春の朝編
暖かくて気持ちの良い朝に、俺は目を覚まして起き上がろうとした。
だが、どうも体が重くて動かない。
単に昨日飲みすぎて頭が痛いとか、熱があるとか、そんなレベルではない。
全身が鉄の塊のように重いのだ。
俺はあまりにも重い腕を持ち上げた。
すると、それは、機械仕掛けの鉄の塊だった。
技手?あれ…
あ、そうだ。
俺は魂をロボットに注入される手術をしたんだったな…
これは、科学文明がずっと進んだ西暦2500年の話。
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