第3話今度こそ異世界に転移しました!

◻新人生也


 目を開けるとそこは........


「ムッ!気付いたかね?」

「ギャァァァァァーッ!」

「グフゥッ!」


 おっさんがいました。思わず殴ってしまった。

 って言ってる場合じゃねぇっ!


「すみません!大丈夫ですかっ!?」

「いや~アッハッハッー効いた効いた」

「本当にすみませんッ!」

「いやいや大丈夫だ。うむ、やっぱり若いもんは元気が一番じゃの」


 結構強めに殴ってしまった


「いやいや、今のは国王陛下が悪いですよ。目が覚めたら、目の前におっさんがいるんですもの。そりゃあ殴ってしまうのもしょうがない。だから気にしないで大丈夫だよ」

「はい。ありがとうござい..........え?今なんて?国王.....陛下?.........このおっさんが?」


 ぇ、国王陛下?


「ハッハッハッー国王をおっさん呼ばわりかッ!なかなか胆が据わっておるのぉ。

 なあ、近衛騎士団団長殿?」


 え、近衛騎士団団長?


「そうですなぁ陛下」


 えっ?マジで?本当に国王陛下?

 い、いやいやいやいやッ!何で国王陛下がここにいるの?!てかここどこだよ!?

 あ、何かデジャブを感じた。

じゃなくて、騎士団団長の前で陛下殴っちゃったよッ!ヤバイヤバイヤバイヤバイッ!あ、謝らないとッ


「この度は、ほんっとっスイマセェェェンッ!」


 フッ、決まった。我が奥義、ジャンピング土下座ッ!効果は特に無しッ!


「フッ、面白い奴じゃの。では名乗ろう、

ワシはアイクラット王国16代目国王、

ライガ・シンセ・アイクラットじゃ」

「私は国王値属近衛騎士団団長、

 アールス・ガルドだ」

「して、お主の名は?」


 ど、どう答えたらいいんだっ?

け、敬語で大丈夫か?!


「ハッ!新人生也でありますッ!この度の無礼、誠に申し訳ありませんッ!」


 へ、変な敬語になった気がするっ


「いや、いいんじゃよ。ワシが悪かったんじゃ。今回の件は不問とする。さてワシは、先に行っておるぞ」


 よかったッ国王大好きッ!会ったばかりだけど!


「分かりました。さて、セイヤ君。目覚めたばかりで悪いけど移動しようか」

「はい?いや、良いですけど....」


 何で?


「ありがとう。君が最後に目覚めたからね。君のくらすめいと?は先に目覚めて王の間にいるよ」


 てか、そうだった。俺は、異世界に召喚されたんだったんだな。クラスのみんな?

 あッ..............

ウン、ワスレテナイヨ、ホントダヨ?


「っと、ついたよ。ここが王の間だ」

「ありがとうございます。」


 さてと、皆はどんな感じにしているのかね?何人かは喚いてそうだけど。


「生也ッ!目が覚めたんだなッ!」

「おうよ、俺が最後みたいだな」

「ええ、そうよ。最後って言っても皆、さっき目が覚めたばかりだけど」


 へえ、そうなんだ。

 あ、アールス団長がきた。


「皆、目が覚めたみたいだね。それじゃあ、話を聞いてくれないかな?」

「うるせぇっ!いったいなんなんだよッ!どこなんだよここはッ!」

「そうだそうだッ!俺達はどうなっちまうんだよっ!」


 うわぁ、やっぱり喚き始めた。

 事前にリティア様からある程度教えられて、チュートリアルもしてきただろうに。

 

「皆、落ち着いてくれッ!今は嘆いてもしょうがないッ!それに、最高神?様も言ってたじゃないかッ!チュートリアルも受けたんだろ?なら今は黙って話を聞こうッ!」


 ここで イケメンの こうげき


「うるせぇっ!」


 ただし チャラ男には こうかがない


「そうだよ!皆、話を聞こうよ!」

 

 マドンナの こうげき


「鈴野が言うんだったらしょうがねぇな」


 チャラ男には こうかばつぐんだ!

 

 うわぁ、さすがイケメン正義君だな。

 まさしく主人公だ。

 後、チャラ男はマドンナが言った途端手のひら返し。

 これはさすがマドンナって言ってもいいのか?いや、やめとこ。チャラ男が単純すぎただけだな。あと、何でポ○モン風になってたんだ?


「ありがとう、話を続けるよ。皆は最高神様から、なぜ我が国に召喚されたか聞いたかな?」

「いや、聞いてません」


 確かに、聞いてないな。てか最後に重要なとこ丸投げかよ。

 それでいいのか最高神?。


《いいんです。私は最高神の一人ですから》


 うわっビックリした。幻聴がきこえた。

ウン、幻聴のはずだ。ボク、ナニモキコエテナイヨ?ホントダヨ?


