1000:VOODOO NINJA
空席のボックスシートを
間違いない――取引相手のオドゥオールはこの席に座っていた。ほんの少し前
テーブルに目を向ける。
そこには
「おにぃ!ここにオドゥオールが
Kurikara>......
「――それにしても、アレだけ短時間で逃げ
ボクに遅れてそのボックス席に迄やって来た
何かを探っている様子。
Kurikara>
「!?何、それ?」
Kurikara>
「前に見た
Kurikara>
「ただ?」
Kurikara>機械的過ぎる。機能美が過ぎると
「
Kurikara>......アソビがない!
「遊び?」
Kurikara>
「……
Kurikara>ヒトならざる何かの手を借りた、そう見受けられる。マズイな、店を出るぞ
おにぃはボクの腕を掴んで店の裏口に回る。
裏口は鉄扉を抜けてトイレに繋がるビルの通路、店外に迄通じている。
足早に立ち去るボク達を、出入口上部に取り付けられた
「おにぃ!カメラに撮られた」
Kurikara>大丈夫、記録は
仕事が早い――そう思った
ヒィーッハッハッハッハッハーーーッ!!!――
甲高い笑い声。
――!?な・に・ご・と!!?
「
沈み行く夕日を
「誰だ、アンタ!?」
「
――一体、何者……?
姿を現してからは、
この男、
Kurikara>
「コレが世界一危険な
Kurikara>これだけ明け
その黒人は胸元に手を
「
胸元から素早く引き抜いた手をこちらに向ける。
――ヒュン!
――キィイン!
義手から
「ヤルじゃあないかぁ~、クリカラぁ~?それじゃあ、コイツはどうかなぁ~?」
再び、高速で胸元に手を忍ばせ、
クリカラは縦横に2度、
キュイン!キィイイイン!
――二枚!!
白刃に
「ブラボー!いやぁ~、
出血――
――いつの間に!?
「ヒィーッハッーハッ!
おにぃは気付いているのだろうか――
――“影”の存在を。
弾き飛ばした
そう、コイツは
黒人は手にした
夕日に照らされた刀の影が、地を
――まずい!
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