第13話 恋情は束縛の抱擁だから


 はじめて聞いた時には、誰もが単なるうわさだと思った。

 だが、それが事実であるらしいと分かると、表面的には真実を求めて、実のところは安心を求めて、町中の人々がレンド・ノイ寺院につめかけた。

 レンド・ノイ寺院は、名前からも分かるように、マガウェ教の総本山レンド寺院の直属で、この地方の統括を行っている。そのため、一般には見ることもできない高価な電波通信装置を備え、遠くの情報を一番早く確実に得ることができる。

 大きな事件があった時は、必ず寺院による発表がある。

 寺院は、はるか南半球からレンド寺院を経てもたらされたその情報を公表することに躊躇していた。だが、うわさに呼び寄せられた人々を前に、もはや寺院は発言を免れることはできない。ノイ寺院の神官たちは、レンド寺院に真実と虚偽のどちらを公表するべきかを問うた。

 問いに対する答えは、真実を伝えよというものであり、寺院に集まった人々は安心を手に入れそこねた。

 

 イセのひざに抱かれて眠っていたラカラカは、ふと目を覚まして起き上がった。

  「どうしたの?」

  「…おしっこ」

 キダイが酒で夢心地のまま、行ってらっしゃいと言う。

 ラカラカは一人で部屋を出ると、別棟の厠の前を通り過ぎ、月明かりに照らされた井戸端へ向かう。あたりには誰もいない。

 少女は紫の瞳をほのかに光らせて、井戸から少し離れたところで立ち止まった。

 干乾煉瓦を円形に積んで土で固めた低い井戸の縁に、冷たく濡れた先細りの指がかかる。指は力を入れて井戸の縁を掴み、もう片方の腕が投げ出されるように、ひじまで縁に乗せられる。濡れて光る皮膚の下で、筋肉がぐっと収縮して、頭と肩がいっぺんに引き上げられた。片腕に体重を預け、片腕を立てて上半身を縁の上に乗り出す。

 ひたひたと水を含んだ黒い髪が、二の腕から豊かな胸乳まではりついている。生き血を塗ったようなくちびる。月光のような白目の中で、闇色の瞳が丸くラカラカを見ている。

  「ラカラカ…。永遠を誓った子、森を知る愛し児よ。あたしと一緒においで…」

 ラカラカは二三歩、井戸に歩みよったが、うつむいて首を横に振った。

  「美しい紫の瞳よ、全ての森の子らと共に逝こう」

 紫眼を上げて、濡れた女を見る。

  「みんな死ぬの?ノガが天海を落とすの?」

  「天海は、誰かに落とされるのではなく、自ら降りるのさ。そして全ては、消えるのではなく、変わってしまうだろう。このあたしさえもね。ノガは、世界が消えるまで消えてしまうことはないが、世界が変わってしまえば、このままのノガではいられない。…おまえを連れて行くには、今しかない…」

 ラカラカは無表情にノガの言葉を聞いて、たずねた。

  「ラカラカは、死ねるの?」

  「森の子らと共に逝くなら」

  「みんな生きていたくないの?」

 ノガはあごを上げて大きく息を吸った。頭上の天海は、二つの月の船を、まだ静かに浮かべている。

  「ああ…おまえは…生きていたいというの?」

ラカラカは答えない。ノガは赤いくちびるにたっぷりと笑みを含ませてラカラカを見る。 

「全てが変わってしまうだろう。おまえは、独りになってしまうだろう。おまえは、永遠にラカラカとして生きてゆかねばならないだろう。…それでも、おまえが望むなら、あたしは、おまえの前途を祝福しよう」

