付録 魔女図鑑#01
◆◆◆◆◆魔女図鑑◆◆◆◆◆
みんな、とっても
みんな、
※
◆◆◆目次◆◆◆
◆二百五十六色の魔女◆
薄紅眼の魔女ナヴィーニャ
琥珀眼の魔女クスディルカ
漆黒眼の魔女イーイルナック
群青眼の魔女プルフィス
蘇芳眼の魔女ミュニニクナ
蘇比眼の魔女ミュクニナナ
深赤眼の魔女ミュニクナナ
月白眼の魔女バシュトナバロン
瑠璃眼の魔女フォッククィノ
象牙眼の魔女ケテリアック
翡翠眼の魔女イクナジャト
太陽眼の魔女グラバーナ
深碧眼の魔女レミネシュリア
躑躅眼の魔女リュッケ・メー
紫檀眼の魔女ヲルジェント
蜂蜜眼の魔女キャミラップ
白銀眼の魔女テーソルニア
黄金眼の魔女テールソニア
紅蓮眼の魔女ニーデューケ
◆千二十四色の魔女◆
金緑眼の魔女フラッファナル
玉虫眼の魔女べクィローチ
退紅眼の魔女サール・アーラー
透明眼の魔女ハクェニムトレー
◆六万五千五百三十六色の魔女◆
竜胆眼の魔女オルディナル
柘榴眼の魔女リヴル・ルヴァ
◆◆◆
その
■
紀元はラプンツェルと白雪姫とメリーポピンズ。その外殻は御伽噺。
司る字は媒介魔術師。生物細胞を媒介として多様な魔術を行使する。特に髪の毛はレートが高い。
『髪には多大な呪力が宿る』という伝承を参照することで、魔術を成立させている。
髪そのものに魔術干渉を行うことで魔器具として使用するほか、髪を燃料として幅広い魔術が使用可能。
己の身を魔術の糧とする性質上、露出の多い服装を好む。
常に携帯しているポーチには、散髪セットの他に自身の頭髪がぎっしり詰まっている。
真面目で要領もいい絵に描いたような優等生。その分融通は効かず、魔女以外の事をあまり好いていない。
◆
紀元は土塊と真理と羊皮紙。その外殻はゴーレム。
司る字は格闘魔術師。身体強化のルーン魔術を描き、ウィッチカラテによる徒手空拳を挑む。
グロテスクとナンセンスをこよなく愛する超今風の趣味を湛えた魔女。
超今風のコギャルみたいな言い回しを好む。時折インスタにも投稿しているようだ。
彼女の「イケてる」の基準は時と場合によって大きく変動し、その趣向には一貫性はない。
良し悪しに関わらず他人の行動を真似するのも大好き。その行動の意味を深く考えることは無い。
サイバーゴスが好み。第一回KOW(キング・オブ・ウィッチャーズ)チャンピオン。
◆
紀元はお砂糖とスパイスと素敵なものいっぱい。その外殻はむっちゃ可愛い女の子。
司る字は時空魔術師。時空間を操る術を得手とする。亜光速まではバックアップ無しで突入可能。
時空魔術は結界術と起源を同じくする自己参照の術。時空操作の適応範囲は自分の周囲に限る。
良くも悪くも現代風のちょっとドライだけど可愛いもの好きの女の子。それは魔女の中では相対的に浮いているが、
同時におおよその奴とは上手くやっていく事ができるという奇跡の魔女でもある。
魔女の中では一番顔が広い。ゴスロリ趣味。
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紀元は死体と雷と愛。その外殻はフランケンシュタイン。
司る字は浄化魔術師。蒼炎を操って汚物を消毒する。単純な炎魔法の他、状態異常治癒とかも得意。
自分以外の物全てを見下している傲慢者であり、真性の潔癖症。
高次元から醜い下界を観測して悦に浸るだけの人生を楽しみたいと本気で考えている人格破綻者。
次元の低い愚か者とは関わりたくないとさえ思っているので、素行そのものは比較的大人しい。
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紀元は気体と液体と固体。その外殻はアメーバ。
司る字は守護魔術師。魔術戦における守護を担当。物理攻撃が防げない欠点はあるが、その分燃費が良くお手軽。
劣等感と誇大妄想と被害者意識が高めのシスコン。三姉妹の中では長女役。
魔女の中では比較的常識人だが、その分損な役割が多い。
諦めが早い。それは利点であり、欠点でもある。
ミュクニナナとミュニクナナの参照先。
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紀元はReduceとReuseとRecycle。その外殻は廃棄物。
司る字は燃焼魔術師。バフを消費して攻撃力に上乗せする、若い命が真っ赤に燃えるガンガンガンガンいこうぜ系娘。
文字通りの熱血漢だが、心の奥底では割と鬱屈を抱えているとか。三姉妹の中では次女役。
諦めが悪い。それは利点であり、欠点でもある。
ミュニニクナとミュニクナナの参照先。
