第67話:2015年・夏の北欧旅行2

 その後、ヘルシンキのオリンピア・ターミナルから、ストックホルム行きの「タリンクシリヤライン」で移動した。料金も格安で、15時から乗船でき、17時デット駅へ行き、ストックホルム中央駅へ列車で10分弱で到着します。スウェーデンは第二次世界大戦で戦場にならなかったので空襲がなく、現在でも昔のストックホルムの街並みを体験でき、世界で最も美しいと言われてる。中でも旧市街地、ガムラスタン地区は、まるで中世の雰囲気。ガムラスタンという旧市街は、映画『魔女の宅急便』のモデルになったと言われているストックホルムでも有名な観光地で、ヨーロッパの古い町並みがそのまま残されている。


 ここガムラスタンにあるノーベル賞博物館では、歴代のノーベル賞受賞者の功績の展示されている。館内にあるカフェでは、椅子の裏に、ノーベル賞受賞者の直筆サインが書かれてる。次に見学したのが「ヴァーサ博物館」17世紀に海底へ沈んだヴァーサ号は、1961年に引き上げられ、保存・修復されてこの博物館に展示される。その後、名所の見学を終えて、ホテルに戻り、夕食後、早めに床に就いた。


 翌日は、ストックホルム、若者のエリア「セーデルマルム」へ出かけた。その散策のついでに立ち寄れる場所、ホガスチゲンは、街の一番高い所にあり、広場のようになっており、水辺を行き来する船などがよく見える。次に行ったのは、北欧のヴェルサイユ宮殿”との呼び名を持つ、ストックホルム郊外の離宮「ドロットニングホルム宮殿」。この宮殿は24年もの年月をかけ、1686年に完成した。この時代に建てられた宮殿の中でも大変ユニークで、当時のままの姿をほぼ残している。それらが評価され、1991年には世界遺産に登録された。


 ドロットニングとは、スウェーデン語で“王妃の小島”を意味。自然溢れるユールゴーデン島にある、魅力的な世界初の野外博物館「スカンセン」。全国各地から移築された18~20世紀の家屋や、その当時の生活の様子、民族衣装に身を纏った人々、民芸品の製作実演、民族音楽の演奏、民謡やダンスのパフォーマンスなどが見られる博物館。次に立ち寄ったのが、大聖堂で、中世の街並みが美しいガムラスタ・旧市街に建立された、ストックホルム最古の教会、大聖堂。1650年代に寄贈された銀の祭壇や豪華な彫刻が施された説教壇など、聖堂内の見事な装飾は、荘厳で見応えがあります。聖堂内でコンサートが行われることもある。


 そして最後に行ったのが、ドイツ教会で、ストックホルムのガムラスタン内でひときわ目立つ尖塔が特徴的な教会。16世紀にドイツのハンザ商人らによって建てられたのち、改装を繰り返して現在の姿になってる。大型のパイプオルガンや色とりどりの美しいステンドグラス、黄金に輝く内装等、北欧にある教会にしては珍しく非常に豪華。ハンザ同盟が栄えていた時代を感じる。その後、近くのレストランで夕食をとって、ホテルへ帰った。翌日は、ストックホルムからオスロへ、特急電車で5時間かけて、移動した。

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