第64話:アゲタの傘フェスティバル

 ポルトガルの夏は日射しが強く、すぐ喉が渇くので、カフェには行って,オレンジジュースや水で、水分補給した。また、散歩し始めて、コインブラ大学創設者。ディニス王子の像を見学した。町並みや、建物の色使いは、ポルトガルの町は、空と海の青にマッチした白を基調にして、屋根がピンクがかった肌色に統一されていて、全体の町並みが一層、美しく見え、町中をながれる川の色や、真っ青な空の色と本当に,素晴らしいコントラストになっていて美しい。


 そして、コインブラから高速バスで、5時過ぎにポルトに戻り、近くのレストランで夕食をとって、歩き疲れたので、早めに床についた。1日休んで、ポルトの市街地をぶらつく事にした。まずはクレリゴス教会。階段が狭く、かなりの段数があるので疲れるが、屋上の素晴らしい景色を観るために必死に頑張って登った。屋上からは、紅い色の屋根と,白い壁の家々が美しく、町中を流れるドロワ川とのコントラストがきれいだった。


 ただし、起伏に富んでいて、歩くのにも大変で、生活も厳しそうだ。続いてカテドラルに来て、中に入ると銀細工の祭壇が立派な聖堂が現れた。また、回廊の壁に張られたアズレーショの美しさに感動した。そろそろ、お腹が空いてきたのでドウロ川の畔のカイス・ダ・リベイラでランチにする事にした。ドン・ルイス1世橋を見ると、橋を渡る道は上下に2つあり、上に登るのも面倒なので、下の道を行った。橋を渡り終わり、対岸から見たカイスド・ダ・リベイラ側の景色は美しい。その後、疲れたので、ホテルに戻り、仮眠して、今晩も、ファドレストランで、食事と、ファドを十分楽しもうと、考えた。


 夜7時頃にホテルを出て、レストランで、食事をして、ファドを聴くと、今晩は、始めて男性のファドを聞くことになり、荒々しい歌声と郷愁のギターが、良くマッチして感動した。そうして11時前,ホテルに戻り、熟睡した。翌日は、朝早く出て、アベイロからアゲタ、コスタノバへ出かける予定をたてた。タクシーでカンパニャン駅発の普通電車で、アベイロまで,1時間、600円、アベイロからアゲタまで40分で300円程度で安い。10時前にアゲタに到着して、傘祭り・アンブレラ・スカイプロジェクトを見学向かった。


現地までの間にも傘を飾っている家などがあったり、オシャレな感じがある。メインの商店街に着くとそこは、とても綺麗な景色になっており、カラフルな傘が空を覆いつくしています。日差しの強い日は、傘が光り輝いてとてもきれい!傘の色使いがまた良いですよね。ポルトガルの色彩センスって良いなぁ。柄付きの傘を飾っている道もありました。こちらもきれいだけど、柄なしの方がフォトジェニックな気がする。車のフロントガラスに映る傘も美しい!この周辺では、階段やベンチ壁などに絵が描いてある所も結構あり、街全体がアートになってる。1時間くらい見て回ったあと、商店街の中にあったカフェでお茶をした。アンブレラ・スカイプロジェクトは、2006年から始まった町おこしのためのイベント。7月の3週間はフェスティバルが開かれていて、各地からアーティストが集まってライブやパフォーマンスで盛り上がる。日差しの強い夏場(7~9月)の間はずーっと、傘が飾られているようです。

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