 ラカラカは無言で、闇色の瞳を見返している。ノガは白い歯を光らせてふうと笑い、褐色の長い腕をラカラカにさしのべる。

  「さあ、答えておくれ、我が宝よ」

 ラカラカはゆっくり手を伸ばして、ノガの濡れた指に触れた。

 懐かしい、滑らかな皮膚の感触。濡れた髪から漂う森の香り。湿った苔と、金の毛皮の匂い。百年をいくつ重ねても、薄れることのない、ノガの森の記憶。

 紫眼の少女はくちびるを噛みしめ、小さく暖かな手で、しなやかな冷たい指を握る。闇色の瞳は笑っている。

  「…大好きだよ…ノガ」

 ためらいなく言うことは、できなかった。

  「…さよなら」

  「ああ、可愛いラカラカ、笑っておくれ。世界の全てが、おまえを祝福するよ」

 笑みを溜めたまま、ノガの姿は井戸の中の闇に溶ける。

 ラカラカの手に、わずかな水濡れだけが残っていた。

 少女はその手を握りしめて部屋に戻る。イセに抱き寄せられたときには、もう乾いていた。

  「ねえ、ラカラカ、今日はだめだったけど、明日は広場で踊れるといいね」

 イセに言われてラカラカは答える。

  「うん。でも、きっとみんながお祈りしてて、だめだと思うな」

 イセは大仰にため息をつく。

  「つまんない!でも、ほかのどっかでいいや、ラカラカ歌ってね」

  「うん」

 キダイが、意味もなくわははと笑って、自分の顔を指さした。

  「俺、観てるー!」

  「あんた、いっつも観てるだけじゃん」

  「あははー。天才を前に、わたくしに何ができましょーか!」

 キダイは酒が入ると陽気になるたちである。騒ぐだけ騒いで、その後は寝てしまう。揺すっても蹴っても酔いが抜けるまで目覚めない。

 イセは酔わない。いくら飲んでも少し胃の腑が暖まるだけで、水を飲むのと変わらないので、何だか不公平だと思っている。

 部屋の扉が閉まる、かたりという音で、イセは目が覚めた。眠かったが体を起こす。窓の外は、かすかに白んでいる。隣に寝ていたはずのラカラカがいない。キダイはこちらに背を向けて、寝息も立てずに眠っている。

 イセはなぜか息が詰まるような不安を覚えて、寝台から滑り降り、おぼつかない足取りで、部屋の扉を開けた。部屋の外へ出て、あたりを見回すが、ラカラカの姿はなかった。

  「ラカラカ!」

 一瞬にして眠気が吹っ飛び、イセは宿から走り出る。

外套と真綿のような髪をひるがえして走る少女の後ろ姿を目の端にとらえ、少年はあとを追って駆け出した。あっというまに追いついて、イセはラカラカを後ろから抱き止めた。 

「ラカラカ、どこ行くんだよ!」

 少女は息を乱していたが、暴れずに、ゆっくりとイセの腕をほどいて振り向く。

  「ラカラカは、ひとりで行くの」

  「どこへ!」

  「どっか…、旅に出るの」

  「それなら、ぼくも一緒に行く」

  「だめ。それじゃ、ひとりじゃないもん」

 イセはくちびるを噛んでラカラカを睨んだ。緑の滲む黒い瞳と、燐光を放つ紫の瞳が、互いを映し合う。

 ラカラカが、だってと言う。

  「知ってる人が死ぬの、見たくないんだもん」

 イセはまばたきした。

  「そりゃ、見たくないけど…」

  「ラカラカは、死なないからさ。自分だけ助かるの分ってて、好きな人がみんなぜったい死ぬの。だから、みんなが死ぬ前にひとりで行く。逃げるの。ごめんね」

 離れようとするラカラカの腕を、イセはしっかり掴んで、にっと笑った。

  「だめ。そんなの許さないよ」

 ラカラカはふくれっ面で、イセの手を振りほどこうとする。

  「やだってば」

 イセはひざまづいて、むりやりラカラカを抱きしめる。

  「愛してるって言ったろ、ラカラカ。おいて行かれるくらいなら、おまえを殺して、ぼくは死ぬまで死体を抱きしめてる」

  「だからあ!」

 ラカラカは背中を反らして、やっとイセの顔を見る。

  「ラカラカは、死なない、の!」

 イセは目を細めて笑っている。

  「とにかく、だめだよ。行かせない」

 ふいにその目が大きく開かれ、涙がばらばらと落ちた。

  「…お願い、行かないで…」

 ラカラカは、少しうろたえる。

  「う、うそ泣きしても、だめ!」

  「ばれちゃった…」

 イセはそう言いながら笑顔を作るが、涙は止まらない。

  「ラカラカの気持ちなんか、ぼく、分かんないけど、絶対別れるのいやだからね。それでなくても、天海が落ちるまで一ヵ月もないっていうし、できるだけ長く、一緒にいたいもん」

 ラカラカはもう、面倒くさくなって、抵抗をあきらめた。

  「…イセって、わがままね」

 イセはけろりとした表情で、不満そうな少女を抱き上げる。

  「そうだよ。ラカラカに歌ってもらわないと、踊れないし」

 ラカラカは歌うことを考えると、楽しくなってきた。

 あたりはすっかり明るくなって、人々が動き出す気配が、町に満ちている。頭上の天海は、まだ静かだ。

 部屋に戻ると、キダイが起きていた。外套とブーツを着けたラカラカと、涙の跡が残るイセの頬を見ると、眉を上げて、のんびりと笑う。

  「高い山の上なら助かるって話もあるけど、行ってみる?」

  「天海が落ちるんだぜ?助かる場所なんか、あるわけないだろ」

 長年、ありうべからざる大事件の例えに使われてきた言葉だけに、いざ、実際それが起こるのだと言われても、現実感に欠ける。そのために、町は危うい均衡を保って、存外、平静だった。

