大越凛太朗【Amor fati ⑩】

 パドック島中で杉本オーナーと鎬先生に合流すると、一見普段と変わらない風ではあるが、やはりある種の固さが拭えていなかった。こなしてきた場数もケタが違うのだろうが、この時期の府中、更に人気も上位となればそれなり以上の期待がかかっているのだろう。

 パドックを周回するモチ子は大一番を前にしても落ち着き払っており、脚元のしっかりとした踏み込みからは走る気が感じられる。直接跨るのはフローラステークス以来だが、その時に鎬先生が言っていた通り、現状渾身の仕上げらしい。

 一番人気は総司のスカーレットルージュ、二番人気に久保のロマンシングリート、四番人気に笹山のホープスナイプ、ここまでが桜花賞組の二・四・五着でモチ子はここに挟まる形の三番人気。前走トライアルで先着された山崎のキッコウシスターは七番人気で入れ替わったが前走からの上積み分を見たオッズということらしい。以下はスイートピーステークスで俺が騎乗したアストラのエンゼルフォールが鞍上に真戸原を迎えての五番人気と続いた。

 一方、人気下位でも気になるのはクリス騎乗の十一番人気ステラツィオ。これといった実績の無さがファンの馬券を遠ざけたようだが、ダイナースの馬らしく見た目にも仕上げは十分。鞍上のクリスはG1での二桁人気など久々だろうが、この人気の無さはむしろ乗り易さに繋がるだろう。

 それに引き換え、モチ子のデキは確かに過去最高のものではあるが、舞台を考えれば他馬も同じことだ。俺からすれば少し買われすぎている。歓迎する類の人気ではないというのが本音だ。

「狙っていけよ」

 こちらの気など知らない風に鎬先生は言う。顔に出すわけにもいかず神妙に頷くしか無いが、一発狙いの博打を仕掛けるには人気を抱え過ぎているし、だからといって勝負に行かずに狙える能力ではない。乗った上での感覚からすれば、現状でエンゼルフォールよりモチ子の評価が上にくることはまず有り得ない。

「いつも通り前目の競馬を考えていますが、構いませんか?」

 確認を取ると、オーナーと鎬先生は鷹揚に頷いた。これまでも前目追走志向で来ていた馬ではあるがオークスの傾向からは外れる選択肢だ。それでも一通り考えた結果、慣れない後方策を取るよりは馬の力を出し切った方が良いという結論に至った。

 パドックを見渡すとマジモードのサブがクリスと並んでいた。向かい合っているのは有紀だ。どうにも悪だくみが巧そうな絵面に映る。

「快進撃の立役者がこちらに乗るんだ、今日は流石の宮代さんも難しいだろう」

 杉本オーナーは珍しく対抗意識のようなものを見せて笑う。

「本音を言うなら、こういう時が一番怖いですね」

 俺へのくだりはさて置いて、呟くように、静かに返す。

 パドックに号令が掛かり騎乗すると、視線がこちらに向いたのが肌で解った。厩舎関係者の探るような視線とはまた違った、島中の馬主や観客からの、何となく見られている、という種類の視線だ。空気のようなそれに混じって、一瞬、一際強い圧を感じて、有紀からの視線に気が付いた。一瞬とは言え他の比ではなかったので良く解ったが、何か仕掛けてくるつもりだとすれば過剰オッズに踊らされた判断ミスだ。俺がアチラの立場であれば、このレースでマークするなら総司と真戸原の二頭を選ぶ。

