第13話:豪ドルの投資と釣りの先生
やがて、1993年もが終わり1994年を迎えた。1994年も、加納夫妻
と、月に2回、熱海の海で釣りを楽しんでいた。5月28日も誘われて、熱海の
海に出て、釣りを始めると、シロギスが、かかり、次々と釣れ、そのうち、石津
の竿が大きくしなり、大物がかかった。慌てず、タイミングを合わせて、引っか
けると、すごい勢いで、釣り糸が持って行かれ、大物がかかったのがわかった、
無理せずに、時間をかけて魚が弱るのを待ち、30分位して、引き上げると
40cmの大型の真鯛がかり、それをつり上げた。加納和美さんが思わず、
こんな大きな真鯛、1万円じゃ買えませんわと言うと、みんなで大笑いした。
その後、大きなアオリイカ、ヒラメ3枚ずつ、釣れシロギス10匹をあわせて、
大漁だった。そうして、家に帰って、石津健之助が、自慢の包丁で、大きなマダイ
を3枚に下ろして、半身を加納夫妻の家に持って行った。そしてシロギスの天ぷら
と、大鍋に真鯛の頭を入れて醤油とみりんで味付けして、煮て、半身を切り分け
て、塩、胡椒でを振り、茶こしを使って、小麦粉を振りかけて、フライパンで皮目
を下にして強火で焼きあげた。アオリイカは刺身でヒラメは煮付けにして、奥さん
の帰りを待ち、6時過ぎに帰って来たので、テーブルに料理をおいて、中村小夜子
さんを呼んで、夕食を一緒にとった。その真鯛の大きさに驚いていた。
大きな、真鯛の骨を見て、ちょっと鯛のお吸い物を作って良いですかと言い
、空いてるフライパンに湯を沸かして、真鯛の骨を入れて、約10分して、
調味料を入れて、お吸い物を出してくれた。汁物を飲んでみると、鯛の味が
十分に出ていて、上品で旨いお吸い物になっていた。そうして、ビールを
飲みながら、盛り上がり9時前に、お開きになって、中村小夜子さんが
帰っていった。
1994年6月10日の朝、株投資の石本聡さんから電話で、伊藤忠商事が値を
上げてるので、755円で、全株12万株、売りなさいと言われ、N証券に電話
で指示すると、20分後、売れたと連絡があり、純利益が3600万円で、
残金が8600万円になったと言われた。
その後、石本聡さんに、お礼を言って、お酒・ブラデーが好きだと聞いて
いたので、ヘネシーの上物のブランデーを持って、お礼に行くと、わざわざ、
悪いねと、言ってくれ、また、良い情報あったら、連絡すよと、笑いながら
言った。
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