 降海という事態に対して、何をしても無駄だということは分かりきっているが、何かしていなければ落ち着かない。しかしまだ、降海が目に見える所まで来ていないこともあって、どうしたらいいか分からない人間たちは、結局、日常を続けている。

 帰るべき家を持つ旅人は、ほとんどが家路についた。これで、交易地である町の人口は、だいぶ少なくなった。

 残っているのは、帰るべき家を持たない旅人と、帰るべき家がこの町の中にある住人だ。 門前町の住人の多くは信仰心に厚く、寺院に集まりウトゥーを唱えて思考を停止している。

 もちろん、平静なばかりではなく、集団で商店から略奪したり、暴力に走る者もいた。しかし、この町では、それは二三日でおさまってしまい、盗んだ物をかかえて無気力に道端で座りこんでいる者が目につく。未来がなければ、金や物を持っていても意味がない。

 それでラカラカたちはというと、狂騒的にならずに遊び狂っていた。毎日、歌い、踊り、おいしいものを食べて、よく笑った。ずっとこのまま、と思わずにはいられない暮らしだったが、当然、そうはいかない。

 レンド・ノイ寺院が、降海が始まったのは事実であると宣言したのを聞いてから、九日目、それは目に見える所にやって来た。

 南西の天海に短く白い線が引かれ、カーテンのように暗い滝が垂れ下がっている。

 天海から落ちる滝が、暗いというのは、恐ろしい眺めだった。滝は、水の流れとともに真っ直ぐに光を通し、明るく輝く光の柱であるはずなのだ。たとえ、月のない夜になっても、星の明かりをかすかにとらえて、ほんのり燐光を放つ。滝とはそういうものだった。

 暗い滝は、初めて見えた日には、わずかに膝くらいの高さにしか見えなかったが、次の日には、それが倍になっていた。

 にわかに混乱をきたした町の中は、あちこちで火の手が上がり、まるで戦場のようだ。現実感がないというところで、ぎりぎり保たれていた平安が、降海が目に見えたことで打ち砕かれたのだ。

 三人は、あるだけの荷物をまとめて、沙漠へ出ることにした。

 タファシが三日前から行方不明だったので、キダイは捜しにいこうと言ったのだが、イセは放っておくと言う。

  「どうせ、女と一緒にいるんだから。そういう才能だけはあるんだよ。あのバカはそれで幸せなんだから、ほっときゃいい」

 三人は、人目につく門を避け、早朝に徒歩で沙漠へ出た。今から竜を手に入れるのは難しかったし、竜に乗れば目立つので、危険かもしれなかった。とにかくどこかへ逃げ出そうとした旅装の人間が、抜け駆けをさせまいとする人間に襲撃されるのを、何度か見かけた。

 三人は、無事に町を抜け出し、あてもなく沙漠を歩く。

 食料と水はたっぷり十日分はある。たぶん、余ってしまうだろう。食料以外の荷物は、キダイの大剣、シャド・ラグだけだ。二時間も歩くと、まったく静かになった。さらに一時間かけて、適当な木の下に腰を落ち着けた。

 見上げると、太陽の船が透明な天海の上を、暗い滝のほうへゆっくりとすべって行く。いつもは、たまに大きくゆらりと揺らぐだけの天海が、大きな滝壷の池の端に打ち寄せる波のように、ひたひたと小刻みに揺れていた。

 ぞくりとする不安と、わくわくする期待の両方が胸をよぎる。

 沙漠へ出ても、三人のやることと言えば、歌って踊って食って寝るという、まったく、いつもと変わらぬ生活である。だが、今となっては、それが輝めく希少な一日だ。

 見ていると止まっているのだが、目を離していると、いつのまにか近づいている。そんな速さで、暗い滝は||世界の終末は、迫ってくる。

 はっきりと見えてくるにつれて、暗い滝がどんなものなのか分かってくる。

 それは、普通の滝が、滝壷に落ちる時に見せる水煙の、膨大なかたまりで、余りに分厚いので光を通さない。それで、上が明るい白で下がどす暗い灰色のグラデーションになっている。

 天海は、平らかには光を通さなくなり、ゆらゆらと波の影を沙漠全体に這わせている。

 揺れる光を受けた水煙の中に、虹が架かる。

 けぶる滝に、幾筋もまとわりつき、現れては消える。

 無彩色の暗い滝に架かる、極彩色の光の竜神。淡く光る十色の鱗。時に大きく、何百沙里もの弧を描く。

 暗い瀑布は、端から端までいったい何沙里あるのだろうか。ゆっくりと変化するひだをいくつも作り、全体としては半円を保って、見る者を包囲する。煙のようにもくもくとした形であり、やはり滝の垂直の形である。形を見極めようとしても、全て白く曖昧で、輪郭を見つけられない。