 地下馬道に降りていく道中でもモチ子はすっかり落ち着き払っていた。周囲の盛り上がりは伝わっているはずなのにまるで動じる様子を見せないのは見上げた精神力だと思う。

 引き綱を持つ中垣さんにそんな話を振ったら、

「ホント、俺の方が緊張しちゃってるよ」

そんな反応だった。

「大越さんはもう慣れっこでしょう?」

「まさか、毎回ヒヤヒヤですよ。だからこそモチ子の落ち着きっぷりときたら、これだけでも大した才能ですね」

「そうでしょうか。いやあ、そう言って貰えると嬉しいね」

 宮代系の馬にのる時は大抵手慣れた厩務員に引かれているから、中垣さんのこういう初々しい反応を見るとどこかほっとする。

「一応、馬場に出る時だけ注意してあげてください」

「俺の方が動揺しちゃいそう、内馬場側から入るの初めてだ」

「ダート、足とられないように気を付けてくださいよ」

 笑い話にしながら声を掛けられるあたり、確かに慣れもあるのだろう。

 スロープを上がり、太陽の下に出る。日差しは強いが涼しい風が吹いており、見上げた空に入道雲が伸びている。

 場内の入場曲の向こうからファンの歓声が聞こえてきた。モチ子は少しも動揺する素振りを見せず、中垣さんがそれを見て落ち着いたようですらあった。メンタルだけ見れば間違いなく逸材だろう。

 ダートを渡り、芝に入る、その一歩目の踏み込みが良かった。大地をしっかりと噛むようなどっしりとした力の伝え方が馬上からも解る。

 中垣さんが綱を外すと、しっかりとダクを踏んで俺の指示を待ってからキャンターへ入っていく。これだけスムーズな返し馬だとまるで俺が巧くなったように錯覚してしまう。

「ホント良い女だなあ」

 思わずそんな呟きが漏れるほどに、このまま身体が成長してくれればと思わされる素質ではある。しかし生憎と本番は待ってくれない。今日は今日、今は今、やれることをやるしかない。

 返し馬を終えて四角奥の待機場に入ると、つい先ほどの有紀を思い出すような、念入りな視線が複数こちらに向いた。意に介さない風に輪乗りへ加わりながらも頭の中には疑問が沸く。

 将来性はさておき、現時点で勝つ為にモチ子を押さえるという選択は騎手として考え難い。素人のオッズはさておき、同職連中がその点を見誤るとはどうしても思えない。

 となれば、見られているのは馬ではなくヤネの動き。今期G1勝ち数という指標では現状俺が単独トップなのだから選択肢としても十分に有り得る。

 鞍上へのマークとなれば先週のような勝負は成立しなくなるが、馬の力を出し切って一つでも上の着を拾う組み立てを目指すのだから、そもそも今回はされて空振りになる警戒だ。元よりそうする以外の選択肢も無いのだが、この視線は意識の外に消してしまって構わないだろう。

 そうして覚悟を固めるうちに発走時刻が近づき、スタンド前のゲートへ移動した。大一番を前にしたスタンドからのどよめきはおさまる様子がないが、今年の牝馬は出来た娘が多いらしい、ファンファーレを終えても大きな混乱はなくゲート入りが始まる。

 比較的内の三枠五番を引けたのは僥倖だった。スタートさえ無難にこなせば前目につけて勝負を進めることが出来る。展開を気にせず淡々と走ってくれるモチ子のことだ、レースの流れを読みながら巧く仕掛けることが出来れば、掲示板は狙えるかも知れない。

 先にゲート入りを済ませて他の馬を待っていると、六番に入ってきた山﨑さんと目が合った。

「今日はなんか仕掛けんのか?」

 発馬前に軽口をたたく余裕があるのだから流石だ、相手にする余裕がない俺は曖昧に首を傾げながら、モチ子の首をそれとなく前に向かせることに専念する。

『最後入るぞー』

 発走委員の声に一段階集中が高まると、一呼吸の間を置いてゲートが開いた。

 成功の部類のダッシュ、無理をせずに前に出られたことで四番手までは確保できそうだと考えていたのは僅かな間だった。山科のジャンプクイーンが外から勢いよく逃げに行ったのは読み通りだったが、それに連れて六頭も外から行っている。スタンド前の三百メートル少しの直線を通過する間のポジション争いは想定以上に激しいものとなり、悠長に流れを見ている暇はなくなった。

