第70話 映画「愛がなんだ」短評
映画「愛がなんだ」
・片思いで都合よく利用されている女性を主人公とした作品。
・角田光代さんの同名恋愛小説が原作。
・主演:岸井ゆきの、成田凌
・監督:今泉力哉
・脚本:澤井香織、今泉力哉
・主題歌:Homecomings 「Cakes」
ダメな恋愛関係ではなく片思いを描いた映画。なにせ冒頭の主人公のつぶやきからしてダメなのである。恋人のつもりなのに相手はそう思ってくれてないと言うのだから。
主人公は恋人になりたがりあらゆる手を尽くす。そのせいで仕事はなおざりになり、都合のいい人扱いされて家に帰れなくなると友達を頼る。結局彼女の好意を受け取る相手と彼女がそれでダメになった時に頼る相手が違うので周りにひたすら迷惑をかけている。仕事もなおざりなので首が飛びそうというあたりでもやっと泊まって朝を迎える関係になったという成功感に酔っていて問題を捉えていない。
私も大概ダメ人間なのでここで心が折れました。作品が悪いわけじゃないんです。ただこういう作品を自分が好みと思わないだけのお話。
強いて言えばHomecomingsのファンとして主題歌を聞けなかったのは残念無念。
追記。Homecomingsと今泉監督対談を読むとホムカミ起用は「リズと青い鳥」メインテーマの「Songbirds」を聞かれてのものだったとの事。なんとなく「リズ」と関係がありそうな予感はしてましたがまさかの事実だったとは。ちょっと驚きでありました。
「Homecomings×今泉力哉対談 映画『愛がなんだ』の寂しさ談義 - インタビュー : CINRA.NET」 https://www.cinra.net/interview/201905-homecomingsimaizumi
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