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紀元はアルタとカーマとダルマ。その外殻はトリヴァルガ。
司る字は増幅魔術師。状態増幅を行い、バフの累積数を増大させる支援役のさらに支援役。
性質上一人では何も出来ず、周囲に極端に依存している。主に相手を甘やかしてダメ人間にしてしまうという形で。
三姉妹の中では末女役。一人だけ名前に蘇の字がないことを気にしている。
諦め時の決断が出来ない。それは重大な欠点である。
ミュニニクナとミュクニナナの参照先。
◆
紀元は蛙と蛇と
司る字は洗脳魔術師。読んで字のごとく対象を操る。効果範囲や効果時間は無限大だと豪語している。
それはそれとして拷問や脅迫を行い、魔法と関係なく相手を意のままに操ることも好む。かなり性質が悪い。
要するにいじめっ子。暇なときは周りの魔女を適当に弄んでいる。
オペラ座の怪人が好き。推しはファントム。
◆
紀元は角膜と虹彩と水晶体。その外殻はレンズ。
司る字は望遠魔術師。全てを詳らかにする
精神年齢が極端に幼い魔女。むずかしい漢字も読めない。泣き虫弱虫へっぴり虫の三拍子揃った悩ましい娘。
彼女の転機はとある時に“冒涜的な何か”を覗いてしまったこと。
発狂し幼児退行を起こした彼女は、以来戻る事無く幼い子供の思考形態のまま存在し続けている。
◆
紀元は剣と鏡と勾玉。その外殻は付喪神。
司る字は剣聖魔術師。語り継がれる聖剣・妖剣の悉くを模造し、卓越した剣技で振るう物理戦最強のチート勢。
普段は寝ぼけている典型的な老子キャラだが、切羽詰まった状況でばかり呼ばれるためカッコいい面が強調されがち。
最近は黄色い声援が鬱陶しい。
重要な場面では身体にガタが来て退場する都合の良い強者キャラ。
◆
紀元は恋慕と憎悪と衝動。その外殻は伊弉冉と伊弉諾を断絶する黄泉比良坂の大岩。
司る字は心中魔術師。誰であろうと恋心を抱くことが出来る。その結末は決まって己と相手の死。
嫉妬を司る緑系統の眼に相応しいヤンデレ。生まれたてのひよこのように何にでも愛情を抱く。
一度月に対して恋をした時は二百五十五人の魔女総がかりで止める羽目になった。
姫騎士とか、そういうのに憧れがあるらしい。
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紀元はプロミネンスとフレアとコロナ。その外殻は太陽光発電パネル。
司る字は太陽魔術師。文字通りの人工太陽を招来するやべー奴。
正義を尊び悪を滅ぼすヒーローのように振る舞う暑苦しい魔女。
他人の都合を完全に無視して人を己のペースに巻き込むので色んな人から嫌われている。
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紀元は糞とハーブと精液。その外殻はホムンクルス。
司る字は管理魔術師。結界や施錠の魔術を好み、全てを内と外に分断する。解除のキーは彼女以外が使用することは不可能。
……というものは往々にしてあっさりと解除されてしまうものである。
規律と規則をこよなく愛する完璧主義者。
万物は自らの手によって管理されるべきだと考えているが、一方でそれは不可能だとも理解しているリアリスト。
要するに口だけ達者でありながらも自らは行動を起こさない怠け者。適度にサボるのが上手い。
着物が実は好きらしい。
◆
紀元は雌しべと雄しべと花粉。その外殻は花畑の原風景。
司る字は花弁魔術師。文字通りの花を操る魔女。
植物ではなく花限定であり、種や蕾や果実を操ることは出来ない。事実上花を咲かせることのみに特化した魔術。
ラフレシアとかを使うと強力な妨害になる。
本人はとても綺麗好きのロマンチストで、花の観賞以外のことに魔術を使いたがらない。
◆
紀元はバッテリーとモーターとセンサー。その外殻はウォルターの亀。
司る字は宝石魔術師。宝石に纏わる物事の全てを解決する。鑑定、換金、加工、鋳造、全てを軽々こなして見せる。
宝石そのものが魔力を秘める術式の材料となるので、彼女の役割は所謂武器屋のようなもの。
人類の救済こそ己の使命だと考えている。全ての人類は平等であるべきだという思考から、
常世の悪を全て排除し己の信じる正義の思想を世界全土に蔓延させたいと考えているらしい。
キャミソールドレスを纏った姿に自身を持っている。
◆
紀元は砂糖と小麦粉とメレンゲ。その外殻はふわっふわのカステラ。
司る字は菓子魔術師。お菓子に纏わることなら何でも出来る素敵な子。
お菓子の家を建てたりフルーツパフェを振る舞ったりするので他の魔女からも人気。
保育園のお姉さん的なちょっと無理して笑顔を作ってる人。本人はそろそろ肉とか食べたい。