「ならそこから話そうか。

今、我が国に危険が迫っている。

今はまだ大丈夫だが、いつか近い未来に

 魔王が復活してしまう。

 そして何より危険なのが、

 魔王と魔王が作り出す悪魔は異世界からきた勇者達、つまり君達しかダメージを与えられないと言うことだ。

 勇者を召喚できなかった場合、世界の危機になってしまう。故に、」

「いい、アールスよ。そこからはワシが話そう」

「ハッ!」


 あ、国王出てきた


「そう、故に、ワシ達は異世界からある程度成長しており、まだ完全に成長仕切ってないお主達を召喚したのじゃ」


 なるほど、だから俺達を召喚したのか。

理に叶っているな。自分達じゃ勝てないなら、勝てる相手にやらせれば良い。


「しかし、勇者召喚は神がこの世界の危機に成りゆる脅威を排除するために行われるもの。故に、我々にはお主達を元いた世界に帰すことができぬのだ」

 

 マジですか、いいんですけどね。俺は。

ぶっちゃけ帰ったところで何もないし。

 こっちの世界の方が楽しく人生を謳歌出来そう。


「な、なんだよ...それ.......お、俺達は、どうなっちまうんだよっ!」

「ふざっけぇんなぁっ!元居た場所に返せよっ!」


 いや、だから帰れないって言ってんじゃん。ちゃんと話聞いてたの?

 まあいいや、チャラ男のことはどうでもいいし。

 しかし、ここでイケメンが高らかに言うッ!


「皆ッ!俺の話を聞いてくれッ!

俺は、この世界の為に戦おうと思う。

この世界の人達は他人だ。

家族でも友人でもない。

だけど!だからこそ!その人達の為に、

戦って世界を救ったら、俺ら

最高にカッコ良く生きれると思わねッ」キラッ


 やだ、カッコいい.......素敵な笑顔ッ!

 流石正義君!

 ま、どーでもいいけど。流石主人公。

笑顔が眩しいぜっ!別に眩しくないけど。

 

「うんッ!私もやるよッ!正義君だけにいい顔はさせないんだから!」


そしてマドンナが賛成しました。

そしたら必然的に.........


「うおぉぉぉぉぉーッ!俺はお前に付いていくよッ!」

「フッ、流石正義だぜ....」

「素敵ッ!抱いてッ!」


 こうなります。

 後、最後の台詞をはいた奴、先生だった.......いや、何やってんの?


『SE・I・GIフゥッ!SE・I・GIフゥッ!』


 何これ?俺もやらなきゃいけない感じ?

 無いな、うんこれは無い。普通にダサいんだか?あ、智哉はどーすんだろ?


ボソッ「おい、智哉はどーすんだ?」

ボソッ「まあ、適当にこの世界を楽しませて貰うさ」


 でしょうね。俺もだけど、智哉も案外ポジティブだな。


ボソッ「凜花は、いや、やっぱ何でもない。どうせ智哉についていくんだろ?」

ボソッ「当たり前じゃない。こんなファンタジー滅多にないのよ?てかもうないでしょ。」

ボソッ(もしかしたら性別変換とかあるかもだし...)

「あっ(察し)...........智哉、頑張っ!」


 しかも真顔で言ってるし、うん。

 俺はずっと親友ポジションだからな!


ボソッ「何をッ!?」


 可哀想に....何にも知らないだなんて...(笑)


ボソッ「ま、まあ、ある程度レベルが上がったら旅でもしてみようぜ!」

ボソッ「あぁ、そういえばここゲームみたいな世界だったな。

 やっべ、考えたらワクワクしてきた。

 一緒に秘境とか見つけたりな!」

ボソッ「そうね、秘密の魔法とか見つけたいわね」

 

 凜花が言う秘密の魔法は、秘密の魔法(性転換)だろ絶対.......

 ま、まあ、持つべき者は親友だなっ!

 俺も同じ考えだし。

 まずはある程度、レベルアップが必要だよな、スキルも使いこなせなきゃ意味がない。

 

「じゃ、移動するよ。皆、ついてきてくれ」


 あ、やべ話聞いてなかった。まあいいや

何とかなるさ!多分

 あぁ、楽しみだな。

待ってろよっ!まだ見ぬ異世界よっ!







____________________________________________


 どうも、小説弱者友之助です。

イヤー難しいですね!自分じゃこれが限界かも.....いや、限界とは越えるためにあるものッ!いつか書籍化して見せるッ!疲れた

それでは、

貴方に幸運と奇跡が巡り会わんことを❗


見てくれてありがとうございます‼

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ゲームみたいな世界にクラス転移しました~頂点に立つのは男の夢ッ!~~ 友之助 @Tomonosuke

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