第25話:奥さんのメキシコクルーズ同行、看護婦業2

 しかし、船の出航の時間は早く、午後15時に出航し、7日目は、全速力でロサンゼルスをめざし8日目の朝、8時にロサンゼルスのサン・ペドロ埠頭に到着した。今回、体調不良の患者が12名、そのうち3名の症状が重く、アイスノンの様な、冷却剤をタオルに巻いて、首と足のつけ根につけて、寝てもらい、翌日には回復した。


 船酔いの薬もかなり、使われ、2千人以上の人が乗船している事を実感させられた。今回は海が荒れていないので、静かな方だったようで、クルーズディレクターに聞くと、低気圧と遭遇すると、大型客船でも、何かに、捕まらないと、立っていられないほどの揺れる場合がある様で、年に数回、遭遇すると言った。


 そうして、船を下りて、ホテルに戻り、明後日の、同じルートのクルーズに出かけることになる。こうして8回のクルーズを経験し、日焼けし、熱海のマンションに帰って来た。


 クルーズの仕事は、食事代が全て無料であり、経費がかからないので、手取りは、多くなると喜んでいた。また、英語漬けの日々で、英会話も勉強になり、日常英会話に不自由しない程度の知識は身につけたと喜んでいて、今後も一緒に英会話の勉強しましょうと真面目な顔で言ったので大笑いした。


 そして、今年の夏、7月は、車で、山梨から松本を抜けて、穂高、大町、白馬、栂池高原で避暑の旅に出かけた。しかし、1998年8月になり、毎週の様に台風の影響で天気が悪く、出かけられずにいた。その後、11月になり1998年11月9日に、奥さんの石津三千子は、早朝、熱海のマンションを出て、ヒューストン経由でマイアミに出かけた。


 飛行機での所要時間が16時間になる長旅のようだ。マイアミに、夕方ついて、お酒を飲み、熟睡し、翌日の朝、旅行会社の支店に、挨拶に行き、2人のクルーズディレクターと会い、今回は、ほぼ毎日の仕事になるので、2ケ月で60万円を支払いますが、体調管理に気をつけて下さいねと言われた。


 翌日から仕事が始まり、マイアミ港から1日クルーズして3日目に183mの滝を下から登るダンズリバーの滝登りで有名な観光地ジャマイカのオーチョリオス着いた。その晩に出港し4日目に、スティングレイと呼ばれるアカエイが人気のケイマン、イギリス領ケイマンに着き、その晩に、出港し、5日目は終日クルーズで6日目にマイアミに到着し、ホテルに帰った。


 その晩出航して、3日目はナッソー、また翌日から違うクルーズ会社の船で、出港し、2日目にココケイ、バハマ領と言う、Rカリビアン社の所有するプライベートアイランドで、自分達だけのプラべートビーチで海に出て楽しんだ。

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