第4ダンジョン

一階層〜五階層まではゴブリンとオークしかでなかった。

六階層からは剣を咥えたオオカミと、オーガが現れ、十階層まではオオカミとオーガだけだったが、十一階層からはゴブリンとオーク、オオカミとオーガが現れた。下の階層に行くごとに魔物の数が増えてくるので、普通なら集中力と体力が削られるが、俺は絶対切断剣を操れば簡単に魔物を蹴散らすことができるので余裕を持てた。


そして俺は今二十五階層にいる。この階層は闘技場のような作りになっていて、魔物は1体、角の生えたウサギが剣を手に持っている。


ウサギは俺と目が合った瞬間地面を蹴り、一気に俺との距離を縮めた。俺は呆気にとられたが、

「うお!?」


紙一重で攻撃をかわし、左に浮いてる絶対切断剣を操り、ウサギを攻撃したが避けられた。一旦距離を取る。


(速いな。あのウサギ。けど……)


召喚した剣は俺の意思で操る事が出来るつまり速くも遅くも出来る。



ウサギは今までの魔物と比べると断トツで速いが、目で追うことのできる速さなら負けることはない。

俺はウサギ目掛けて左の剣を上空に移動させ一気に振り下ろした。


ドゴオオオン!

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