【第6回】第1章 可愛い戦闘侍女が付きました④
* * *
家族と
侍女のサリエは俺の自室のすぐ
目の前の鏡に映っている俺は母によく似た中性的な美少年。肌は色白で、目もパッチリしていて鼻筋も通っている。小顔で均整のとれた
細マッチョで整った可愛い容姿なので、俺的にかなり気に入った。
次はステータス確認だな。例の【クリスタルプレート】を呼び出す。頭の中で思い
どれどれ……俺のステータスはどんな感じかな?
ん? んん!? 種族レベルの表示が1になっている!
アリアさん、これでどうしろと? これはヤバイ! 俺の元のレベルは種族レベル18あったはずだ。何で生まれたての赤ちゃんみたいにレベルが1しかないんだよ! これ
身の危険を感じるので、
とりあえず、
【インベントリ】
よしできた! これは絶対欲しかった! ラノベではよく有る定番チートだよね。
【ナビシステム】この世界の情報を収集して、その情報を音声ナビしてくれる俺専用ナビ。
かなり集中してイメージしてみたがどうだろう?
「ナビゲイトさん居ますか? おーい? ナビシステムちゃんやーい!」
返事無し。やっぱりダメか……世界の情報に
音声ナビ的なモノが有れば
直ぐに要るのは、周りの
【周辺探索】自分を中心にサークル状に詳細探索する。MAP化し光点で敵味方をリアルタイムに確認できる。光点の色分けで敵味方の判別可能。
……よし、こんなものかな…………。
『……マスター、マーキング機能もあった方が良いのでは?』
「ふぁっ! びっくりした! もしかして、ナビシステムちゃん!?」
『……はい』
「なんで? 【魔法創造】成功していたの? どうして直ぐに返事してくれなかったの?」
『……
「女の人の声だね……可愛いアニメ声?」
『……マスターのイメージどおりです』
「マスターって言うのは?」
『……イメージどおりです』
「それも俺がスキル創造時に
『……分かりません。でも愛してるって、マスター言いました』
「エッ!?」
『……言いました!』
「あ!!
なんか、ヤバイのできちゃったかな。感情とかあるのか?
『……創っておいて3分で捨てられる
「げっ! 思考も読めるって神と一緒ジャン! 俺のプライベートは? あの~、24時間
『……マスターがそうイメージをしたはずです……3分で捨てられる?』
「もうぶっちゃけて聞くね……若いリビドーに負けて
『……ナビします! ナビシステムだけに』
「上手い事言ってないからね! 後、直リンクで俺の網膜上にエロ動画送ってこないで!」
『……マスターのPCの隠しフォルダに入っていました。再生回数の一番多いヤツです! 前回再生
「えっ? 日本の俺のPCと
俺の思考も
「ナビシステムちゃん、少しの間だけどよろしくね」
『……少し? あ、はいよろしくお願いします』
とりあえず、いつ
【カスタマイズ】自分のステータスやスキル熟練度を
【マジックシールド】魔法で熟練度相応のダメージを吸収してくれる。
【プロテス】物理防御の強化魔法。
【シェル】魔法防御の強化魔法。
【無詠唱】魔法の詠唱をしなくても発動できるようになる。
これだけあれば
問題は創った各魔法のMP消費量だ。1つ発動するのに消費MP1000とかだと詰みだ。できるだけ早めに検証する必要がある。
『念話できるのかな? ナビシステムちゃん?』
『……はい、それで念話可能です』
『システムちゃん、今この
『……可能ですので
名前がほしいのか……確かにシステムちゃんはそっけないよね。
『じゃあ、ナビシステムだからナビー! 「ナビー」音的に凄く可愛い
少しカーナビやナビゲーターとかの説明もしてあげたら、自分で検索していたみたいだ。
『……運命共同体でパートナーですか。ナビゲーターのナビー、凄く気に入りました。今からナビーとお呼びください! この世界でオンリーワンです!』
気に入ってくれて良かったが、こいつ結構ちょろいな……。
『……聞こえています! チョロくて良かったですね!』
『思考を読みやがった……悪かったって。でも可愛い良い名前だろ?』
そうだ、折角ナビーが居るんだし、もう1つ創っておこう。
【詳細
『……鑑定魔法の応用ですか。凄く良い発想です。以降ナビーがサポートします』
初期値として
『そうだナビー、相談なのだが、実は生き返ったことで俺の種族レベルが初期化されて現在レベル1しかないのだが、どうしたものかな?』
『……レベル1……これは凄く危険な状態ですね。う~ん、手っ取り早くレベルを上げるためには魔獣を
スライムきたー! 魔獣狩り……なんか異世界っぽくていい!
明日はサリエとこっそりスライム狩りに行こう。
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