ジュディ

まあ いいや こんなもんか

あきらめている 言葉

さよならと わたしから いってあげるよ いまから


そんなもんか そう なんだ

くだらないよね これさ

さよならと いわないで わたしは願っている


ねえ、一言で終わる関係だったかな

一緒にいた年月が瞬く間に煌めいて消えていく

ねえ、積み重ねが大事だって言われたけど

いつのまにやら我慢ばかりしていたんだね

気づかずに 消えていく それは星のよう

わからずに 消えていく それは日々のよう


どんなに生きていても

いまさら後悔して

綺麗な思い出だけ 目から零れ落ちる


そうだよね そう だよね

終わるんだね ふたり

さよならの夜がくる 星は瞬いてる


ねえ、君もね 辛かったりしないかな

一緒にいたんだから同じ想いをしてない

ねえ、時間が大切だって道徳で習うよね

いつのまりにやら当たり前になって

安心して それで なげやりで そう

甘えてた それで いいやって そう


別れを告げるのは簡単だったね

きみをゴミ箱に放るだけ もう駄目だね

今日は星がきれいで、月もきれい

明日も青空で、ちょっと憂鬱なだけなんだ

ゆっくり歩いていたつもりだったんだけど

体の全部が汚くなってたよ

ごめんね、ごめんね、取り戻せなくて ごめんね

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