 こうなるとモチ子の落ち着きに救われる。前へ押すとその分だけ速度を上げ、コーナーに入る頃にはジャンプクイーンの後方二馬身のポジションを確保――したのも束の間、外から行った六頭に加えて内からも一頭、併せて七頭が二番手集団を形成し、あっという間に飲み込まれた。

 追ってきた連中の中でも明らかに妙なのはクリスだった。騎乗馬のステラツィオは前々走の未勝利と前走の下級条件戦をどちらも後方待機からまくり気味の競馬で勝っているはずなのに、後方策有利のオークスで敢えて激しいポジション争いをしてまで前を狙ってくる必要がない。やはりレース前の有紀の視線は勘違いではなかったのだろう。

 第二コーナーへ入る頃にはどうにか落ち着いてきたが、どうやら積極的に番手を狙っている馬はいないらしい。鈴がつかない山科の馬は気持ちよく前を行き、後方に控えている集団が妙にごちゃついているという面白くない状況が続く。これだけ周囲が密集した状況だと馬の気持ちが心配になるものだが、ここでもモチ子一級のメンタルに救われる。周囲の状況など少しも気にする素振りを見せず、ハミをしっかりと取って従順に動いてくれている。終わったら是非キスさせて欲しい、本当に理想の女だ。

 接触に気を払いながらコーナーを捌きバックストレッチに入る頃にはペースもすっかり落ち着いていた。このまま行けば一〇〇〇の通過が一分を跨ぐ程度だろう。二番手集団から後方との距離もそれほど開いている訳ではなく、そうなれば結局は上がりの瞬発力勝負になってしまう。ハナを行っている山科はともかく、現状のポジションから上がり勝負に持ち込まれるのはこちらに厳しい。

 とは言え現状で動くのは流石に暴走、周囲もついてこないだろうが息を入れるタイミングを失ってしまえば最後まで脚を保てない。不満は承知で山科のペースに付き合い、しっかりと息を入れながらタイミングを計るしかない。

 そしてそう考えるのは当然周囲も同じだ。視界を右に振ると並走していたステラツィオのクリスがそれとなくこちらを観察していた。

 二番手集団にもう一頭のサブはいない。クリスの方がマーク役というのは鞍上の力量的には疑問が残るが、多頭出しするなりに役割分担したという事だろう。この集団を出し抜くには何よりもまずクリスを押さえなければならないがそれこそが至難だ。隙を突くなどという真似が通じない以上、無理は承知でどこかで踏ん切りをつけるよりない。

 もう一度周囲を流し見てから後方へ、距離が詰まっていることを確認した上で視界を前へ向けて山科との間がクリアになっていることを確認する。

 直線は半ばを過ぎて小さな登りを迎えた。

 モチ子にもしっかり息が入ったようだ。これから一勝負、少し長めに吹かして貰ってもどうにかゴール板まではなだれ込めるだろう。

 坂を登り切れば第三コーナーへ向けてゆるやかな下りの傾斜が始まる。通常であればまだ早い仕掛けだが、自然な加速と見せかけてコンマ数秒を稼ぎそのまま加速、四角明けでハナに立つイメージで進み、後はモチ子に頑張って貰う。結局は力押しであり馬には申し訳ない限りだが、今の展開にズルズルと付き合っていては万に一つの掲示板も拾えない。

 坂の終わりが近付き、埒沿いの進路を確認しようと視界を左に振ると、内馬場越しに見えていたスタンドの端が後方へ過ぎ去った。腹を括る頃合だろう。

 小指で弾くように手綱を操って合図を送ると、モチ子はしっかりと察知してくれた。急激な変化ではない、一完歩ごとにほんの僅かに速度が増しているような、周囲に気付かれないようなじわりとした加速。それでも数秒も過ぎれば集団から半馬身も抜け出し、前を行くジャンプクイーンの足音が少しずつ大きくなっていく。

