第65話:コスタノバ、素敵なストライプの家

 昼食をとってから、アゲダからアヴェイロに戻り、今度はバスでコスタ・ノヴァへ行く事にした。コスタ・ノヴァは別名をパジャマシティと呼ばれていて、ストライプ柄の家が立ち並ぶ街です。もともと霧が多いところで、漁師が漁に出て帰ってくる時に迷わないように家を派手にしたのが始まりだそうです。今ではリゾート地にもなっていて、別荘として使われている建物も多い。コスタ・ノヴァはアヴェイロからバスで行くので、コスタ・ノヴァ行きのバス停を確認して乗った。バスで40分、往復で千円足らずと安い。


 着くと、目がチカチカする位カラフルな街並みコスタ・ノヴァ。するとこんな建物がいっぱい。白地に赤や青、黄色に緑などでストライプ模様が入っいて、ほんとパジャマみたいでカワイイの一言で、それ以外の言葉が見つからない。まさに、今はやりのインスタ映えですね! 観光客はいるけど、リスボンやポルトのようにごちゃごちゃしてないから、すごくのんびりした時間を過ごせる所です。ビーチも近くにあるので、夏場は海水浴も楽しめる。


 コスタ・ノヴァには2時間程度滞在して、アヴェイロへ戻り、電車の時間まで、少し時間があるので、アヴェイロの街を少し散策した。駅の出口を出ると目の前にある建物で、古い駅舎と書いてあり、昔の駅舎かもしれない。アズレージョが施してあって、とっても美しい駅舎。そしてバス停へ歩いていくと壁に絵が描かれている建物。電車の時間となり、アヴェイロから夕方6時に、ポルトに着いた。その後、夕食をとって、早めに床についた。


 昨日のアゲダの傘祭りは、きれいで良かったと言い、素晴らしい,アートフェスティバルですねと、絶賛していた。その後のコスタノヴァのストライプの家も素敵で、写真を撮りまくった様で、今度行くときには、アヴェイロで泊まって見たい位だと、女性達が、口々に言った。こうして、明日、リスボンに戻って一泊して、日本に帰らなければならない。冬でも、昼間は15度位で、マイナスになる事はめったにないようで、避寒地としても、ポルトガル南部は良さそうだと、石津健之助が話した。


 そうして、今晩が、最後のポルトになるので、買い物に出かけて、その後食事して、帰って来た。明日、ゆっくり起きて、リスボンへ移動した。体調を整えてる様に心がけたためか、旅行の間、特に、不調を訴える人がいなくて、良かったと、石津健之助は、ひと安心した。リスボンの最終日を迎えて、空港へ行き、ローマ経由で、成田の長旅となる。


 帰りは、飛行機で良く寝て、無事に、2014年7月18日、成田空港で解散して、家に帰った。また、近いうちに、秋から冬のポルトガルにも来てみたいと、香川里美、稲山美代子、菊田浜子、秀川節子が、言った。熱海について、数日後、往復の飛行機代が、石津健之助の口座に振り込まれていた。2015年の夏の日本は、暑くて、毎年、各地で35度越える猛暑日が増えた。日本に帰ってきて、エアコンの効いた部屋で、過ごす日々が続き、買い物も夜、日が沈んでから出かけた。そして、8月が過ぎ9月になり、涼しくなった。

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