第11話 4ヶ月後。

 俺が冒険者として活動を始めて、四か月の月日が経った。


 冒険者ギルド。セリーヌ支部。

 その集会所に並べられた椅子の一つに座り、買ったばかりの本を読みながら、俺は朝の喧騒を楽しんでいた。

 流石に街での生活には慣れた。

 最初は当然戸惑う事ばかりだったが、今は少しだけこの街に溶け込めていると思う。

 今でも思うのは、俺が今。ここに居られるのは……決して俺の努力の成果では無く、父さんが貯めてくれていた金のお陰だという事だ。

 父さんが俺にくれた金庫には、三百万近くの金が入っていた。

 殆ど所持金が無い状態で出て来た筈なのに、お陰で宿にも食事にも困らなかった

 母さんが死んでからも父さんが仕事を続けていたのは、何よりも俺の為だったのだと身に沁みた。

 幼い頃から憲兵は楽で良いと父さんを馬鹿にしていた俺。今では本当に酷い事をした。言ってきたのだと激しく後悔している。

 実際に手持ちの所持金だけで街に来ていたのだとしたら、俺は今でもこんな余裕はないだろう。


 いずれ村に帰る時は、沢山の土産。特に父さんが好きなお酒を飲み切れない程買って帰り、少しでも親孝行をしよう。


 今では一人になってしまった唯一の肉親の為にも、生きよう。

 もう一度会うまで死んで堪るか。

 いつの間にか、俺にはそんな目標が出来ていた。


 兎に角、目まぐるしい日々だった。

 生きて行く為の知識と経験を得る為なら、何でもした。

 同時に、父さんが用意してくれた金に甘えてはいけないと自分を律し、あまり手を付けないようにと必死に仕事を探した。

 本当に、他の事を考える暇が無いくらいに、朝から夜まで働いた。

 冒険も少しだけ、やった。

 お陰でユキナを失った悲しみも辛さも、今は忘れられている……気がする。


 そしてやっと、自分の力で手に入れた物がある。

 だから今日は気分が良い。自分で分かるくらい上機嫌だ。


「あんた、何してんの?」


 背後から急に話し掛けられ、一瞬で気分が落ち込んだのを自覚した。


 溜息を吐いて振り向けば、予想通りの女が立っていた。

 吊り上がった勝気な目。長い眉の間には深い皺。相変わらず不機嫌そうな顔をしている。

 癖のある緑色の髪はこの四か月で本当に見飽きた。

 華奢な体に、胸に鉄の胸当て。左腕に革の籠手。両足に革の脛当て。

 後ろ腰には矢筒を付けており、左腰に白い鞘に収まった片手直剣を下げている。

 傍の荷物の側には、彼女の代名詞とも呼べる弓。


 冒険者仲間、というか。

 同業者のミーアだ。


 出会った時から変わらず、俺は彼女が苦手だった。

 寧ろ前より酷くなっている位だ。

 しかし、幾ら苦手とはいえ挨拶をしないわけにはいかない。


「おはよう、ミーア」

「おはようじゃないわよ。何してんの? って聞いてんの」


 あぁ、この上から目線な言葉遣い。やはり苦手だ。

 思わず顔を顰めそうになる。


「見ての通りだ。今日出たばかりの本……というより、手記を読んでいた。発見されたばかりの怪物モンスター。新大陸から来た、新種の情報だ」


「あー、ギルドが出してるやつね。あれ、高いでしょ? 良く買うわね、あんなの」


 手記は全て手書きで手間が掛かっている為か非常に高価だ。

 元々、紙の値段が高いのも原因の一つだろう。


「知識は力。情報を得る為に金を惜しめば失うのは命だ」


 これも母さんの教えである。


 俺は可能な限り覚えている母さんの言いつけを全て守り実行するよう心掛けていた。

 俺の知る唯一の元冒険者の言葉だ。先人の教えには倣うべきだろう。

 実際、母さんの言葉は大人になった今でも理に適っている事ばかりだと思う。

 今のところ、従ってみて困ったり後悔をしたことはない。


 そんな俺にミーアは呆れた様子で溜息を吐いた。


「ホント、あんたって馬鹿ね。セリーヌは魔界から一番遠いとまで言われている街よ。この辺じゃ当然、新種の目撃例なんて無いわ。そんなもの見たって無駄よ。大体、もしあんたが出会ったら何も出来ずに殺されるだけでしょ」


