第4話 このまま眠ろう
放課後。暗くなってきた。
いつものみんながクラスの片隅に集まる。
私たちのいつものお決まり。
その中の1人、隣の子と仲良く話すあの娘の脇に座り込み寄り掛かる。
反応は返ってこない。別に、期待してる訳ではない。
ただ寂しいだけ。悲しいだけ。
あの娘のいい香りがする。
あの娘の温もりが伝わってくる。
帰るまではまだ時間がある。
この幸せな状態のままで、
このまま眠ろう。
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