幽霊と魔女

ネミ

省かれた恋

 死んだ実感がない幽霊な少女は行き場が無く彷徨っていた。

 強い力で引き寄せられた幽霊が覚醒すると肉体が有り見知らぬ女性に成っていた。

 女性は悪魔から魂が消滅した魔女の肉体を守るために近くに居た幽霊を憑依させたと死霊術師から説明を受けた。


 肉体を持たない悪魔が優れた肉体を得る為に魂を消した魔女の肉体に憑依する事が過去に何度も行われていた。


 死霊術師は悪魔が魔女の肉体へ入る前に別の魂を入れて悪魔を入れさせなかった。

 霊体に精通する死霊術師は霊体の悪魔にある程度は対処できるが肉体を持たれると無力に成る。


 超常的な魔法を行使できる魔女は希少で国から守られ国を守る存在。


 魔女の実家に帰還した女性父親から受けた抱擁に驚き突き飛ばした。

 普段は抱擁を避ける女性の様子から別の魂が入っている死霊術師の話を納得した。

 魔女が居なくなり周辺国から侵略される危惧を抱く父親から魔女を演じて欲しいと頼まれた。

 魔女の肉体に入っている幽霊は他に行く当てがなく要求を受け入れた。


 眠る女性は夢の中で何者かに「CDらは嘘を付いている」などと囁かれた。

 死霊術師に起こされた女性は夢で囁かれた嘘が気になり問いただした。

 誤魔化された女性が夢を見る為に二度寝を試みると制止する死霊術師が告白した。


 魔女には身分違いの秘密な恋人がいた。父親や民衆に気付かれて反対されていたある日、恋人が事故死した。事故死を父親が仕組んだと思い込んだ魔女は悪魔から誘惑された。誘惑に屈した魔女は自らの魂を……。


 父親が恋人を殺してない確認を死霊術師から取った女性は国の平和に欠かせない魔女を演じる対価に秘密を無くす条件を要求した。

 条件を認めさせた女性は国に属する幽霊に成る前の家族を守りたかった。


 魔法を扱う知識や技術が不足する女性魔女の様に魔法を扱えなかった。

 魔女から襲撃される事件が起こった。

 魔女は幽霊に成った少女と同じ姿をしていた。

 魔女の中には悪魔が居る。

 死んだ実感が無かった少女は死なず魂が追い出されたからだと判明。

 魔女に敵わない女性は夢に答えを求めた。

 夢の中で残留する魔女の魂を見つけた女性は有るべき形に戻って欲しいと説得した。

 少女の魂は魔女の肉体から出て行った。

 肉体を取り戻した魔女魔女倒して平和を取り戻した。

 死霊術師は探し出した少女の魂を有るべき肉体へ入れた。

 少女は家族の下へ帰りました。


 終わり

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幽霊と魔女 ネミ @nemirura

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