 ……本当にスバッと言うな。

 だから嫌いなんだ、この女。


「別に良いだろ。暫くは大丈夫かもしれないが、いずれ会う事になるかもしれないんだ。準備は遅過ぎる事はあっても、速過ぎる事なんてない」


「今からそんな物読んで勉強したって、あんたの低俗な頭じゃ忘れるに決まってるわ。だから無駄だって言ってるのよ。あーあ、ホント。無駄な投資だったわねー」


 馬鹿にしたような態度でミーアは言った。

 ……この女、一度本気でしばき倒してやろうか。


「そういうのはね、結局一度会って見てみないと攻略法なんて見つからないのよ。文字で見たところで何の役に立つものですか」


「……一応これ、交戦記録も載ってるんだが」


「へぇ?」


 どうやら俺の言葉に興味を持った様子で、ミーアは目を細め手を伸ばして来た。

 白く細い手が、俺の持つ手記を表紙が上になるように動かした。


「……ねぇこれ、交戦記録って言っても勇者様達や騎士団って書いてあるんだけど? こんなの参考にならないわよ」


「いや、そうでもないぞ。生態や外見、どんな攻撃をして来たかは書いてある」


「へー、で? 警戒するべき予備動作や注意点は? 効率の良い倒し方も判明してるのかしら?」


「勿論だ。とりあえず勇者の様な職業と聖剣か神剣があれば苦労しないらしい。一振りで斬り殺せる」


「へぇ……馬鹿じゃないの?」


「……悪い。自分で言ってて馬鹿だと思った」


 流石に頭が悪過ぎる会話をした事を自覚して、俺は肩を竦めた。

 この手記。新種の情報がちゃんと書いてある事は自体は評価するが、肝心の倒し方が問題だ。

 聖剣か神剣でズバン、強力な魔法でドカン、矢を頭から尻まで貫通させると言った一般的な冒険者ではとても真似出来ない事しか記載されていない。


 それなりに有用な情報もあったものの、倒し方はミーアの言う通り全く参考にならなかった。

 これは持ち運ぶ必要は無いな、と考えながら手記を閉じて机に置く。

 隣に立っているミーアは腰に手を当て胸を張った。


「ねぇ。あんたって、いつもそんなの読んでるけど……よく買えるお金あるわね」


「頑張って働いてるからな。ほら、見ろよ。これ」


 得意になった俺は、村を出た時から着ている茶革のコートを広げた。


 着込んでいる鎖帷子の上から、鉄の胸当て。両腕は肘から手の甲まで覆う鉄の籠手。両足に騎士と同じような鉄の脚鎧。


 全て今朝受け取りに行ったばかりの新品だ。

 自分で働いて貯めた金で、軽鎧を一式買ったのだ。

 折角なので身体に合わせて特注した為、少し予算を超えてしまったが……そこは父さんの貯めてくれた貯金を有り難く使わせて貰った。

 その分はまた頑張って、補填するつもりだ。

 落ち着いて来たので出来るだけ貯金もしたいと思っている。


 冒険者はいつ死ぬか分からないから、宵越しの金は持たないと言うのが常識。

 だが、怪我や病気等で働けなくなった時の事を考えると、金はあるに越した事は無いだろう。


 まぁ金の話は置いといて、父さんから貰った腰の片手剣は鞘まで綺麗に磨いてある。

 今日の俺は一味違うぜ。

 ふふ。ミーアめ、目を見開いて驚いてるな……。

 昨日まで露店で買った鎖帷子と革の籠手しか付けてなかった。見違えたのだろう。

 両方中古だから、少し穴や傷が入っている程古かった。


 さあ、褒めるがいい。


「あんた。そんなの買う余裕あるのに、そのコートまだ捨てないで着てるの? やっぱり馬鹿なの?」


 ……あれえ? 本気で馬鹿にされている。

 というか、引かれてる。


「……これだけは、中々な。だけど見てくれ。穴も繕って貰ったし、肩と肘に鉄を当てて貰ったんだ。実用的だろ?」


「うわぁ……益々馬鹿じゃない? そんなの改修するなんて……新しいの買えば?」


 酷い。

 言いたい事は分かるが、もう少し言い方と言うものがあるだろう。

 このコートは母さんの形見だ。だから中々捨てられなくて……なんとか使い続けたいと手を入れて貰ったんだ。

 武具店の人にも馬鹿にされたけど、それでも頼んで加工して貰った。

 自分でも女々しいのは分かってるよ。


「コートの話はもう良いだろ……」


「良く無いわよ。後ろから見たらあんまり見た目変わらないし、防具買ったなんて全然分からなかったわ。あんた、本なんて買うくらいには羽振り良いのに……貧乏臭いわよ」


 貧乏臭いんじゃなくて、本当に貧乏な村出身だからな。