 低く唸る音が聞こえる。どろどろと、世界を圧する音。

 三人は、この光景について言うべき言葉を失い、ただ口を開けて眺めることしかできない。

 でも、この未曾有の大事に何か言いたいのだ。

  「…俺、はじめて、こんなの見た」

  「みんな、そうだって」

  「最初で最後ね」

 ラカラカが、両手にイセとキダイの手を握って言う。

  「言い残すことがあったら、聞いてあげる」

 イセはラカラカの頭を抱きしめてくちづけた。

  「ぼくが死んでも、浮気しちゃだめだよ」

  「…したくても、相手がいないと思う。キダイは?」

 キダイは背中を丸め、首を突き出して、うーんと考える。首を斜めにしてラカラカを見下ろした。

  「シャド・ラグが錆びないといいなー、なんて、思ってるんだけど…」

 顔色をうかがうキダイを、ラカラカはしばし見返す。

  「ムリじゃないの?世界中、水びたしになるんだよ」

 キダイは肩を落とした。

  「本当に、聞くだけなわけね」

 暗い滝のほうから、水を含んだ冷たい風が吹いてくる。

 見ているうちに、降海を背にして、白い山脈のようなものが現れる。はじめは何か分からなかったが、それもやはり水と水煙であるらしいと知れる。そのまわりにも、虹の竜神が遊んでいる。静かに中空に浮かんでいる。

 山のような水の塊が、轟音を上げ、だくだくと沸きかえって、地面を走る。どこまでも白いそれを凝視していると、盲いてしまいそうだ。天海の姿が見えないほどに、瀑布は大地にのしかかり、耳元で話す声も、轟きにかき消される。

 三人はしっかり抱き合っていたが、キダイが二人を押し退けるようにして離れた。できれば、二人に聞こえるようにと、大声を張り上げる。

  「来るなよ!たぶん、抑えられると思うけど!」

 左手に鞘を支え、右手を柄にかけて、目の前にシャド・ラグを掲げ持ち、抱き合ってこちらを見ている少女と少年に笑いかける。

  「最後の食事!今まで守ってもらったお礼と、俺が殺した人間に、詫び入れなきゃいけねえしな!」

 冷たい風になぶられるラカラカとイセが、口をぱくぱくさせているのが見える。耳に届くのは灰色の瀑布の響きだけ。

  「…ま、聞こえねえか」

 轟音に満たされて、無音の世界。

 シャド・ラグを抜き放つ。

 大気の腹に開いた傷口のように、ぬめって光る鍛鉄は、良く見ると片面は青みを帯び、片面は白み、刃先から見えない火花を散らしている。烈風の反りを持った刀身は、キダイの手に操られて、美しい弧を描いてひるがえり、キダイの左の胸に滑りこんだ。

 青年の長い体は二三度痙攣し、つま先で砂をかいて前のめりに倒れた。背中から、血曇りをまとったシャド・ラグが、瀑布に切っ先を向けて立ち上がる。

 ラカラカとイセが駆け寄る。口々に何か叫んでいるが、聞こえない。轟々たる無音。水の粒子を含んだ冷たい風が、吹き過ぎていく。

 キダイの口と鼻からは血の泡があふれ、倒れた体の上と下から新しい血液が蕩々と流れ出す。鮮血が砂の上を滑る。

 イセが帯を解いて、互いの体を結ぶ。キダイのターバンも使って、幾重にも巻く。

 轟音は、重なり合う爆発音の連続のようになって、地面と大気と三人の体を振動させる。その音に耳を塞がれて、何も聞こえない。

 山よりも高く沸き上がる津波が、大地を白い牙にかける。地面を削り取って、乱流の中に撹拌し、しかし外側には水煙を配して、その光景を隠しながら、三人に襲いかかる。

 ラカラカとイセは、お互いと、まだ暖かいキダイの体を、必死で掴み、抱きしめる。互いを轟きからかばいながら、悲鳴を上げる。

 何も聞こえないし、あたりは水煙に覆われて冷たい。

 互いの体の感触だけを必死に感じている。

 抗い得ない、巨大な力に飲まれようとして、本当に恐怖を感じているのかどうかも良く分からない。心に沸き上がる何かを、吐き出そうとして、思い切り悲鳴を上げる。

 抱きしめ合って、叫ぶ。

 とても音には感じられない轟音。

 そして、衝撃。

 地に落ちて流れ出した天海は、飲みこんだ三人の人間のために、さらなる微小な乱流をその中に生み出しながら、轟々と走って行く。

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