬「グルルルルル・・・」

勇者ヒロシ「ん?急に攻撃しなくなったぞ・・・」

一体何でだ?今までは隙を狙って攻撃してきたのに・・・ そうか、今まで王様に抑えられてたから人間に反抗しにくいのか、なら勝てる!

勇者ヒロシ「一気に攻めるぜ!すまんな魔犬よ、俺は此処から出たいんだ!」

はぁっ! 俺は剣を素早く振り、腹部に当てた

勇者ヒロシ「ふぅ、なんとか勝てたな、大変だった、嫌だが王様には感謝しねぇとな」

次の敵も大変だったが何とか倒した、そうして時間を賭け進んでいく

勇者ヒロシ「ハアハア・・・なんとか最後まできたぞ、さぁ次の敵はと・・・」

ギィィ・・・ 開けると前には物凄く大きい化け物見たいなやつがいた

勇者ヒロシ「はい?やばいって、こいつってキメラって呼ばれているやばいやつだろ、なんでいやがるんだ、聞いてないぞ!?」

キメラ「ギャオーー!!」

勇者ヒロシ「くっ!鳴くだけでこの威圧感、凄すぎるっ!」

キメラ「ギャアッ!」

勇者ヒロシ「うわっ!危ねっ!」

確実にさっきの攻撃を喰らってたらやばかったな・・・

勇者ヒロシ「こんなやつどうやって倒すんだよ・・・弱点とかがあれば別なんだが・・・」

ん?弱点?そうか必ずしや弱点がある、何とかして探さなければ、確実にーーーー死ぬ

キメラ「グラアッ!」

勇者ヒロシ「くっ!ったくすれすれだな!」

勇者ヒロシ「取り敢えず攻撃をしなければな!おらっ!」

ギンッ! 全く攻撃は効いていないようだ、やばすぎる、やばすぎるぞ!?こうならやけくそだぁ!

勇者ヒロシ「おらっ!おらっ!おらっ!短刀投げじゃあ!」

やけくそに短刀を投げる勇者ヒロシ、ただし先ほど同様効いていないようすだ

キメラ「ギャラァ!」

勇者ヒロシ「ん?なんかダメージが入ったぽいぞ?何でだ?」

よく見ると尻尾の蛇部分に短刀が刺さっていた

勇者ヒロシ「そうか、尻尾の蛇の所は硬いやつに覆われていないからダメージが入るのか!これなら勝てるかもしれねぇ!」

勢い良く尻尾にむかって剣を振る

キメラ「グギャアッ!」

勇者ヒロシ「効いてる、効いてる、よし終わりだぜ!おらぁぁぁぁ!!」

ザンッ!と音と共にキメラが崩れ行く

勇者ヒロシ「やったぁ!これで出られる!」

出口のドアを開ける、するとユエと騎士が立っていた

ユエ「お疲れなさいませ~勇者様!」

勇者ヒロシ「あれ?なんでユエがいる?」

ユエ「勇者様よりも速くボスを倒しましたのですよ?」

とユエがどや顔で緩やかに自慢してきたので

勇者ヒロシ「ユエって強いんだな!凄いな、さすがだ!」

と誉めるとユエは顔を少し頬らめて照れながら喜んだ

騎士「勇者ヒロシ様、脱出おめでとうございます」

勇者ヒロシ「なかなかきつかったぜ、とくにキメラなんて驚いたぞ」

騎士「でしょう、キメラはなかなか貴重なモンスターですから」

騎士「ところで勇者ヒロシ様、お次はどちらに向かわれるのでしょう?」

勇者ヒロシ「あぁ~・・・決めてないな」

騎士「ならばこの帝国を出て多少ばかり移動したあたりに魔女の森があります、その魔女の森の秘宝のペンダントでも入手してきてはいかがでしょう」

勇者ヒロシ「ほう、ペンダントか、ペンダントって着けた者に何かしらの加護が付くんだったよな?」

騎士「はい、そうでございます、もし行かれるのであればこの地図を」

勇者ヒロシ「ありがとうな、ユエ!次は魔女の森へ行くぞ!」

ユエ「は、はい!すみません勇者様!ずっと照れてしまって!すぐに用意致します!」

ユエが照れていたのは話を聞いていた時にちらっと見たがとても可愛かったなぁ~、異世界召喚されて散々だが良いこともあるな~、悪くないな異世界もよ~

ユエ「ご用意出来ました、では出発いたしましょう!」

騎士「気を付けて下さいませ」

勇者ヒロシ「あぁ、ありがとな、気を付けていくよ」

こうして何とか訓練を終えた勇者ヒロシとユエ!2人は魔女の森へ向かい秘宝のペンダントを入手する事にした、果たして次の敵はどんな強敵が現れるのだろうか

次回 第4話 魔女の森

お楽しみに!

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