 父さんが憲兵だったから苦労は無かったけど、周りに合わせようとしてたからか、うちも特別な事はしてくれなかったし。

 誕生日の贈り物が古着とか普通だ。


「ほっとけ。村では古いものをどれだけ使えるか、の方が重要なんだぞ。寧ろ、新しいものを着ていると。なんかこう……ムズムズする」


「染み付いてるわねぇ……貧乏が」


「煩い。それで? 用はなんだ。話し掛けてきたって事は、何か用があるんだろ」


 彼女とこうして話す間柄になったのは、本当にただの偶然だ。


 俺が街に来た日。同じ日に冒険者になった。


 たったそれだけ。他に理由は無い。

 だと言うのに、何が気に入られたのか……。

 以来。この女は暇さえあれば絡んでくる。この不機嫌顔で。

 正直迷惑なのでやめて欲しいのだが、言った所でこの女は聞く耳を持ってくれないから困っている。


「おっ。もうミーアちゃん来てるじゃん」


「ひゅー、今日も可愛いなぁ。ありゃあ、あと数年したら絶対良い女になるぜぇ……楽しみだなぁ」


「って。まーたあいつ絡まれてるのか。なぁなぁ? やっぱ、あの二人ってデキてるんじゃねぇか?」


「そりゃないって言ってるだろ。同じ新入りでも出来が違い過ぎる」


 女性冒険者は少なく、特にミーアの様な容姿が優れている者は希少だ。


 更に彼女はこのセリーヌで今、若手で一番勢いのあるパーティに所属している。

 どうやら随分活躍しているらしく、既にちょっとした有名人だ。

 要するに彼女と話していると勝手に注目が集まり、比較される。

 事実とは言え、気持ちの良いものではない。


「別に?  私が朝から必死に依頼取りに来たら、優雅に本なんて読んでるのが気に入らないだけよ」


「性格悪すぎだろ……」


「ちなみに最近は何をやっていたの?  討伐系……は、ないわね。採取とかかしら? 貴方いつも手記持ってるみたいだし、薬草やきのこの見分けは付くんでしょ?」


「薬草採取は人の依頼に同行して、たまにやる。勉強になるからな。きのこは自信無い」 


「他には?」


「常駐任務、生態調査だ。駆け出しらしいだろ?」


 生態調査は駆け出しに推奨されている任務で、常に需要がある。


 世界は今、新大陸のせいで生態系が狂っている。

 こんな辺境でも、いつ未知の怪物が出るか分からない。そうじゃなくても、元々の原生種は普通にいる。

 調査はどれだけしても足りないくらいだ。

 

 文字の読み書きが出来る者なら羊皮紙を渡されて、後日。報告書を纏めて提出し、信憑性や内容が評価されたり、討伐の役に立つと臨時報酬が出る。

 何もなくても、行けば一晩は保証される金が貰える。

 なにより、俺みたいな最底辺でも金を貰って冒険が出来る。良い仕事だ。


「……生態調査、ね。あんた。いっつも一人なのに、よく死ななかったわね。褒めてあげるわ」


「…………」


 こいつ本当、一回しばいてやろうか。

 だけど彼女を邪険に出来ないのは、俺の方だ。

 俺が未だに一人で、友人と呼べる話し相手が碌に居ないのは事実なのだから。


 理由は様々だが、大体は自業自得だ。

 

「でもそれだけじゃ、鎧買えるほど稼げないでしょ? 何か戦果をあげたわけじゃなさそうだし……もしかしてあんた、その顔を使って女の子に貢がせた?」


「は? なんでそうなる」 


「だってあんたってば、顔しか取り柄ないでしょう?  それとも女装して男捕まえた? どっちでもいけそうだもんね」


「……いける訳ないだろ。コツコツ貯めたんだ」


「どうやってよ?」


「毎晩酒場で接客してるのは、お前も知ってるだろ? あとは街路工事だろ? 引っ越しだろ手伝いだろ? パン屋もやったし、花も売った。 あ。賄いが凄く美味い店があるんだ。教えてやろうか」


「要らないわよ。そう……あんた。まだ便利屋さんやってたの……」


 額に手を当てて、ミーアは、はぁと溜息を吐く

 露骨な態度だ。本気で呆れていらっしゃる。


「便利屋さんじゃない。ちゃんと冒険者だ。ギルドで募集してた日雇いばかりだぞ? 俺にとっては、このセリーヌの街に溶け込むことが最初の冒険だ」


「確かに。あんたは街の人には好かれてるわね。でも代わりに全然、ギルドに溶け込めてないじゃない。皆があんたの事を見向きもしないのは、冒険者じゃなくて便利屋さんだと思ってたからじゃないの? 道理でいつまで経っても昇級しないわけね」


