こちんわ


「ねぇ」


 少年に声をかけられるリーマン。


「何かな?」


「何で執筆遅かったの?」


 そんなこと言われても…


「ぃゃぅちしらなぃし。つーかぅち、出番増ぇすぎぢゃね?まじぅける!きゃはは!ぅけ!」

 

 黙れよ。リーマンはJKが喋りだして五文字くらいで殺意が湧いた。


「いや君たちそれ裏でする話だから。ついに[じ]を[ぢ]にするまでに至るわけだし。」


 分かるのだ。その微妙な音の違い。


「冷めるわ卍」


「うん。記号で対抗してこないで?」


 てんやわんや騒いでいると奥からくっさいおばさん占い師がやって来た。


「私は現れない。」


「何言ってんの?」


「おぉー当たった」


「何言ってんの?」


 JKはくっさいおばさん占い師に近寄って商売繁盛を祝う。


「くっさぃぉばさん占ぃ師、最近商売上がったxり叶ったりぢゃん。まじリスペクト」


 JKは英単語帳片手に話していた。いやお前ちゃんと勉強するのか。


「今くっさいとかおばさんとか言ったね!占うぞ!お前は生きる!」


 占うんじゃなくて呪えよ。


「ぇ?まぢ・・・?ぅち死んぢゃぅ感じ?まぢぁりぇなぃ・・・ちょべりばぁ・・・」


「おぉ~当たりそう」


「私はクリスタルキングだ。」


 この流れだから来ると思った。ペンギンショーを観ているペンギン…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る