九月からがほんとうの海
星向 純
1. 須磨海岸へ
さわやかな風が吹いていた。
ぼくは、バスタオルと
その強さは、
ぼくは、なおも下っていく。酒屋、
閉じている店も、月に二日ある『お
ぼくはまっすぐに坂を
そよ風に、
住宅街を出た。
その上に
歩道橋を、降りた先には
静かで、おだやかで、晴ればれとした、
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