「多分な。まぁ、お陰で気を使わずに済んで良かった所はある」


 仲間が居たら、こんな生活出来ないだろうからな。


「ったく……何よ。私が誘った時は、俺には俺の冒険がある! なんて格好良い事言ってた癖に」


「だから、冒険してるだろう」


「日雇いと生態調査ばっかじゃない。しかも一人で」


「いいだろ別に……」


「そんな生活してても楽しくないでしょ。大体、一人で街の外に出るなんて……いずれつまらない事で無駄死にするのが目に見えてるわ」


 不貞腐れて見れば、ミーアはまた溜息を吐いた。

 堅実な稼ぎ方を学んで何が悪いんだよ。


 すると突然。ミーアは顔を上げ、俺の身体を観察し始めた。

 ……何だ? 急に。気味が悪いな。


「……でも丁度良かったわ」


「何が?」


「あんた、今日依頼は?」


 言われて、俺は丸めた羊皮紙を取り出す。

 すぐに封を開いて振り開いた。


「生態調査だ」


 途端にミーアが手を伸ばしてきた。

 あっさりと奪われた依頼書は、ビリっと目の前で破られてしまう。


 あっ、何しやがる……!


「違うわ。あんたがやるのは生態調査兼、私の助手よ」


「……その話は何度も断っているはずだ」


「でも。この数か月であんたも随分逞しい身体になったじゃない? もう便利屋さんはいいでしょ。だから、シーナ。今日一日、私の所属するパーティに臨時参加しなさい」


「嫌だ。断る」


 だって、お前のパーティ討伐専門らしいじゃないか。

 俺まだ、実戦経験殆ど無いぞ。

 知ってるだろうから言わないけど。


 ミーアが眉を釣り上げた。


「何あんた? もしかして、本当にまだ未経験なの?」


「あぁ。討伐依頼の経験はまだだ。役に立たないと思う」


「そうじゃなくて……その。まだ殺しをした事無いの? って意味よ」


「流石にそれは経験した。山ウサギ二匹と大猪一匹。山犬に奇襲を受けたこともある。群れからはぐれて弱った奴だったけどな」


「ふぅん、それなりにやってるのね。じゃあ殺しに関しての拒絶反応は?」


「完璧では無いが、克服出来るよう経験を積んでいる最中だ。明日は家畜……乳牛の殺処分の任務を受けている。もう少し慣れたら、何処かのパーティーに参加させて貰おうと……」


「よし。なら来なさい」


「だから嫌だと言っているだろう」


 本当に俺の話を聞かない奴だな。


「駄目よ。今日という今日は観念なさい。実は、人数が足りなくて困ってるの。四人以上居ないと受けられない依頼なのに、三人も休んじゃってるのよね」


「……なら、お前も休めば良いだろ」


「そう思ってたんだけど、あんたが居るなら連れて行くわ。私は良いけど、仲間が金欠なのよ」


「仲間なら金くらい貸してやれば良いだろ」


「馬鹿ね。仲間内でも金銭の貸し借りは極力避けるのが常識よ。それが原因で内輪揉めなんて嫌だもの。それに、あんたにとっては良い機会でしょ。実戦経験が積めるわよ?  悪い話じゃないと思うのだけど」


 まぁ確かに、お前の話は毎回。悪い話じゃないとは思うが。


「どう?  勿論、荷物持ちしろなんて言わないわ。日帰り予定だし、報酬の分配も出来高じゃなくて、公平にやるわ。これで来なかったらあんた、本当に後悔するわよ」


 ……ふむ。本当に悪くない。

 正直、白等級の俺に提示するには破格の条件だ。


「ちなみに目標は?」


「森林を抜けた所に、岩場があるでしょ? そこに住み着いた山狼の群れの間引きよ。増えすぎたらしくて、餌を求めて凶暴化してるらしいの。減れば少しは大人しくなるから」


「山狼か。最低討伐数は?」


「十よ。基本的に私ともう一人の弓士で射殺すから、剣士のあんたには出番すらないと思うわ。あんたの役割は、道中と狙撃中の護衛ね。どう? この生態調査の依頼も同時にこなせると思うんだけど?」


 ……聞けば聞くほど。行くべき、だよなぁ。

 歳下にこれだけ気を遣わせて、行かなかったら臆病者じゃ済まないだろ。

 生態調査の依頼書を破って投げ捨てたの。忘れた様子なのは気に入らないが。


「大丈夫。あんたが毎日一生懸命剣を振ってるのは知ってるわ。頼りにしてるわよ?」


「……あー、わかったよ。行けば良いんだろ。行けば」


「よし、やっと折れたわね。じゃ、メンバーを紹介するから付いて来なさい」


 満足気に頷いて、踵を返したミーアの背中を見つめる。

 

 ……全く。素直じゃない女だ。 

 

 この四か月。お前の根気強さには参ったよ。降参だ。






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