第5話:頭がスッキリし、何かが見える

 その後、塚田守が多くの株の本や世界情勢を調べると聞いてインターネット

関連株の将来について、意見を聞くと、実は、前回の放射線治療の時に、何か、

ソフトバンクと関連会社が2つ上場し、その全社の株価が急上昇する気がして

仕方がないと言い、塚田守が、父に、放射線照射治療を受けている時に、夢の

様なものを見た事を、ノートに書き留めたので見て欲しいと言うと、チャート

かグラフのようなものをフリーハンドで、グラフ用紙に書いた。そのグラフは、

少し、上昇し、横ばいになり、1999年に急上昇始め、2001年に急降下

していた。そして、グラフの右に上に9984と書いてあった。驚いた様に

9984と言うと、ソフトバンクの証券番号だと言った。


 その話を聞き、塚田守が、父に1千万円を借り、投資を開始すると話した。

塚田守は、父が、既に、長年の投資活動で10億円以上の資産は持っていると、

想像していた。そして1994年3月にソフトバンク株を塚田一郎が380円

で10万株3800万円で塚田守が1万株380万円で購入した。


 塚田守は、病院を退院して、自宅のリビングを使って、家庭教師を始めて、

土曜、日曜日の午前中10-11時、11-12時、1-2時、2-3時、

3-4時、4-5時の6回、3人ずつ、計18名、2日間で36名を月、

5千円の月謝で、教え、月に18万円を手にして、これを生活費とした。

 ただし、父、塚田一郎の8畳の部屋にベッドと勉強机を入れて、無料で

住まわせてもらい、家での食費も無料、オマケに、父や祖父、その他の送迎

をするという約束で、父の車も、無料で借りられ稼いだ金は、本代、映画代、

レコード代、遊興費に使っていて、月に10万円ずつ、しっかり、預金した。


 そうして、1994年10月に,塚田一郎、守をはじめ、塚田ファミリー

6人で、アメリカ西海岸とラスベガスの14日間の旅行を計画した。最初に

シアトルに飛んで、有名なカニや、シーフードを食べて、市内観光をして

楽しだ。翌日、列車で国境を越え、カナダ、バンクーバーへ行き、市内観光を

し、飛行機で、ロサンゼルス、サンディエゴ、ディズニーランド、最後に、

ラスベガスに5日間滞在し買い物とショー、ギャンブルの旅行をして、有名な

歌手のショーや、ブロードウェイ、ミュージカルを楽しみ、ブランド品、

高級品、宝石類を破格値で買って帰った。その後、父が、インターネット株と

同じように、ソニーも、上昇すると思うと言い、買うようにした。

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