白い愛
ずっとずっと願っていたよ
雪が溶けないように
ずっとずっと祈っていたよ
罪が暴かれないことを
葬り去った私の一部が疼く
埋葬した私の記憶が
極彩色の悪夢となって甦る
同じ匂いと色をともない
同じ声音で君が囁く
あいしてる
白い部屋
白い絹に包まれて
白い記憶の君は
ただ覚束なげに微笑む
ずっとずっと願っていたよ
穢れは白く隠されることを
ずっとずっと祈っていたよ
君がいつか歌をおもいだすことを
そしてずっとあいしてる
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