10010:境を越えて
数日の間、
当然、そんな義務も義理もない。
それに、ボクは
ボクは
観察してみて分かったのだけれど、大日不仁身は
植物工場や畜産工場で生産出来る食糧には限界がある上、その維持には費用が掛かる。
欲しているのは、その食糧製造施設の為の燃料だけ。無論、これこそが
狭い敷地に居住者を置いている為、住居は
その狭さ
街中を見回る度、そこら
ブラックスポットで見られる程の
成る程、用心棒を雇い入れる理由も
それにしても、この街にはAIどころか
食糧生産工場を
機械化された各種工程を全て人力で
恐らく、
ある意味、賢い選択、と云える。
だが、それはそのままボク
つまり、
そう、そろそろ
ボク等が庁舎に訪れたのは一週間振り。
取り敢えず、
妖精帝國は鹿放ヶ丘で最も大きな領地を有している。それは
彼等も
それだけに、大日不仁身同様、独立した
外地への出張の許可はあっさりと通った。
無論、補導所の原則通り、
一人はニシダ。鹿放ヶ丘出身の男で、
もう一人はミナイ。
「よろしくね」
「うむ」、と仏頂面で答えるニシダ。
「こちらこそ、よろしく頼むよ」
―――
国境には放置された
大日不仁身が用意したものなのか、妖精帝國が
どちらの国も、関所を管理する為に割く
小競り合いが起きた時、関所の守りはほぼ意味をなさない。その
あくまでも
国境付近は
大日不仁身
妖精帝國側は農耕を営む者がいる為、辺境にも人の住まう住居をちらほらと見掛ける。と云うものの、
見た事もない
群がるその先には建物前の
舞台上には
「なんだ、アレはッ!?」
デュエット ~ 機甲サムライと吸血少女の流離い道中膝栗毛 ~ 武論斗 @marianoel
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