同行者
星影都市から離れて数日、シオリと同行し、ある地方に向かって歩いていた。
そこは魔法国家とも呼ばれる魔法の都ミスティック。
魔道先端学術都市。人類の限界、神の叡智を目指すと目標を掲げている。魔道の学問的意義を唱え、多くのことを経験し、記憶し、知識を得て、神に近づこうとする〈古き魔法使い〉にとって聖地出会った場所。
今では、マジックツールの最先端技術を集結した生産地なった場所だ。
そこに移動するのは、シオリが記憶を取り戻せるかもしれないという可能性をかけていたからだ。
でも、記憶をすべて取り戻すわけではない。部分的。迅の存在こそなかったことにしなくてはいけない。どんな副作用があるのかもしれない。なんとしてももう一人の自分――迅のことは忘れ去られなくてはならない。
*
魔法国家ミスティック内部――城跡。
三人の女性が集まり、なにかを話していた。綿密ななにかを。
「城騎士が倒されたようね」
コーヒーカップに口をつけ飲んだ。
ベットで足をバタバタとクマのぬいぐるみぎゅっとしながら女性に尋ねた。
「愚かだよね。一人で片付けれるなんて考えているんだもの!」
「まったくだ。それでリグ、今後の活動はどのように?」
長身の女性がリグという女性に尋ねた。
「そうね。今までと変わらないわ。ただ、二つ追加するわ。ひとつは、一ノ瀬兄弟の生死を確認するとこと、もうひとつはこの国が隠し続けている秘密を見つける事。シーヌと私で秘密を解き明かすわよ。レム、あなたは一ノ瀬兄弟を探るのよ」
「了解」
「了解です☆」
*
国につき、シオリを魔法学園の校長に面会した。
シオリの事情を話し、恐怖で記憶を失ったことを付け加えた。
校長はシオリの記憶を取り戻す方法を見つけてくれるというので、一次預けることにした。
己は、この国にしばらく滞在するため、まずは魔法使い免許の更新のためにアカデミーへ出向いた。
――打ち切りです。
マジックツール にぃつな @Mdrac_Crou
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます