30秒で読める小説集
Aska
警察編
季節は6月頃、大降りの雨の日に、大学生かOLらしい若い女性がずぶ濡れになって、警察署に駆け込んできた。
訝しげに思った1人の警官がその女性に尋ねた。
「どうかしましたか?」
「あ…あの…ストーカーに追われてるんです!」
その女性は息を切らして、少し落ち着いた後で、一言つけ加えた。
「夢の中で。」
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