希望はいつだってあっけなく

いつか迎えにきてくれるんだって

隣の子が言っている

お喋りあの子は ずっと喋ってる

隣の僕は黙ってる


いつか迎えがくるんだって

隣の子が言っている

お喋りあの子は ずっと思ってる

隣の僕は黙ってた


今日は青い空、昨日は雨

今日は星の空、昨日は雨

お喋りあの子は それでもずっと喋ってる

ずっと一緒にいた子のことを自慢する


いつか迎えに来てくれるんだって

隣の子は言わなかった

お喋りあの子は ずっと黙ってる

隣の僕は黙ってる


いつか迎えがくるんだって

言ってた隣の子はうつむいて

お喋りあの子は 喋らない

隣の僕は黙ってた


今日は雨、昨日は曇り

今日は月、昨日は曇り

お喋りあの子は 喋らなくなって泣いている

どうして どうして と 泣いている


「あきらめなよ、僕らは逃げてきたのさ」

「ずっと一緒にいられないから逃げてきた」

「だから、信じちゃだめだ、神様を」

「思い出だけで、ここにいよう?」


隣のあの子は喋らない

隣のあの子は黙ってた

僕は隣で寄り添った

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