夏
草木と生命の躍動 弱肉強食 熱 思考の放棄
夏がまだ弱い日
空を行く飛行機
河原に寝そべって私は
過ぎ去るまでその姿を
ただじっと見つめていた
赤血球みたいな形の石を
水に向かって投げつけても
1回跳ねればいい方で
隣でバッタが跳ねてどこかへ消えた
キャッチボールをする若い夫婦
草むらを駆け抜ける野良猫
流す汗もない私は
双眼鏡を逆さに覗く
橋げたの影が濃くなった気がした
夏がまだ弱い日に
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