応援コメント

第11話第七段 あだし野の露消ゆる時なく」への応援コメント

  • こんばんは。


    古代ローマ皇帝、マルクス・アウレリウスも同じことをいっています。
    たとえ3万年生きても満足しないだろう、もしも今を懸命に生きなければ、と。

    子育て、貯蓄、出世とか、現代に生きる者はなかなか思うように生きられません。
    将来のことを今現在よりも重視します。
    いや、昔からそうなのでしょうね。

    けれど、昔のひとより現代の人のほうが、明らかに肌は若いです。
    わたしのおじいちゃん、おばあちゃんの世代は、頬はしわくちゃで皮膚は伸び放題。
    だから切り取らないと若返りができなかったわけですが、今のひとはあんなジャバラ状に伸びている例は見たことがありません。

    今の60代は、昔の30〜40代くらいの印象です。
    20年から30年くらい、大目に見ていただきたいと、兼好さまにお伝えしたいです。笑

    作者からの返信

    哲人皇帝マルクス・アウレリウスですね。
    「貧乏であることが恥ずかしいのではなく、貧乏から脱却しようと努力しないことが恥なのだ」など、名言、至言が多い方と考えています。
    いつかは、シリーズで書きたいと思っています。

    確かに数十年前の日本人と現代の日本人は、相当変化があるような気がします。
    栄養状態とか、生活そのものの影響なのでしょうか。

    ただ、その世代には、その世代なりの幸不幸があるような気がします。
    難しくて、一概には言えないのですが。

  • 同感です。
    方丈記でも似たような一説があったように思います。

    今回のお話で、とある短歌を思いだし、薄い記憶を頼りに昔読んだ書物を漁り、見つけました。
    世の無常を顕しつつ、執着を皮肉ったような表現ですが、自分は好きです。

    残りなく
    散るぞめでたき
    桜花
    ありて世の中
    果てのうければ
    (よみ人知らず)


    作者からの返信

    ☆及びコメントをありがとうございます。
    鴨長明「方丈記」は、日本語の文章の中でも、最上級に属するものの一つと思っています。
    いつかは、現代語訳もしてみたいと思っています。

    「残りなく」の歌も、素晴らしいですね。
    そろそろ桜の季節、「残りなく」の歌を桜に詠みかけてみようかと思います。