 内からコーナーへ突入する頃には単独の二番手になっていた。集団はこの早仕掛けについてくるか、それとも潰れると決めて見送るか、解らないままの勝負だったが、相乗りを決めた層も数名いたらしい。複数頭の蹄の音が位置取りを替え始め、集団にほころびが生じたのは振り返らずとも解った。

 早仕掛けの分せめて距離は経済コースを通す。そう決めて四角内側からジャンプクイーンに並びかけると、鞍上山科の苦しそうな雰囲気が伝わってきた。理想を言えば坂の手前までは最後の脚を温存しておきたかった、といったところだろう。しかしここでかわされては元も子も無いし、或いは俺達からつつかれた事でジャンプクイーンがその気になってしまったという線もあるか。温存するはずだった虎の子の燃料を吹いて予定よりも早い再加速に入る。

 相対速度の差が再び開き始めたが、モチ子の消耗は想定よりも早そうだった。無理をしているジャンプクイーンは遠からず失速することが見えており放置しても問題はない。それよりも、後続との差と呼べる差が残っているここで一呼吸置き、最後の最後に決勝線へ雪崩れ込む体力をかき集める方が重要だ。

 まだあと少し。ここまで来たら念じるよりない。

 コーナーを経済コースで捌ききり、最後の直線へ向いた。後方からは蹄の音が迫っており早仕掛けで作った貯金は底が見えてきた。前を行くジャンプクイーンまではおよそ半馬身差だが限界を迎えておりこちらは差し切れるだろう。

 後方から並びかけてきたのはやはりクリスらしい、いつの間にやら半馬身程度まで詰められている。直線に入って追い始めてはいるが、坂へ入り、残り四百のハロン棒を通過するタイミングでついに貯金が尽きた。

 後は根競べだ。

 坂の中腹で先頭だったジャンプクイーンを交わしたが、周囲の蹄の音は膨れ上がっていた。飲み込まれるのは時間の問題だが、それでも首を押し、鞭を振り、必死になって追い続ける。

