コーラ男編
「プハーッ、コーラがうめえ!!!」
今日も俺は仕事後の楽しみとして、コーラを満喫していた。
数ヶ月前からすっかりコーラにハマってしまい、仕事が終わったら飲むのが習慣になっていた。
あまりにもコーラ好きが高じて職場の飲み会で周りがみんなビールを注文している中1人だけコーラを注文してドン引きされたこともある。
まったく、あのビールを頼まないといけない同調圧力は何なのだろう。幾らうちの会社ががコーラメーカーを目の敵にしているからと言って、そこまで白い目で見る事は無いだろう。
ちなみに、俺の勤め先はビールメーカーである。どうせなら新卒の時点で早くコーラの魅力に気づいてコーラメーカーに勤めれば良かった。
そんなある日、俺は帰る途中いつものようにペットボトルのコーラを飲みながら歩いていたのだが、手が滑ってコーラをペットボトルごと川に落としてしまった。
すると川から何やら神々しいものが現れた。
見るとどうやら仏様のようである。
昔歴史の教科書にのっていた仏像そっくりであった。
そして俺を見てこう言った。
「お前が落としたのは、金のコーラか、銀のコーラか、それとも普通のコーラか?」
どこかで聞いたことあるおとぎ話に似ていると思ったが俺は正直に
「普通のコーラです。」
と答えた。
「よろしい、お前は正直者だ。褒美としてコーラを100本プレゼントしよう。」
と言うと、すっと消えて、目の前に2リットル入りのペットボトルコーラが100本現れた。
「んなもん持って帰れるかああああ!!!」
3分で読める小説集 Aska @asgarddragon
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