◆
紀元は司法と立法と行政。その外殻は裁判官ジャッジメント。
司る字は反響魔術師。妹であるテールソニアとのコンビで真価を発揮する。他魔女と同一の字を持つ唯一の魔女。
二人は互いを参照する術を持っており、その真骨頂は相互を参照し続けることによる
二人セットで運用出来ればステータス上限まで容易く到達する強力無比のシンメトリカル・ドッキンガー。
性格は狡猾で残忍。妹を疎ましく思っている。テールソニアの参照先。
◆
紀元は富士と鷹と茄子。その外殻は
司る字は反響魔術師。姉であるテーソルニアとのコンビで真価を発揮する。他魔女と同一の字を持つ唯一の魔女。
二人は互いを参照する術を持っており、その真骨頂は相互を参照し続けることによる
二人セットで運用出来ればステータス上限まで容易く到達する強力無比のシンメトリカル・ドッキンガー。
性格は迂闊で残念。姉を愛おしく思っている。テーソルニアの参照先。
◆
紀元は分離と整列と結合。その外殻は鳥もどきボイド。
司る字は悲嘆魔術師。他人にデバフを付与するが、常に罪悪感に苛まれる彼女にとってその行為はストレス極まりない。
加害妄想と被害妄想に囚われたメンヘラ。この世の悪習は全て自分の責任にされるものだと思っており、
自らその罪をひっかぶるよう普段から宣言することで可哀想な自分を演出している。
演歌とか好き。
◆◆◆
やむを
そのせいか、
●
紀元は#734229と#000000と#FFFFFF。その外殻は三毛猫。
司る字は愛猫魔術師。猫に纏わることなら何でもわかるしできる。
猫判定眼はあらゆる猫種を判別可能。半面、猫以外の部分にはほとんどスキルを振っていない。
語り継がれる最悪の殺猫鬼。九命幻想の破壊者。
極端な愛猫家だが、極端な猫研究科でもあり、その存在は猫にとって毒でしかないマッド・サイエンティスト。
猫を殺す事でしか役に立たないので千二十四色入り。一応猫が関わらなければややまともな研究者気質らしい。
●
紀元は繁殖と雑食と褐色。その外殻は、言葉にするのもおぞましいので割愛。
司る字は昆虫魔術師。虫を操る術を心得ている。一番得意なのは
自分の能力が嫌われやすいことは重々承知しているので、普段は蝶々や蛍で目一杯装飾している。
気丈っぽく振る舞っているがその実は割とナイーブ。どうにか虫のイメージアップが出来ないか頭を悩ませている。
本人から千二十四色入りを希望した稀有な魔女。その行動もまた奥ゆかしい虫の印象を植え付けるための打算的なものだとか。
◆
紀元はαとβとγ。その外殻はε。
司る字は真相魔術師。アカシックレコードと常につながっており、全てを知る最高峰の知識人。
しかし気が触れているのでその知識の多くは役に立たない。常に荒唐無稽な虚言を巻き散らしている。
彼女の語る文字列には意味がない。それは単なる事実であったり、誰も観測できない事実であるためだ。
結局のところ、彼女は何の脈絡もなく事実を振りまくだけの無害で喧しい存在に過ぎない。
アンサイクロペディア冒頭のネタバレ警告文の擬人化みたいなもん。
彼女の眼と髪は、背後の景色を投影する。即ちまったくの透明である。
単純にいてもいなくても変わらないので千二十四色入り。
◆
紀元は福と禄と寿。その外殻は繁栄の神(不特定多数)。
司る字は拡大魔術師。物質の規模を増大させる術を心得ている。一番簡単な使い方は巨大化。
本人はウルトラマンのような巨大ヒーローに憧れているが立ち位置が悪の幹部そのものな事に悩んでいる。
というか完全にパンドーラ。起源の悪い時には大サタンめいて顔だけを巨大化させているらしい。
勝手に巨大化して迷惑をかけるうえに目立ちすぎるので千二十四色入り。
◆◆◆
もうに65533
●
紀元は竜胆と英雄と性。その外殻は女吸血鬼アーディマム。
司る字は蒼銀魔術師。ちょっとすごい事が出来るらしい。
アーディマムが一時的に魔女化され在籍したもの。あくまで一時的なので、後に脱退している。
アイドルとしてのパフォーマンス以外の事はしていないので、スペックや人間関係は不明。
●
紀元はハープと冥府と後悔。その外殻はエウリュディケー。
司る字は死霊魔術師。冥府から死人を呼び出したり、現世の死人を操ることができる。
[闇]【★SSR】怪盗エルメシア@エウリュディケー・白スーツコスを魔女化した存在。
巨人族タイターンやペストの偽物化たる巨鼠まで将来できる。
紛れもなくスゴイのだが、パープル・使いどころが難しすぎる・ヘイズなのであまり呼び出されない。
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