第2話 帝国アルセイト

自分「痛い!痛いって!ちょっと待ってよ!一体何処に行くんだ?」

ユエ「何処にって帝国のお城ですけど?どうかしましたか勇者様?」

自分「いやなんでお城に行くんだよ?戦争を止めにいくんだろ?」

ユエ「はい、そうですがまずは異世界召喚したので新しい勇者様を王様に伝えにいくのです」

自分「王様の所に行くのか?緊張するな」

ユエ「緊張しなくても宜しいですよ、王様はとてもお優しい方ですから」

ユエはにっこりと笑顔を見せた

自分「でさ、ユエに言うけどさ、俺名前まだ言ってないんだが、言わなくても良いか」

ユエ「勇者様のお名前ですか?ぜひ聞きたいです!なんておっしゃるのでしょうか!」

自分「俺の名前はサトウ ヒロシだ」

ユエ「サトウ ヒロシと言うんですね!分かりました!勇者ヒロシ様!!」

勇者ヒロシ「そんなに興奮する事でも無いだろ・・・ん?あの前に見える凄い建物が城か、にしてもでかいなー・・・」

ユエ「王様は元勇者として魔王を封印した凄い方なんですよ!」

勇者ヒロシ「凄い人だな、そんな王様と会うなんてより凄い緊張するな」

ヒロシ達は城に近づく

ユエ「あ、着きましたよ!」

帝国アルセイトのお城に着いたがやはり城と言うだけあって立派だ、入り口には見回りの騎士もいる、かなりの重装備だ

騎士「お前は誰だ?知らないやつは入れない」

ユエ「この方は新しく勇者になった勇者ヒロシ様です!王様に会いたいのですが・・・」

騎士「新しい勇者であったか、とんだご無礼を、どうぞ入って下さい勇者ヒロシ様」

勇者ヒロシ「そんなに頭を下げなくても・・」

騎士「王様はあちらにおります、案内いたします」

城の中は豪華だ、赤いカーペットが長々と敷いてあるし、見るからに高そうな壺もある

ヒロシ達はそのレッドカーペットを歩く

すると前に白い髭を生やした王様が玉座に鎮座していた

騎士「王様、こちらは新しい勇者のヒロシ様です」

王様「ほう、そなたが新しい勇者、ヒロシまというのか、で要件は」

ユエ「新しい勇者として迎え入れて欲しいのです」

王様「別にいい、が勇者としてどのくらいの力があるか試させてもらう」

なんか前にもこんな事があったようなーーー

ガルルルル・・・

勇者ヒロシ「ん?この鳴き声は・・・!」

魔犬「ガウッ、グルルルルル・・・」

魔物だ!!なんで魔物が?

王様「今からこの魔物を倒してもらう、一人でな」 ひっ、一人!?無理だろ普通!だって俺普通の人だぞ!?

ユエ「勇者様!頑張って下さい!」

王様「剣はそこにある、さぁ倒してみろ」

いやいやいや、無理だって!勝てるわけないって!でも、やらなければいけない、見られているんだ、適当にでもやらなければーーー

魔犬「ガルルルルッ!」

ガキンッ!カンッ!

勇者ヒロシ「くっ!こいつやはり強い!」

王様「どうした、そんなものか?勇者ヒロシよ」

勇者ヒロシ「くっ!くそぉ!」

おりゃあああああ!

ガッ!ゴッ!キィン!

ヒロシは魔犬と戦うが中々やられない

勇者ヒロシ「ハアハア、なかなかやられないな、こいつ」

魔犬「ガウッ!!」

勇者ヒロシ「がぁっ!くっ!」

なんとか避けたが脇腹をやられちまった・・・

魔犬「ガウッ!!」

勇者ヒロシ「やばい!やられーーーーー

王様「まて!」

ピタッ

王様の声で魔犬の動きが止まる

勇者ヒロシ「ん?助かった・・・? 」

王様「お前の実力は分かった、これは訓練が必要だな、だから魔犬よ止めろ」

王様「騎士よ!連れてけ!」

騎士「はっ!」

勇者ヒロシ「離せ!はーなーせー!」

王様「ユエよ、ついてゆけ、一緒に強くなってこい」

ユエ「私もですか?」

王様「あぁ、勇者の面倒も見るのがユエの仕事だと言ったろう?」

ユエ「分かりました、行ってきます」

精々あいつを倒せるようになるまでは訓練じゃな王様はそう言ったーーーーーーーーーー

次回 第3話 地獄の訓練

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