 しかし坂を登り切ったタイミングでついに抜かれた。真戸原のエンゼルフォールを先頭に外から三頭、一気にかわされる。

 あと二〇〇、舌打ちをする余裕もくだらない計算を走らせる余裕もなく、一つでも上の着を目指して押し続けたが、ゴール板を過ぎる頃にはすっかり他馬に囲まれていた。

 掲示板は外した。オーナーや鎬先生の期待値を考えればせめて奨励金が少しでも上がるように祈るよりない。

 レースが終わり、第一コーナーへ向けて流していると、ばらけていった馬の中から一頭近付いてくる馬があり、ダイナースの勝負服。サブだった。

「やっぱり仕掛けよったな」

「ああしなきゃ勝負にならねえもん」

 他の関係者がいないターフの上だからこそ出来る、騎手同士のぶっちゃけトークだろう。

「そもそも買われ過ぎだし、見られ過ぎだ」

「そら馬やのうてお前や。実際今日かてレース動かしたのお前やしな。お陰さんでコッチの馬も掲示板乗れたし、ハズれにはならんかったわ」

 どうやらこのレース勝ったのは総司らしい。流していく俺達とは逆方向、スタンドの方に馬を走らせる姿が視界に入った。

「お前とクリスの役割って逆じゃねえの?」

「ま、今日は偶々やな。俺とコイツデビュー以来やし、クリスの方はこの世代やとアスンシオンでやらかしとるからな」

「毎度ながら、あそこの事情って複雑だな」

「お前が言うか」

 下らないやり取りをしながらダートコースへ入る。内馬場側から地下馬道へ降りる間際にスタンドから歓声が上がり、どうやら総司がウイニングランを見せているようだった。

「アイツもよく勝つもんだな」

「イヤミかお前は、これでもまだ今期のG1勝ち数トップお前やぞ……と、それも来週までになるんかな」 

 挑発的なサブを無視しているうちにカンカン場に着いた。鎬先生の位置取りを見るとどうやら七着には食い込めたらしい。

「この後一杯付き合え、残念会や」

 俺の返事を聞かずに馬を進めるサブはどうやら四着らしい。奢らせよう。

 さておき、期待させていたレースでの敗戦後だ。緩い表情で降りていく訳にはいかず、馬上で顔を作りなおしてから降りる。

「お疲れやったな」

 鎬先生はひとまず労いの言葉をかけてくれた。

「現時点で出せるものは出し切ったと思います。秋か、来年か。少なくともこの馬はまだ成長しますよ」

「何よりだ。オーナーも俺も、秋以降もお前に頼みたいと考えとる。トライアルからの予定や、空けといてくれ」

 及第点というところか。本当は言いたいこともあるだろうが、ひとまず次は貰えるらしい。

「ありがとうございます」

 鞍を外し、鎬先生に頭を下げてから検両室へ――とその前に、思い出してのUターン。今日散々苦労をかけたモチ子はすっかり汗に濡れている。

「お疲れさん、ありがとな」

 お礼をしてから汗の臭いがする首にキスすると、引綱を持ってきた中垣さんが、

「モチ子は俺のだよ」

そんな風に微笑んでくれた。

 確かに最善は尽くしたが、それでもやはり、悔しさは残る。



 品川駅前でタクシーを降りて近場の居酒屋に入り込む。男二人の酒であり、酒さえ出れば料理にこだわりは無い。

「昨日の件やけど、いっぺん同期で集まろうって話があんねや」

 酒を舐めながら、サブはそう切り出した。

「んなこと言ったって、そうそう予定合わないだろ」

 俺はモツ煮に七味を振りながら返す。

「ところがどっこい、今年は無理せんでも重なりそうな日があるねん」

「何だよそれ」

「お前、宝塚のアルカンシェル乗るんやろ?」

「その予定だけど」

「俺はゴールデンロードに乗る」

「だろうな」

「純はその日の阪神準オープンに力入れとるお手馬が出るんやと」

「あーそうか、多分塚田先生のところのマダムクロッカス」

「お前よう他人のお手馬まで覚えとるな……さておき、賢一も鞍はさておきその週は厩舎の都合で阪神におらないかんと言うとるし、博文は前日の府中が終われば体が空く」

「へえ、そうなのか」

「で、地方組やが、直志は阪神の特別指定条件戦にお手馬が出るで乗るんやと。その上貞人は丁度園田の交流重賞に乗りに来とる」

「嘘だろ……そこまで重なると何か凄いな」

「そんな話が偶々チャットで解ってな、こんな機会逃す手は無いとなって、淳はそもそも園田やし、壮太は記事のネタになるっちゅうて半分仕事のつもりで来る、そしたら誠一は社長の特権使ってでも休むと言い出した。これで全員や」

 話の景気の良さにつられてだろうか、酒が進むしモツ煮のネギが異常に旨い。

「いや、俺も行くよ」

「アホが、言われんでも連れてくわい。お前に頭下げさす為の集まりや」

 そうして、同期会の企画ついでに今日の反省会を挟むような形で、ダラダラと飲み続けているうちに、ふと思った。

「ダービー、勝たなきゃな」

 サブは聞こえないフリをしてくれたのだろうか、何も返さない。

 今、解らなくなってしまっていることをそれまでにすっかり整理して、アイツらに報告することを目標にしよう。

 そこに救いがあることを、何故だか信じることが出来た。

 それはきっと、彼らが俺の人生を始めた時に一緒にいた仲間だったからだろう。

 そしてその為に、今回のダービーに勝たなければいけないと思った。

 それは祈りなのだ。けれども間違いのない、確かな祈りだ。

 レラのダービーに全ての答えがある。俺はそう信じる。

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